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本宮市の阿武隈川へ工業廃液会社から有害物質が流出!?その場所と人体への影響は?

10月に入り、台風被害や豪雨による水害が続く福島県ですが、本宮市にて12日の台風の影響で有害物質が流出していたという情報が発表されました。

今回、この流出した有害物や危険性、その流出場所などについて調べてみました。

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有害物流出元のリサイクル会社の場所

今回、有毒物の流出が確認できたのは、台風19号による阿武隈川氾濫の影響で浸水被害を受けた、本宮市の糠沢にある工業廃液リサイクル会社「アイシー産業」

場所は本宮駅から車で10分ほどの距離

〒969-1204
福島県本宮市糠沢東禅寺 県道 73 号線沿い

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有害物流出のタイミングは?

10月12日、台風19号による大雨で阿武隈川の水位が高くなったことによって、川岸にあった工業廃液リサイクル会社「アイシー産業」の工場敷地が水没。

それによって、同工場内の敷地に保管してあった、有害物質のイソプロピルアルコールやトリクロロエチレン、ジクロロメタンが入ったドラム缶と一斗缶が阿武隈川に流出したとされています。
※管理していた帳簿も水没したため、流出量は不明。

同社は10月24日までに、有害物質入りのドラム缶を5缶、一斗缶1缶を回収したとされており、内容物の流出は確認されていないとのことです。
※有害物質ではない液体が入った空のドラム缶や一斗缶も多数回収済み。

現在、把握されている情報では、「中身の入った容器ごとの流出」とのことで、容器を回収した際の確認では中身の流出は確認できていない。といったような発表内容ですが、流出量自体が不明となっているため、中身の流出もあったとして判断したほうがよさそうです。

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流出した有害物質の人体への影響は?

▼イソプロピルアルコール

イソプロピルアルコールは、工業用の洗浄剤や希釈剤として使われることが多い物質で、普段日常生活の中でも手にする商品にも含まれています。

例)メガネレンズのクリーナー、CDやDVDなどのクリーナー、コンタクトレンズの洗浄液
水で拭くよりも乾燥が早く、ほこりや皮脂など、細かい汚れが取れやすいので活用されています。

※摂取や皮膚への付着でによって、血管、肝臓、、腎臓、脾臓などの内臓などに障害が起こる可能性があるとのことです。

▼トリクロロエチレン

脱脂力が大きいため、半導体産業での洗浄用やクリーニング剤として1980年代頃までは広く用いられていたものですが、発癌性が指摘され、代替物質への移行が行われている。

▼ジクロロメタン

非常に多くの種類の有機化合物を溶解し、難燃性の有機化合物であることから、広範囲で溶媒や溶剤として利用されている物質です。
特に金属機械の油脂を洗浄する用途で多用されていますが、環境負荷とヒトへの毒性の懸念からPRTR法により利用と廃棄が監視される物質でもあるとのことです。

※皮膚または目に接触すると炎症を引き起こす場合があることが知られており、蒸気を大量に吸引すると麻酔作用を示し、中枢神経系が抑制され、慢性毒性として肝機能障害がおこるとされています。

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気を付けておくべき地域は?

もし流出があったとしても、続く大雨と河川氾濫による影響で中身が薄まっている可能性があるため、人体への被害はないと考えられているようです。

ただ、有害物質の容器が落ちていた場合は、穴が開いていたりして中身が出ているところであったりすると人体への影響が懸念される事態になるため、もしそれらの容器を見つけた場合は、近寄らずに市役所など自治体に連絡をしてください。

また先日、同じく福島県の郡山市内にあるメッキ工場から毒物のシアン化ナトリウムが流出したと発表されていましたが、今回の流出については別件になります。

郡山のメッキ工場からの流出は、2件(別の工場)が発表されており、そちらは中身の流出はあるものの「阿武隈川への流出はない」とされています。

ただ、下記のような情報も発表されており、中毒症状とは違うようなので精神的なものの可能性はありそうですが、こうした事態の場合には常に最悪を想定して行動するのがよさそうですね。

台風19号で浸水被害を受けた郡山市富久山町のメッキ工場から毒物のシアン化ナトリウムが流出した事故を受け、市保健所が周辺住民の健康状態を調べたところ、20人が下痢や吐き気などの体調不良を訴えていたことが25日、分かった。意識不明や呼吸まひなどシアン化ナトリウムに特徴的な急性中毒の症状は確認されておらず、因果関係は不明という。
市保健所が同日発表した。20人は下痢や吐き気のほか、頭痛、喉の痛みなどを訴えた。当初は「健康被害は確認されていない」としていたが「急性中毒の症状ではなかったため公表しなかった」としている。

引用:福島民友新聞

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最後に

台風による被害、度重なる豪雨による水害で、これまでにない未曽有の被害が発生している現状ですが、人体に有害となる毒物や危険物を取り扱っている場所でのこうした流出事故は、またこれからも起こる可能性は高いです。

災害時などの場合にどのようにして流出などの二次被害を抑えることができるかは重要な課題ですね。

こうした流出はこれだけではない可能性があるので、周辺で危険物の取扱があった場所では、しっかりと調査・確認を行って早く安心できる環境になればと思います。

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