和歌山県で2021年7月15日(木)に起きた、車やバイク7台が絡む5人死傷の大事故。
この事故を起こした原因とされる乗用車を運転していた人物が明らかとなり、その当時の状況なども公開されてきていますが、その内容が衝撃的なものであり、ネットなどを中心に驚きの声が上がっています。
22歳の女性が死亡する大惨劇となったこの事故、何がおきていたのか?
もくじ
和歌山市湊、5人死傷の多重事故発生
この事故は2021年7月15日(木)の午前11時前に、和歌山県和歌山市湊にある「紀の川大橋」北側にある県道交差点で発生。
当時、交差点上で右折待ちで並んでいた車の列(4台)に後方から来た乗用車が激しく追突し、衝撃で並んでいた4台の車が玉突き事故に。
また、衝突した乗用車はその勢いのまま対向車線へと飛び出し、原付バイクと車1台に衝突し、この事故で原付バイクに乗っていた市内に住むアルバイト店員女性、竹田汐里さん(22)が病院に搬送されましたが頭部強打などの要因で1時間後に死亡が確認され、乗用車などに乗っていた男女合わせて4人が怪我で病院に搬送(いずれも軽傷で命に別状はなし)
事故直後から現場周辺では規制線が引かれるなど、現場は大混乱に陥っていましたが警察などの調査によって事故の原因や、乗用車の運転手の情報などが明らかになりました。
この運転手は和歌山市に住む美容師の女、西馬淳子 容疑者(51)で、てんかんの発作で意識障害に陥るおそれがある状態で車を運転したとして、和歌山県警が7月15日に危険運転致死容疑で逮捕しました。
車やバイク7台絡む大事故原因はてんかん?
今回の惨劇を引き起こした人物について、警察の調べで「てんかん」の発作でといった情報が出ており、持病として日頃から把握する状況にあった可能性が考えられます。
薬の使用の有無など、詳細についてはまだ情報がでていませんが、西馬容疑者運転の車が事故直前、蛇行しながら走る様子を、複数のドライブレコーダーで確認していたということで、原因は明らかですが、西馬容疑者は逮捕後の供述で次のように述べています。
東京都渋谷区笹塚で2021年1月にタクシーが人の列に突っ込んだ事故も、運転手が脳卒中の状態で運転を続けたために起きた事故でしたが、今回の事故も共通したものがあります。
和歌山5人死傷事故の現場どこ?現場画像がヤバイ、、
事故がおきた現場は、下記の「紀の川大橋」を抜けた先にある交差点上で、周辺はかなり緊迫した状況にあったことがわかります。
和歌山県和歌山市湊 県道752号 紀の川大橋
紀の川大橋通行止め渋滞中[和歌山市]
5台くらい絡む事故#渋滞 #和歌山 #紀の川大橋 pic.twitter.com/BJZ7LbnozM— 紀ノ川流域 (@wKMDYBXGAztwRwz) July 15, 2021
#紀ノ川大橋
詳細はわかりませんが事故の為紀ノ川大橋が渡れません。周囲の道も迂回するため混雑しています。お気をつけください。弊社前も混雑してます、、、。 pic.twitter.com/pj0NyPdLof— 中和印刷紙器@中和印刷ネットショップ (@chuwaprint) July 15, 2021
西馬淳子 容疑者の顔画像や店舗、経歴は?
西馬容疑者に関して現時点では顔画像などの公開はされていません。
またSNSでは同姓同名で同じ地域に住んでいる人物の情報は確認できており、一致する情報が多いことから本人である可能性は高そうですが、確証が得られていないため現時点では非掲載。
名前:西馬 淳子
年齢:51歳
性別:女
職業:美容師
住所:和歌山市
職場:不明
乗車:乗用車
▼罪状:危険運転致死
1年以上の有期懲役(20年以下の懲役)
繰り返される事故、逮捕後の供述にネットの反応
人を殺しておいて、ほんと、良くこんなこと言えるよな。普段から「事故起こしたらこうやって言い逃れしよう」と決めていたんだろうか。被害者と遺族が気の毒過ぎる。
てんかんであれば運転しないで下さい。心臓がぎゅっとなったら下を向かずにブレーキを踏んで下さい。
てんかん発作で危険運転にした判例もあるし、これも危険運転でいい。なかなか図々しいモノ言いで反省してるように思えない。危険運転を適用できる例をもっと増やしてほしいね。某事故のごとく、一般道を100キロで暴走して信号無視で人が死んだとしても信号無視は過失によるもので、飲酒・薬物等の影響がないから過失運転止まりなんて例は見たくない
心臓を患わって不整脈で気を失う様になってからICD装着しておりますが。車の運転中に気を失い事故を起し自分一人ならまだしも他人様まで巻き込む事を考えると、とんでもない事になるので免許は自主返納しました。
結局まともに運転できるような状態で運転してなかったって事じゃない?亡くなった人や遺族にとっては、てんかんじゃなかったから事故起こっちゃったけど仕方ないよねでは済まされないし、罪を軽くしてあげようとか思わない。
また病気運転での死亡者がでてしまいましたね。現在の道路交通法では、てんかんなどの精神疾患者の免許停止又は取り消しのための医師による通報は、任意でしかないのが一番の問題。これは、義務化にすべきでしたね。今回の事故は、加害者の主治医が免許取り消し手続きをしていれば、防げた可能性が高い。早急な法改正が必要。22歳の未来ある若い命が、絶たれてしまった。ご冥福をお祈りいたします。
自分も運転に支障が出る持病があるが、絶対に免許は取らないと決めてる。何かあってからじゃ遅いから。とはいえ地方在住だと車が無ければ仕事に就くのも大変というのは事実なようなので、免許取得禁止と引き換えに政府にはその点の救済措置を考えて欲しい。職業が美容師とあるけど、てんかんは美容師免許も厳しいのでは・・?法律上問題が無くなっても、自分から何かを手放す事も必要だと思う。
てんかんの診断が下りていて、医師から処方された服薬を怠っていた場合は、罪は逃れられない。自分は運転には重要な感覚器である視覚に疾患が見つかり、運転免許更新条件は十分に満たし、身体障害者手帳取得には遥かに及ばない状態で運転免許証を返納した。持っていれば運転してしまい、眼疾患が原因で事故を起こす危険性を考慮しての返納だった。首都圏在住なので運転できなくても困りはしなかったが、地方在住者だと返納はためらう事だろう。