9月20日（火）の夜、北海道旭川市で、男性がナイフで刺されて殺害される事件が発生しました。
この事件で近くに住む56歳の男が逮捕されており、さらに近くの建物では女性が血を流して倒れているのが発見されています。
住宅街でおきた凄惨な事件、、当時に何がおきていたのか？
もくじ
旭川市末広3条7丁目で男女が血を流して倒れている
事件がおきていたのは、2022年9月20日（火）の午後6時15分ごろのこととされています。
現場となったのは北海道旭川市末広3条7丁目にある住宅敷地内で、複数の目撃者から「刃物で刺されている人がいる」とした通報がありました。
これにより現場に駆け付けた警察などが男女2人が血を流して倒れているのを発見し、このうち旭川市末広3条6丁目に住む職業不詳の男性、金澤孝雄さん（32）が意識不明の重体で病院に搬送されるも死亡、ともに病院に運ばれた女性（金澤さんの妻）は、怪我の程度は不明なものの意識はあり命に別状はないとしています。
警察が金澤さんらを刃物で刺した男をその場で現行犯逮捕しています。
参照：折りたたみナイフで首を数回刺す…殺人未遂容疑で56歳の男逮捕 刺された32歳男性死亡 旭川市
旭川、殺人犯の正体！川口和人の犯行動機
この事件で殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、旭川市末広3条7丁目に住む自称・無職の男、川口和人 容疑者（56）で、犯行に使用された凶器は折りたたみナイフとされており、被害者の首などをナイフで複数回にわたって滅多刺しにして殺害しようとしたとしています。
現場を目撃した近くの住民は当時の恐怖を次のように述べています。
警察は容疑を殺人に切り替えて、事件のいきさつを捜査していますが、現時点で犯行動機については明かされていません。
※追加情報
男女の関係については夫婦（金澤さん夫妻）であり、事件当日に近隣トラブルがあって金澤さん夫婦が川口容疑者の自宅を訪ねた際、トラブルが発展したのか、自宅の玄関前で、金澤孝雄さんの首や胸をナイフで複数回刺し、金澤さんの妻も背中などを刺されました。
旭川市末広3条7丁目の殺人事件現場どこか判明
事件がおきていたのは「セイコーマート旭川末広３条店」のすぐそばであったようで、川口容疑者の自宅が近くにあるとされています。
北海道旭川市末広3条7丁目
トラブルから殺人事件まで一連の流れについて
-事件発生前：トラブル-
事件当日の午後、殺害された金澤孝雄さんの小学生の娘と娘の友人が道路で拾った玩具の銃の弾（ＢＢ弾）を、川口容疑者の自宅に向けて投げたことからトラブルが発生。
川口容疑者は、娘の友人のカバンを蹴るなどした上、子どもたちを激しく怒鳴りつけたとされています。
このことを聞いた金澤さん夫妻は謝罪を兼ねて、川口容疑者の自宅を訪問したとしていますが、川口容疑者の子どもに対する怒り方などをめぐり、口論になったとみられています。
※この際に子供2人と夫婦4人一家で車で家に向かったようです。
-事件発生後：殺人事件-
口論からヒートアップしたのか、川口容疑者は金澤孝雄さん(32)の首などを折りたたみナイフで十数回と執拗に刺しており、非常に強い殺意があったことが明らかになっています。
金澤さんの妻も背中などを刺されていますが、その状態で近所の人達に助けを求めたとしています。
また、現場近くにとめられていた金澤さんの車の中には、小学生と未就学児の２人の娘が乗っていましたが怪我などはありませんでした。
通報によって駆け付けた警察に、犯行を聞かれた際には抵抗することなく逮捕されたとしています。
-近所の人の意見-
川口容疑者の近所の女性
川口容疑者の近所の人
金澤さん親族の男性
中学時代の金沢さんの後輩
『衝撃映像注意』殺害された金澤孝雄さんの情報
川口容疑者に殺害された金澤さんについて判明しているのは次の情報。
名前：金澤 孝雄（かなざわ たかお）
年齢：32歳
性別：男性
職業：不詳
