11月7日(月)の午後10時過ぎ、愛知県名古屋市にある「西部児童相談所」の敷地内で15歳の少女が建物3階から飛び降りて死亡しました。
当時、家出をしていた少女を保護していた際におきた悲劇、、なぜそのような状況になったのか?
もくじ
家出で保護した15歳の少女が児童相談所の建物から飛び降り
これは2022年11月7日(月)の午後10時過ぎにおきたとされており、現場となったのは、愛知県名古屋市中川区にある西部児童相談所の建物でした。
相談所の敷地内にある駐車場で、当時一時保護された15歳の少女が倒れているのを職員が見つけ、119番通報しましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
少女は11月4日に家出で行方不明届が出されていたところ、11月7日の夕方に警察に保護されて西部児童相談所に訪れていました。
少女が飛び降り自殺を選択した理由とは何だったのか?
参照:児相が一時保護の少女「トイレに行く」、数分たっても出てこず…3階の窓から転落し死亡
15歳少女の飛び降り自殺の動機とは
死亡した少女は、児童相談所に到着した直後に「トイレに行く」と申し出てトイレに入ったとされています。
数分たっても出てこなかったため、女性職員が様子を見に行くと窓から約10m下にある駐車場に倒れていたのが発見されています。
少女が案内されたトイレは建物3階にあるもので、通常保護した子供が使用するトイレと違って、窓が開く幅を限定したり、転落防止の柵などもなく安全対策がなかったとされています。
また、死亡した少女は2022年3月末~9月にも児相に一時保護されていて、別の施設に移った後に11月3日に保護者に引き取られていたことが判明しています。
その翌日は行方不明となっていることから、根本的な状況が改善されていない状況で家に戻されたため、再度家出するもすぐに保護されたことで絶望した可能性についての意見もでています。
児童相談所の橋本好司所長は次のように述べていて、対策も必要ですが、それ以前の根本的な状況改善に力を入れるべきではないかと考えられます。
西部児童相談所の場所や口コミについて
少女が飛び降り自殺をした現場の建物は下記の場所にある児童相談所の3階。
子ども青少年局西部児童相談所
愛知県名古屋市中川区小城町1丁目1−20
口コミに関してはあまり評判の良くない情報ばかりですが、こうした系列のクチコミ事態が悪い情報が乗りやすく件数も少ないため真偽のほどは不明です。
死亡した15歳少女の名前や身元について
死亡した少女については詳しい情報は明らかにされておらず、判明しているのは次の情報です。
名前:不明
年齢:15歳
性別:女の子
職業:無職
住所:不明
死因:高所からの転落による衝撃・負傷か
※2022年3月末~9月にも児相に一時保護され別の施設へ
※11月3日に保護者に引き取られるも翌日に家出して行方不明
※11月7日夕方に警察に保護され児童相談所に移った直後の自殺
15才少女の飛び降り自殺にネットの反応は
重要なのは転落防止の対策というより、時系列を読むと前回の保護後に施設で過ごし、今月3日に保護者に戻したが4日から行方不明・・・って、どのような家庭環境だったのか分かりませんが、保護者に戻された翌日に家出をするような親に返した事が問題なのでは??子供を返してはいけない親だったんじゃないかと想像してしまいます。家庭問題って当事者にしか見えないし、他人の前ではいくらでも取り繕うことができる。子供はどんな親でも親は親だと思っていて、いくら嫌なことがあっても最後にまた愛情を期待をしてしまったりする。本当に親の元に返していいのか判断が難しいけれど、どうにか救ってあげてほしい。家族だからと言って、一緒にいるだけが選択肢ではありません。
15歳とは本来は両親に支えられながら成長していかないといけない年頃。いろいろあったんだろう。もうこれ以上の苦しみはないと考え、次に生まれ変わることができるのであれば、幸せになって欲しいな。
児童養護施設の職員です。子どもの人権が守られて過ぎて様々な面で限界があるのも事実。嫌々児相へ保護された反抗期真っ只中の子どもは何をするか予測できない時もある。地域の中にあるため、刑務所や収容所ではないから建物の景観も考えなくてはならない。非常に難しい問題だと思います。
15歳まで、よく頑張って生きたね。数字で見ると短く感じるけど、本人にはとても長く感じられたのかもしれない。しにたい思いは、これが初めてではなかったかもしれない。大人は大人で、どうしようもない人はいるし、決まりや制度は、全員を救ってくれるわけじゃない…。せめて色んな耐えられなかった思いから、今は解放されていてほしい。
児童相談所に強制力がないのが問題。自殺を図ろうとする子供や逃げ出そうとする子供を一時的にでも出られない措置ができるようにしないと厳しい。児童相談所への通告の件数がここ10年で激増して、職員も疲弊してると思う。
反省は反省として…。今回の件は当然検証が必要だが、これで事相の腰が引けるような事があってはならない。ただでさえ一時保護には及び腰という状況において、積極性を失うようでは更なる悲劇につながりかねない。実際問題として、これが本人の意思だとしたら、防ぐ事は難しい。そもそも、どうやって察知出来るのか。察知出来たとしても、全ての手段に対するとなれば、それこそ常時監視という事になってしまう…。
児相が子どもを保護する場合は養育能力に課題がある親元などにいて生命に関わることに緊急性がある場合や、子どもの非行などで一時保護する必要がある場合など様々です。このお子さんがどういう事情で保護され、どういう心境でこの窓から外に出ようと思ったのかはわかりませんが、「保護」が必要と認められた状況で結果命をなくしてしまったことは残念でなりません。これによって保護を躊躇うことが増えませんように。。