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川崎市、長男雄一郎さん監禁死亡?現場どこか判明で原因何?麻生区栗木台、精神疾患の息子。両親ら逮捕、横山直樹、順子、奈々子

1月31日(月)神奈川県川崎市麻生区で、当時37歳の長男を自宅で4カ月にわたり監禁し死亡させたとして、両親と妹の3人が逮捕されたことが明らかになりました。

死に至るまでの監禁、しかし精神疾患を抱えた長男とその家族との間には何があったのか。

川崎市麻生区栗木台の住宅で長男が死亡、原因は監禁?

この事態が明らかになったのは、2021年9月6日(月)とされており、事件として逮捕されたのは2022年1月31日(月)のこと。

神奈川県川崎市生区栗木台の住宅で、当時37歳だった長男を監禁したとして、その両親と妹が逮捕されたことが明らかになりました。

監禁などの疑いで逮捕されたのは、川崎市麻生区に住む無職の男性、横山直樹(70)、同居する妻の横山順子(65)、長女の横山奈々子(36)ら。

容疑は、2021年5月4日ごろから同9月6日にかけて、長男の横山雄一郎さん(37)両手足を手錠やロープなどで拘束した疑いで、その後に長男は死亡しています。

普通の住宅街の一軒家、何がおきていたのか?

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長男が監禁で衰弱死?その行為の動機は何?

今回、一家が逮捕される事態が明らかになったのは、2021年9月に、死亡した雄一郎さんの父親が「息子が自宅で亡くなった」と県警に通報したことから判明。

通報を受けて警察官が駆け付けると、自宅1階の階段下で死亡している雄一郎さんを発見し、その後に捜査が行われていましたが、事態判明から5カ月近く経過してからの逮捕、事件となった動機とは。

 
父親

「手錠などを使って外に出られないようにしたことは間違いない、(雄一郎さんが)数年前から自宅にひきこもるようになり、去年5月に全裸で外出して通報されたことから、家の中に閉じ込めていた」

母親

「不法に逮捕監禁したとは思っていない」

長女

「なぜ逮捕されたのかよく分からない」

 

死亡の横山雄一郎さん、長年の精神疾患?

死亡した長男、雄一郎さんには精神疾患があったとみられており、大学生だった17年前から物を壊したり、大声を出したりするようになったとされています。

このときに家族から相談を受けた区役所の職員が医師の診断を受けるよう勧めましたが、受診することはなく、長男は家に引きこもる状態になったとしています。

その後2021年5月には、雄一郎さんが衣服を身につけず裸で1人で家から出て、警察に保護されるなどの騒動が起こり、それをきっかけに区役所から医療機関を紹介されましたがここでも受診などはせず、その後に監禁するようになったとみられています。

監禁が続くなかで雄一郎さんは2階から転落して頭を強く打ったあとに衰弱して死亡したとみられていて、父親が警察に通報したことから事態が判明しています。

警察はこの件に関して、保護責任者遺棄致死の疑いでも詳しく調べています。

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川崎市でおきた監禁衰弱死、、現場はどこ?

今回事件となってしまった現場の住宅は下記の場所にありますが、住宅が密集してる場所です。

神奈川県川崎市麻生区栗木台5丁目

 

横山さん一家の情報について

今回事件となった横山 雄一郎さんの一家については以下の情報。

名前:横山 雄一郎
年齢:37歳
性別:男性
住所:奈川県川崎市麻生区栗木台
罪状:逮捕監禁(3月以上10年以下の懲役)
死因:衰弱死
※17年前、大学生のころから精神疾患(以降にさらに悪化か)

-父親-
名前:横山 直樹
年齢:70歳
性別:男性
職業:無職
罪状:逮捕監禁(3月以上10年以下の懲役)

-母親-
名前:横山 順子
年齢:65歳
性別:女性
職業:無職
罪状:逮捕監禁(3月以上10年以下の懲役)

-妹-
名前:横山 奈々子
年齢:36歳
性別:女性
職業:不明
罪状:逮捕監禁(3月以上10年以下の懲役)

※保護責任者遺棄致死の容疑でも捜査が進められていますが、この場合は「3年以上20年以下の懲役」となります。

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誰でも起きうる悲しい事件にネットでの意見も様々

こういう事件は悲しすぎる。行政や施設へと言うけど、受け手が無い時もある。本当に家族の大変さは計り知れない。

明日は我が身です。入院とか行政に相談とか簡単に言うけど、なかなか動いてくれないんです。行政は忙しい、結局家族がどうにかするしかなくなる。

ニュースでは、長男は17年前くらいから精神的疾患があって物を投げたり大声を出したりと言った行動があったそうです。監禁や手にかけるのはよくないけど、でもご家族は本当に大変だったんだと思いますよ。

人が一人亡くなっていれば警察として放置できないのはわかる。しかしこの家族の心中を考えるとこちらも心配なってくる。施設に預けるとか役所に相談とか安易に意見している人がいるけど事は簡単ではない。もしも他人に迷惑や危害を加えるような状況になっていたら、それでも警察は事前には動けない。

精神の病気を抱えていても、入院するのが嫌だって言って入院しない人もいるし、自分の病気を認められない人もいる。人をコントロールすることは難しい。だから拘束するしかなかったのかな。想像する事しか出来ないけど。私の家族も似たような状況で他人事じゃないと思った。

統合失調症など精神疾患があったのかな?精神疾患で大人の男性が暴れ出すと手が付けられないし、隣近所からも白い目で見られるから御家族も大変かと思います。こういう精神疾患を持つ家族にも何かケアする手助けしてほしいです。家族が抱え込んでしまって鬱になってしまうケースもあります。

多分だけど、拘束しなかったら家族みんな暴行受けたり殺されかねなかったりだったんじゃないかな。そうでもしないと同じ家に住めない。長男残してでも出ていくわけにも行かない。って勝手に思うけどそういう部分も含めて報道しなきゃ意味ないんじゃ無いかな。

精神疾患の男性、この方は家族に暴言や暴力を振るっていた場合はそれも考慮されるのでしょうか。37歳の成人男性相手では、高齢の両親も妹も力では絶対にかないません。万が一家族が殴られてたり安全を脅かされていたとしても、拘束してはいけないのでしょうか‥。施設に入れろと言っても本人にある程度の意思があると、施設を拒否する場合も多いです。

精神科で働いています。家族で支えきれないと思ったら、まずはそれを病院・保健所・警察・行政(役所)ありとあらゆる所で相談して下さい。記録を残す事が必要です。対応する人によっては家族でみるよう説得される可能もあります、絶対「家族では限界、無理」の意見を曲げないで下さい。どうか諦めないで。特に病院への相談の場合は入院前の時点で、退院後に退院先があるかないか(家族が引き受けられるか否か)で入れる病棟が変わってくるパターンがあります。何も言わなければ3ヶ月以内に自宅退院です。本人には酷な様ですが、やはり家族も限界があります。頼れる所は全て頼って、このような最悪なケースを回避して欲しいと思います。

 
精神障害者と家族の問題に詳しい大阪大学の蔭山正子教授の意見として下記のコメントがありました。

「一般的に精神疾患の患者の家族は自分たちでなんとかするしかないと抱え込む事がある」
「精神疾患の患者が家庭内で死亡する事件がこれまでも繰り返し起きており、精神障害がある人が、地域の中で暮らすことに対するサービスや仕組みが育っていないことが背景のひとつ。」
「精神疾患は症状が悪化すると病院に連れて行くのが難しくなる。悪化したときに自宅で医療や看護が受けられるような支援を充実させることが必要ではないか」

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