住所：北海道旭川市末広3条6丁目
死因：不明
関係：不明（容疑者との関係は不明）
また、一緒にいた女性は金澤孝雄さんの妻であったとされています。
※刺されて心臓マッサージを受けている様子が映像に残されていましたが現在は非公開となっています。
川口和人 容疑者の顔画像や経歴について
名前：川口 和人（かわぐち かずと）
年齢：56歳
性別：男
職業：自称無職
住所：北海道旭川市末広3条7丁目
罪状：殺人未遂（死刑または無期もしくは5年以上の懲役）
関係：不明（被害者との関係は不明）
原因が近隣トラブルであったようですが、刃物を持ち出していますが殺意を否認しているようです。
近隣の人は普通の人だったとしたコメントがあるようですが、、その真相は
街中で起きた殺人事件にネットでは不安の声
旭川市の残念なニュースが多いように思います。ただでさえ「旭川＝いじめ」という印象がある中、旭川市の治安の悪さをイメージさせる事件が続き市民は暗い気持ちになります。旭川の最近の明るいニュースは、やり投げの北口さんの快挙くらいしかないです。あとは残念なニュースばかり！
住宅の敷地内って事は顔見知りなのかな？最近意味の分からない殺人とか、江別でも友人と公園で話してた面識のない男性をなぐるとか、道内で嫌な事件が多発してる。穏やかに暮らしたいわ。
『自宅の敷地内で付近に住む金沢孝雄さん３２歳の首をナイフで数回刺すなどして殺害しようとした疑いがもたれています。』容疑者の自宅の敷地内に被害者の方はなぜいたんだろうか？付近に住むとあるから騒音とか何らかのご近所トラブルかな。
謝罪に行くならともかく苦情を言いに行くって・・・・・それも一家総出で。その行動もちょっと普通じゃないと思いますよ。いちゃもん付けてくる段階で、関わらないようにするとか問題が大きければ警察を通すとか・・・・・
売り言葉に買い言葉と言う言葉があるが、まさにそうだったんじゃないか、謝りに行った先で、口論になってしまった。子供にされた対応を見て、親も腹に据えかねたことがあったんだと思うけど、後先考えないで、切れてしまう人最近多い、まさか刃物を持ち出して来るなんて夢にも思わなかったんだろうね。
2023年11月14日、川口和人の裁判員裁判が開始される
起訴内容に川口被告は「弁護士に一任しています」と返答しており、弁護人は殺意を否認しており無罪（殺人罪および殺人未遂に関して）を主張しているようです。
「夫のＡさんを殺すつもりはなく、妻のＢさんを傷つけるつもりもなかった。当時の精神状態は心神耗弱または心神喪失で、殺人および殺人未遂罪は成立しない」
「心神耗弱」では「減刑」、「心神喪失」は「無罪」の主張とされています。
これに対して検察官は、確認に訪れた金澤さん夫妻に対して、川口被告が「全員ぶっ殺してやる」といって背中などを何度も刺したと、強い殺意を指摘しています。
参照：BB弾が発端でトラブルとなった子の親を死傷させた男 裁判員裁判で殺人「否認」 北海道・旭川市
弁護士に一任、被告人質問で回答とは
11月20日に行われた被告人質問で次のように回答したとされています。
＜被告人質問＞（被告に質問したのは、弁護人）
■きっかけとなった小学生の娘の“いたずら”
・カーポートの前で、３～４つの手荷物を下す様子に気づく
・「変わったことするな」と思い、防犯カメラを注視
・２人それぞれ３～４回、振り被って何かを拾って投げてきた
・砂利のところにいたので、石ではないかと思った
・人の家に物を投げるのは良くないと思い、１階に降りた
・「おまえら、何やってるんだ」と、普通よりは大きな声を出した
・２人は動かず、無言
・被告「人の家に物を投げちゃダメでしょ。どうして投げたの？」と問う
・どちらか１人が「ハエのような虫」と答える
・歩道の荷物の上をまたぐように歩くと、左足が当たった
・蹴ってはいない
・もう一度「どうして投げた？」と問うと「ハエのような虫」と答える
・その後、１人が「ＢＢ弾」と言って、掌に１つ持っていた
