7月27日(月)愛知県春日井市の工場でクレーンでつり上げられた鉄板が落下し、作業員2人が下敷きになり、1人が死亡、もう1人が怪我をする事故が発生しました。
工場で起きた死亡事故、、原因は何だったのか?
今回は春日井市で起きてしまったこの事故について調べてみます。
もくじ
春日井市の工場「大池製作所」で鉄板落下による死亡事故
この事故が発生したのは、2020年7月27日(月)の正午前のことだったとされています。
事故は春日井市内津町にある「大池製作所春日井工場」から「クレーンでつるしていた鉄板が落下した」と消防への通報から明らかになりました。
通報を受けた消防が駆けつけたところ、工場の中で作業員の2人が、落下した鉄板の下敷きになっていおり、すぐに救出し病院に運ばれましたが、このうち、従業員の杉原太一郎さん(46)が出血性ショックで死亡。
もう1人の従業員30歳の男性は、怪我をしているものの命に別状はないとされています。
鉄板落下の原因は?下敷きになった理由は何?
通常クレーン車で何かを吊り下げている際、その下に人が立ち入ることは安全規則などで禁止されています。
落下した鉄板は、縦4メートル、横1.5メートル、厚さが2センチで、2mの高さから2人の上に落ちたとされています。
今回、なぜ吊り下げていた鉄板の下敷きになってしまったのか?その要因として当時2人は「鉄板の清掃をしていた」いたようです。
鉄板の落下原因についてはまだ不明で、警察が調査を続けており、安全管理に問題がなかったかについても捜査がされています。
事故現場の大池製作所春日井工場はどこにある?
事故が発生した工場は、市街からは少し離れた山の中にあるようです。
こちらでは印刷機械の部品などの製作がされています。
大池製作所 春日井工場
〒480-0301 愛知県春日井市内津町187
事故で死亡した杉原太一郎さんについて
名前:杉原 太一郎
年齢:46歳
職業:会社員(工場の従業員)
住所:瀬戸市水北町
市は違いますが、働いていた工場までは車で30分ほどの距離だったようです。
死因:出血性ショック
※出血により体から大量の血液が失われることで、全身の臓器障害が引き起こされること。
工場での死亡事故にネットの声は?
吊り荷の下での作業が不可避な場合、安全バーでないにしろ、何かブロックを置いたり落下を想定してたら生命だけは助かったかもね。おそらく、怠慢な安全対策が日常化してだんだろう。
吊り荷は落ちる。だから吊り荷の下には入らない。どうしても入らざるを得ないのであれば落下養生実施の上作業する。当たり前過ぎる当たり前。
クレーン作業がある会社なら危険予知の訓練とかやってなかったんかな。
吊り荷の下に入らないのは基本だし落下防止措置等してから作業するのが無難なんだけど。
なんでもそうだけど手を抜くことで安全レベルを下げることが労災の直結要因になりやすい。
毎年起きていますが、工事現場で路面確保のために敷くような鉄板はフックで簡単に吊っているだけなのでよく外れます。
下や周囲に近づかないのが鉄則です。作業する場合には必ず落下防止措置を取る必要があります。
下敷きってことは吊り荷の下で作業してたってことですよね。
吊り荷の下で作業するのならばそれ相応の対策を講じてなければ重大事故を引き起こす原因になる。
だから普通なら吊り荷の下で作業はさせないな。
吊り荷の下に入ったのではなく、吊り上げた鉄板の脇で作業していたのでは?清掃中に何かの拍子にフックが外れて、落ちてきた鉄板が倒れてきた、と推察します。
鉄板の清掃を行うのであれば、吊り上げても端部を地面につけておいて傾いた状態で上側を清掃するようにすれば万が一フックが外れても下敷きになることはないと思うんですが・・・。
それにしても、吊り上げた鉄板のすぐ近くで作業していたって、落ちたらどうなるだろうっていう怖さはなかったんでしょうか。それとも、怖くてもやらされていたのか。