九州学院高校といえば、春夏合わせて15回の甲子園出場、2022年夏の甲子園でベスト8になっています。
しかし、そうした野球の名門校とされる学校で、野球部員による未成年飲酒が複数回起きており、さらにはその事実が隠ぺいされていたことが判明して注目を集めています。
もくじ
九州学院高校で野球部員が飲酒
これは2022年11月28日(月)「NEWSポストセブン」による記事が公開されたことから判明したもの。
九州の熊本県にある、野球の名門校として知られる「九州学院高校」で野球部員による未成年飲酒が複数回起きていたとされるもの。
また、その飲酒行為は野球部員のみならず、剣道部なども絡んでいたとされています。
参照:《証拠写真入手》村上宗隆の母校・九州学院、甲子園出場メンバーの飲酒を公表せず国体出場
野球部員1度目の飲酒、ウィスキー泥酔事件
1回目の飲酒問題は、2022年6月12日の夜に、野球部員が近くの公園で飲酒し、寮で酔いつぶれた状態で発見されたことから。
寮の階段には吐瀉物まで残されており、寮監が問いただした際に飲み掛けのウイスキーボトルを提出して飲酒が発覚したとされています。
この事件は翌日に職員会議が行なわれるも、騒動を起こした野球部員は処分が確定する前に保護者の希望で転校することになったとしています。
そのため、学校はそのことを公表することはなく、その後も野球部は活動を続けて夏の甲子園に出場しベスト8を取得。
野球部員ら2度目の飲酒、チューハイ酒盛り事件
甲子園から間もない2022年9月5日の深夜、2回目の飲酒騒動が起きており寮の一室から騒ぎ声が響いていたため寮監が部屋の扉を開けると、寮生5人が酒を部屋に持ち込んで酒盛りをしていたところが発見されました。
関与していた人物のうち3人は剣道部で、1人は夏の甲子園に出場した野球部員。
また、当時の様子として5人が思い自ら撮影したとされる未成年飲酒の証拠写真が生徒たちの間で拡散され広まっていたようです。
その原因として、参加した1人が間違えて、全く関係ない生徒に送ってしまったことから。
寮監はこのことを『口外しないように』と生徒たちに伝えて隠ぺいを図ったとされていて、学校は野球部員による飲酒を公表することなく国体に出場していました。
九州学院高校は隠ぺいを否定、高野連に報告済み?
今回の飲酒騒動で、九州学院は2件の野球部員による飲酒は熊本県高野連に報告し「事案判明日から1か月以内に開催される公式戦の出場禁止が出された」としているます。
さらに学校は9月に飲酒した5人に謹慎処分を科したとして、野球部の活動については次のように述べています。
2度の飲酒を公表しなかった理由については次のように答えています。
が、国体は2022年10月2日に九州学院(熊本)と聖光学院(福島)の試合が行われており、事案判明日から1ヶ月以内の公式戦の出場禁止ではなくなっています。
※飲酒した個人なのか全体なのかは不明
未成年の飲酒や喫煙問題は全国で問題となっていますが、明らかにされているのは氷山の一角で、今回の件もまだ別の人物も関与しているのでは?とした声も出ています。
未成年の飲酒や喫煙問題にネットの意見は
隠して国体出場はちょっと学校の対応が悪いんじゃない?飲酒した生徒は当然出場不可とすべきだが連帯責任で全種目不参加というのも他の生徒の芽を摘み取ることになりかねない。学校が矢面に立って事件の経緯を説明し、他の生徒は出場させるくらいの努力をすべきだったんじゃないの?世間が認めるかどうかはその先の話。学校が毅然と法律違反を犯した生徒は処分し、他の生徒は守るべきじゃないの。後出しだとすべて否定的にとられるくらい学校の先生の頭ならわかりそうだけど。学校は生徒を守っていない象徴的な事件だと思う。
まぁスポーツ強豪校は得手して常識、社会性の未熟な子が多い。簡単に言えば一芸に秀でているためそこを強くしようとしますしね。そうなると社会の常識、マナーが欠如してしまう。プロを見てもそんなこともわからんのかと思う失敗をしてますよね。あとはレギュラークラスは何してもいい的な風潮は無くすべきだね。それは高校生だけではないです。プロの世界でもあるので。ただ、今の子は便利になり羨ましい反面、ちょっと窮屈で可哀想と思うことはありますが「タバコもお酒も二十歳から」はルールなんで致し方ないとは思います。まだ若いんだからこれを糧に良い人生を歩めたらと思います。
やってはいけないことをやるというのは非常にまずい。未成年者の飲酒は法律的にもダメなのは当たり前で、知っていて当然。それを知りつつも行った生徒は、自己中ともいうべき暴挙。自分で自分を監督するというのは簡単なようでなかなか難しい。そのような難しい言葉を並べるよりも、当たり前のことを当たり前にやるなどの簡単な言葉の方が、生徒たちにはわかりやすいのではないか?そういう指導を常日頃から行ったうえであれば、高野連に報告すると同時に対外発表もできたのではないか?せっかく、いい話もたくさんある中で水を差してしまうような行動は、まじめに取り組んでいる他の生徒にも影響を与えてしまうのでやめてほしいですね。
確かに一部部員の不祥事で、その他大勢の部員の夢や目標まで断たれてしまうのは悲しいし、起こってほしくない。しかし今回はケースは、そもそもは高校生である部員達の問題だけど、周囲の大人達の判断、対応、日頃の指導に問題があると言わざるを得ない。特に若い頃は間違いを犯す事は珍しい事ではないし、周囲の大人達がどのように指導するかが大切だと思う。不祥事を起こさない為の日常教育、その上でもし起こってしまった場合は仲間達にどんな迷惑がかかるのかなど、日頃から指導するのが大人の役割。隠蔽して、臭い物に蓋をするような方針では生徒達はろくな大人にならないよ。
結局後々バレる可能性は高い。身内も学校や部活の運営や方針に全面納得ばかりの人間ではないだろうし、身内からバレることが殆どだろう。国体出場中も色んな葛藤があったと思うが、やっぱり法律でやってはいけないことはしてはいけない。またみんなが責任を負うのも過酷であるが、バレずに通せるなら今までの辞退校はどう思うかも指導者は考えてほしいし、教育の観点からも考えてほしい。
今は分からないけど、高校生のころ、飲酒タバコは意外とやってる人がいた。高校生は体は大人でもまだまだ自律出来ないだろうし、簡単に手に入ってしまうからというのも原因のひとつと思います。抑制する意味で販売、提供した側に今みたいな形骸化したものではなく実効性のある罰を設けないとなくならない気がします。