・ランドセルの肩ヒモを持ったが、押したり、引っ張ったりはしてない
・学校に連絡するつもりで「学校と先生の名前を教えてくれる？」と言った
・手元に紙が無かったので、女の子のノートに書いてもらった
・そのノートを破ってもらい、私がもらった
・謝るとかは無かったが、私は怒鳴ってない
・「正直に答えてくれたから、お父さんやお母さん、先生には言わないからね」と言った
・１人が「ありがとうございます」と言った
・（「言わないでね」と、言ったのでは？）「全然、違います」
・念のため紙を受け取り、それで終わったと思った
・（やりすぎた？）言い過ぎた感じはあったと思う■夫婦が訪ねてきた時の状況
・陽が落ちて、１台の車が防犯カメラに映る
・「変な動きの車だな」と不審に思う
・見おぼえない男性が歩いてきて、怪しい感じ
・30歳前後、170センチくらいのガッチリ型
・映っていた顔は、かなり怖い感じ
・昼の子どもの件で、どちらかがヤクザかチンピラを雇ったのではと思った
・襲撃に来たと思った
・棚に置いてあったナイフを、護身用に右ポケットに入れた
・ナイフを護身用に持ったのは初めて
・風貌が怪しく、怖いように見えた■実際に対面すると…
・（先に話したのは？）相手です
・いきなり大声で「おまえか！」と怒鳴られた
・（名乗られた？）何も言ってない
・もしかして、昼のことかなと少し思った
・ヤクザかチンピラの方かと思った
・相手の風貌がすごく怖くて、何を言ってるのかわからなかった
・玄関フードからカーポートに移動した
・（どうしてついていった？）何か言い分あるのかなと思った
・（どんな感じでした？）「どこだ！どこなんだ！一体どこに傷があるんだ！」と捲し立てられました
・（どう返した？）「何のことか、わからない」と返した
・（そうするとＡさんは？）「だから、どこなんだ、早く言え、この野郎」！と大声でくり返された
・（「イキんなよ」と言った？）意味がわからないので、知らない
・（２人で話している途中、誰が出て来た？）
・父が玄関ドアを開けて、顔を出した
・私は父に「大丈夫だから、中に入って」と言った
・「あれは、誰だ！」と聞かれて、私は「うちの親父だ」と返した
・くり返し「あれは、誰だ！」と言われ、殴られた後、父が被害を被るのではないかと思った
・（どういう心情だった？）とにかく離れて欲しかった、勘弁して欲しいの一心だった
・（どう行動した？）右ポケットのナイフに、彼の胸にナイフを切りつけた
・当時は、軽く切ったと思った
・（なぜ胸を？）首とか心臓とか内臓とか危険だと思ったから
・（ナイフ出したのはいつ？）父が入って、恫喝止まらなかったから、その時
・（どういう気持ちで？）恫喝は止めて欲しい、とにかく離れて欲しかった
・パニック、精神的に追い詰められてきた
・（殺してしまう可能性は考えた？）そういうのについては考えてない
・胸に軽く当てただけ、とりあえず恫喝を止めて欲しかった＜検察の冒頭陳述、長女、妻のＢさん、隣人などの証言＞
■きっかけは、小学生の娘の“いたずら”
・Aさんの長女（当時11歳）は友人と下校中、被告宅前で玩具の銃の弾＝ＢＢ弾を拾う
・直径わずか５～６ミリのプラスチック製
・カーポート奥の玄関前に投げつける
・被告はカーポートに設置した防犯カメラの映像を自室で見て、外に出る
・「おまえら、何やってるんだ」と２人を怒鳴りつける
・さらに、友人のカバンを蹴り、中の水筒を凹ませる
・２人に住所と名前をノートに書かせる■上記以外の長女の証言
・何度も「ごめんなさい、すみません」と謝った
・算数のノートをちぎられ、名前、電話番号、学校名、担任名まで書かされた
・ママに話すと、謝りに行くことになった■長女から話を聞いた夫婦は…
・生後７か月の次女も連れ、４人で被告宅へ
・Ａさんがインターフォンを押すと、被告はナイフをポケットなどに隠して玄関へ
・Aさん「娘がＢＢ弾を投げちゃったみたいで？」
・被告「石を投げられて、傷がついた」
