7月29日の早朝、殺人罪などで起訴されて東京湾岸署内の留置場に勾留中だった女（47）が死亡したことが明らかになりました。
死亡したのは、2021年12月29日に歌舞伎町で無理心中を図った人物で、当時9歳の長男をホテルの非常階段から落として殺害した疑いがもたれていました。
幼い息子を殺害して自身も自殺とした最期、原因は何だったのか？
もくじ
歌舞伎町で無理心中、9歳長男殺害の母親が自殺
この事態が明らかになったのは、2022年7月29日（金）の午前6時35分ごろのこと。
警視庁東京湾岸署内にある留置場で、起床を呼びかけた警視庁の留置担当官が、布団の中で息をしていない女（47）に気付き、病院に搬送しましたが死亡が確認されました。
この人物は、東京都新宿区歌舞伎町のホテルで、2021年12月に長男（9）を非常階段から転落死させたとして殺人罪などの罪で起訴されていました。
当時、室内には他に複数の収容者もいましたが、口にちり紙とみられる異物が入っていたほか、枕元に自ら命を絶つという趣旨のメモがあったことから、警察は自殺を図ったとみて調べています。
「３人で順番に…」９歳男児転落死、殺人容疑で母親逮捕
※2021年12月30日の記事
２９日午前７時ごろ、東京都新宿区歌舞伎町のホテルの前で小学３年の男児（９）が倒れているのを付近の交番の警察官が発見した。男児はその場で死亡が確認された。警視庁新宿署は男児を転落させたとして、殺人容疑でホテル内にいた無職の母親（４７）を逮捕した。男児は母親の長男で、調べに「殺意を持って突き落とした」と容疑を認めている。
逮捕容疑は２９日午前７時ごろ、歌舞伎町のホテル２３階の非常階段付近で、何らかの方法で男児を殺害したとしている。
母親は２８日午後５時半ごろ、男児と小学１年の長女（７）の２人とともにホテルにチェックイン。１７階の部屋に滞在していたとみられる。
同署によると、何かが落ちるような大きな音を聞いて駆け付けた警察官が、倒れている男児を発見。ホテルの２３階に人影が見えたため、向かったところ、通路に母親と長女がいたという。２３階の非常階段付近には母親のものとみられるブーツが、そろえた状態で残されていた。母親は「３人で順番に飛び降りるつもりだった」と話しており、「無理心中しようとした」との趣旨の供述もしているという。
母親は川崎市在住で、子供２人と夫の４人暮らし。精神疾患があり、以前から精神的に不安定な状態だったとみられる。
無理心中現場のアパホテル新宿歌舞伎町タワー
無理心中を図った現場は、アパホテルの非常階段部分で、この場所では別の自殺騒動も起きています。
アパホテル新宿歌舞伎町タワー
東京都新宿区歌舞伎町1丁目
9歳の息子を殺害無理心中図った母親の名前や身元
無理心中を図った母親の名前や顔画像などについては詳しい情報は明らかにされていません。
また、2人の子供と父親の4人で暮らしていたようですが、幼い女の子と父親が残される形に。。
-母親-
名前：不明
年齢：47歳
性別：女
職業：不明
住所：神奈川県
罪状：殺人・傷害（死刑又は無期懲役、若しくは5年以下の有期懲役）
-息子-
名前：不明
年齢：9歳
性別：男の子
職業：小学生
死因：高所からの転落
-娘-
名前：不明
年齢：7歳
性別：女の子
職業：小学生
-父親-
名前：不明
年齢：不明
性別：男性
無理心中の母親拘留中に自殺にネットの声
国家にとって国民というのは、三大要素の一つです。つまり子供は国家にとっての必要要素です。国土が脅かされることには敏感なのに、このことについて日本人は鈍感すぎる。莫大な子育ての費用を個人に負担させていると、お金がかかるから欲しいのに諦めようという人も出てくるのは当然。子育ては経済面だけで考えればマイナスにしかならないから。国の衰退にも関わるので、独身や既婚や子を生まない選択をした云々関係なく、子供に関する費用は国全体でみんなで負担していくのが逆に公平だと思う。
自殺未遂歴のある方を勾留するとき、配慮はできなかったのでしょうか。ずっと死ぬことを考えていたと思いますが、自殺する可能性が高い方を全て同じように対応するのはまずいのでは。いずれにせよ、哀しい事件です。相談できる方、いなかったのかな。
この事件すごく覚えています。確か妹さんもいたような…。お兄ちゃん亡くなり、逮捕されたママ亡くなり、一人残された妹さん。お兄ちゃんが落ちる現場も見てしまっているだろうし、かなりケアが必要かと。なんとかお兄ちゃんの分もたくましく生きて幸せを手にしてほしいと祈らずにはいられません。
子どもをかかえて働くのは大変だろうし…色々大変すぎてもどうしようもならないことってある。コロナ禍でいきなり勤務先が倒産したり、大黒柱が亡くなったりとかなかなか順風満帆とは行かないこともあるよね。
殺人罪は基本的に独房、そして30分おきに巡回。顔が見えないところにいると注意するはずなので、留置官の責任だと思う。ましてや筆記用具も持てないのに、メモって…要注意人物はカメラ付きの部屋に置かれるのに。留置所は面会者、弁護士くらいしか相談できないので、刑が確定するまでは本当に辛い。メンタルケアも必要だと思う。
本当に辛かったんだと思う。どうしようもないくらい、身体も心もしんどかったんだと思う。このお母さんの気持ちを理解を出来ることは無いと思うけど、考えたら胸が苦しい。今は、亡くなられた男の子とお母さんの御冥福を祈るしかできません。
