鹿児島県内の警察署に勤務する50代警察官の男が、ストーカー規制法違反の疑いで書類送検されていたことが明らかになりました。
この人物、かなり以前より訴えがあったとされていますが、隠避ともいえるような鹿児島県警の対応に注目が集まっています。
もくじ
鹿児島県警の警察官がストーカー規制違反で書類送検
この事件の発端は2023年2月中旬~下旬におきていたとされており、50代の男性警察官が20代の女性に対して執拗なつきまとい行為を行っていたとされるもの。
男性警察官はプライベートで訪れた所属署管内のクリーニング店で応対した女性従業員に対して、「何かあったら連絡して」と名刺を強引に手渡したことから始まったとしています。
その後に男性警察官は店を利用するたび女性に出勤する曜日などを尋ねたとされていて、このことから女性が警察署に相談をしていました。
当時警察署の幹部とされる人物が対応をしたとされていますが、相談後も一向に連絡や対応がされることがなく、再度確認の連絡をいれるまで放置状態であったとされています。
何故そのような状況になったのか?
もみけし疑惑?相談内容の開示請求で不存在
被害にあった女性によると、2月下旬に男性警察官の所属署に相談し、3月上旬からは県警本部に相談し、8月には自身が相談したことが分かる「苦情・相談等事案処理票」の情報を開示請求しています。
県警は女性の開示請求に対し、相談を受けた署の文書が存在しないと回答したとされています。
処理票は、市民から相談を受けた後、上司や関係部署と情報共有するために関係者の氏名や相談概要を記入するものですが、県警総務課は通達に基づき作成するとし、「一般論として(警察官の不祥事に関わる)監察事案や被害届を受理した場合などは作らない」と説明したようです。
しかし、女性が男性警察官の所属署へ初めて相談した数日後、店の周囲を車でうろつく男性警察官を目撃したという別の警察官の証言があったとされています。
県公安委員会は6月、女性からの問い合わせに次のように回答しています。
鹿児島県警警察官のストーカー事件の記事について
10/26(木)に南日本新聞社から公開された記事
引用:警官のストーカー相談しても音沙汰なし…鹿児島県警の対応に不信感募る 泣きながら語る被害女性「どこに頼れば…」
鹿児島県警の50代男性警察官がストーカー規制法違反の疑いで書類送検されたことを巡り、被害を訴える20代女性の相談対応をした署の文書は、開示請求で不存在とされた。女性は県警の対応に不信感を抱いており、南日本新聞の取材に「怖い思いをして相談したのに。どこに頼れば良かったのか」と涙ながらに語った。
女性によると、男性警察官から名刺を押しつけられるなどの被害を受けたとして2月下旬、所属署に相談。対応した署幹部が聞き取り後、「後日結果を回答する」と語ったが、女性は「こちらから問い合わせるまで連絡は来なかった」と振り返る。
その後、署幹部から「男性警察官は女性から好意を持たれていると勘違いしていた」「店の周囲をうろつく意図はなく、近くの別の店に行くつもりだった」などと説明を受けたという。相談後も、勤務先周辺を男性警察官がうろついていたという目撃情報があり、署の捜査担当者からの聞き取りもなかったとして、3月には県警本部へ相談。引き継ぎされた様子はなく、「何度も最初から説明させられた」と訴える。
不存在とされた署対応分の「苦情・相談等事案処理票」について、「署で作成した女性の相談に関する処理票を当時、システム上で閲覧した」と話す県警関係者もいる。相談対応した当時の署幹部は、取材に「話せません」とだけ答えた。
男性警察官は女性が被害を相談した後も同署管内で勤務。1人暮らしだった女性は遠方の実家から通勤するようになった。「最初から事件として対応してもらえれば苦しまず、告訴もしなかった。8カ月間謝罪もない。普通の生活をしたかっただけなのに」と話す。
県公安委員会は6月、女性からの問い合わせに「心情に寄り添った迅速な対応などの配慮に欠けており、県警に関係職員を厳正に指導するよう要請した」と回答。車で勤務先をうろつく行為は「署が関係資料を精査したが、客観的な証拠は認められなかった」とした。
県警総務課は処理票の有無や女性への一連の対応について、「個別事案への広報対応はしない」としている。
鹿児島県警ストーカー書類送検の警察官名前はだれか
この事件で書類送検された人物に関しては秘匿されています。
また、具体的な処分に関しても情報がでていません。
現在までの対応内容からすると、処分があったとしてもごくごく軽微なもので実質的にはなかったことにされてしまう可能性も。。
また、ストーカー事件の場合は被害者側が引っ越しなどで住所を変更したとしても、今回の場合は職場がばれてしまっているため、そこを逆恨みなどで狙われてしまう可能性もあり非常に危険な状態。。
ストーカー事件としては仕事帰りに狙われて殺害されたといった事件も度々おきています。
こうした場合にはGPSを埋め込むなどをして接近したらすぐにわかるようにするべき、とした意見がありますが加害者ファーストのため、取り返しのつかない被害が出るまで放置されることが多いです。
警察官のストーカー事件にネットの声は
こういった事案、警察でも省庁でも学校でも公的機関で隠ぺい等を図って、被害者を出したり、被害者に不利益を与えた場合に当事者や上司、幹部等に重い罰則を与えるような法律が必要なのかもしれませんね。
この様な行為は厳正に対処し再発防止を図るのは基本的対応である。しかし発生した事案を考えるに他の類似事案を見てみると年齢では50歳代が多くはないか。年齢から考えて更年期障害発生年齢で発生する病苦の一つではないかと考えてしまう。異性にたいする意識と行動、そして年齢には関連性があるのではと思えてなりません。
この鹿児島県警の不誠実な対応から「桶川ストーカー殺人事件」を思い出しました。日本の警察組織は相変わらず腐っているのですね。桶川事件では署員数名が起訴されましたが、問題を起こした警官もそうだが不誠実な対応をとった署員に対しても厳しい処分をした方がいいと思う。
ど田舎にNシステムもないのか、防犯カメラそんな筈ではないでしょう、これは立派な犯人隠避ですよね、こんな奴等に税金で給料を払っているのかと思えば情けないですよ。関係者を処分するのが妥当だが、どうせ生温い処分しかしないのでしょう、九州と云うところはひき逃げ犯もまだ捕まえられないし、中央から遠いからって好き勝手しているんじゃないよ、まるで外様だなぁ。
警察の身内をかばう果ての隠蔽や揉み消しは今に始まったことではない、自分も軽微な交通事故で事故現場の差し替えが行われ、一旦は再捜査となったが結局のところ証拠のもみ消しが行われた事実がありました。
何でも国や行政を叩けばいいってもんではないが、叩かれるべき事案に関しては声を大にして叩くべきだと思う。そのくらいいいよね、しょうがないよねというラインを越えている以上叩かれることも必要だが何かしらの対策も行動として変えていって貰わないと何も変わらない。警察系というのは、未然防止というのをほとんど対策しない。何人か残酷な被害者・死者が出ないと腰を動かさないそのような姿勢を恥ずべきことと認識することからスタートだと思う。