・Ａさん「石って、どの石ですか？傷は、どこについちゃいましたか？」
・被告「それは、わからないけど」
・Ａさん「住所を書かせるほどのことなんですか？」
・騒ぎに気づいた隣人Ｘさんが２人に「やめましょう」と声かけ
・それでもＡさんは収まらず「やりすぎだろう！」
・被告「なに、イキッてんの？やるか」
・Ａさん「何をやるのよ」
・被告が右手に持ったナイフで、Ａさんを切りつける■夫婦を刺した状況
・Aさんは腕を上げて防御し、後退して逃げる
・隣人Ｘさんが被告をつかみ、止めようとする
・被告は追いかけて、背中などを何度も刺す
・妻のＢさんが被告に体当たり
・被告は、体当たり後に座り込んだＢさんの背中を刺す
・隣人Ｘさんが被告を後ろから羽交い絞め
・被告は「全員、ぶっ殺してやる」と叫びながら、なおもＢさんを刺す
・被告はＢさんから離れた後、自宅内へ
・隣人Ｙさんの通報で逮捕＜弁護側の反論、主張＞
■被告の精神状態
・夫婦を殺すつもりなどなかった
・危害を加えられると勘違いし、恐怖で精神障害を引き起こす
・心神耗弱、心神喪失
・善悪の判断ができず、思いとどまれない状態
・Aさんに「どこが傷ついているんだ」などと捲し立てられ、恐怖が膨らむ
・急性ストレス反応で何が起こっているかわからず、行為の危険性もわからない状態
・誤想過剰防衛が成立し、殺人、殺人未遂罪は成立しない＜鑑定医の証言＞
■ふだんの様子に精神障害なし
・問診は最短７分から最長85分、計21回の平均時間は49分
・社会性障害、発達障害などなし
・地元の高校の電気科をトップクラスの成績で卒業
・自動車関連など、複数の会社勤務
・2012年に実家に戻った後、就職活動はかどらず
・姉とトラブル、母親の入院後の事件時、父親と２人暮らし■事件前後の心理状態
・殺意を一貫して否認
・Ａさんの風貌に強い恐怖感、恫喝され、強く逃げたい思い
・最初にナイフで突き刺した後、大部分の記憶がない
・急性ストレス反応（弁護側も主張）の可能性
・ふだん使わない被告の言葉「イキッてんの？」からも伺える■事件の計画性など
・計画性はないとみられる
・防犯カメラでAさんを見て「怖い人が来た」
・思わずナイフ所持
・善悪の判断能力は、急性ストレス反応で一定の障害あるが、著しく喪失はない
判決については12月1日とされています。
引用：陳述と異なる状況「いきなり大声で『おまえか！どこに傷があるんだ、この野郎』と恫喝され、とにかく離れて欲しかった」
BB弾トラブルから裁判員裁判にネットの意見
精神疾患だろうがなんだろうが死んだ人は生き返らないのだからそれによる情状酌量やましてや無罪なんてあり得ません。言ったもん勝ちにならないよう普通に裁いてください。
一緒にいた子供は、自分がした事で父親が殺されたという事実にこれから一生向き合っていかないといけない。親の教育も間違っていたと思う。そして、カッとなったら何をするかわからない人が最近多すぎる。
最近の弁護士はなにかあれば精神的に～とかで無罪主張しているように思える。目立つ記事の一部なんだろうけど、それならその後に弁護士は一緒にその人物と暮らしてみるべきでは？無罪で問題がないのだから。自分や家族が同じ目に合っても笑って許してくれるだろう。弁護士の意義とは罪をなかったことにするのではなく、冤罪などを防いで不利益から守るためにあるもので、何でもかんでも無罪を主張することではないと思うけれど、違うのかな？
名前と住所書かせたらしいから気持ち悪いよね。ゴミ投げ入れられたら腹立つのは分かるけど、そこまでされた時点でどう考えても普通の人じゃないんだから、トラブルの元になってしまった子や乳幼児まで連れて、相手のテリトリーに行くべきでもなかった…警察に相談した方が良かったよな。。
殺人罪及び殺人未遂で２人も襲ったのに、過剰防衛とか精神が病んでいたとか、自分が助かるために作り話をしている時点で、罪に対する反省なしと判断すべきです。人を殺しても精神鑑定で罪に問えないとかふざけた法律を改定すべきです。
