栃木県内の市立小学校で2018年7月に6年生の男子児童がいじめの被害を文章で訴えたものを、担任の男性教諭(42)が対策をとらず、名前入りの文章をそのまま教室に張り出していたことが判明しています。
市の教育委員会は2019年3月にこの対応が不適切だったと認めるも、教諭と当時の校長に口頭での厳重注意のみで済ませていたとのことです。
いじめ問題の放置にそのいじめを助長させるような行為、この担任は何を考えていたのでしょうか。



もくじ
栃木県市立小学校で起こったいじめ告発文章暴露事件
児童の家族や学校の調査によると、担任の教諭はクラス全員にいじめに関する新聞記事を読ませ、感想を書かせるといった授業を行ったとされています。
その際、上級生や同級生からいじめを受けていた男子児童は、家族に相談をした上でいじめをされている現状を告発しました。
しかし、担任教諭はいじめについて相談に乗ることもなく、赤ペンで「その痛み、つらさを知っているからこそ、人に優しくなれる」「負の連鎖をどこかで断ちきろう」などと感想を書き込み、他の児童の文章と一緒に教室に張り出したとされています。
教室への張り出しは1週間ほど続き、それにショックを受けた児童は家族にもすぐには打ち明けることができなかったようです。
続くいじめと事件発覚!
いじめはその後も続き、冬休みが明けた3学期に入ってからは児童が休みがちになったことから、家族は2019年の2月に学校を訪問しことの経緯を伝え真相を問い詰めました。
担任はこの事件を隠していたようで、校長はこの時になって初めていじめ被害や文章が張り出されていたことを知ったとされています。
反省の色がない対応?
両親が学校へ詰問した際の答えや返答は明らかにされていませんが、もしきちんとした返答がなかく市教委に対する返答のみであれば反省の色は伺えないですね。。
▼市の教育委員会に対する担任の返答
この事件を受けて、市教委は教諭を2019年度はクラス担任から外して、担任と校長に口頭での注意をしています。
ただ、発覚しても前年度の担任は最後までさせており、また口頭での注意のみで済ますといった甘い対応に教育委員会の対応の遅さと甘さについても問題となっています。
ブラック赤ペン先生がいた学校はどこか?
問題のあった学校の特定はまだされていないようで、わかっている情報としては「栃木県にある市立小学校」です。
教育委員会や学校の対応からは「たいしたことではない」として、うやむやのうちに問題をなかったことにしたいといった思惑が見えますね。。
児童のいじめを暴露した担任の名前・画像は?
現状では、担任の情報などは出ていないようです。
ただ、新卒の若い先生ではなく何年も教師を続けてきた、熟練してくる年齢の教師であることに驚きですね。
名前:不明
年齢:42歳
住所:不明
職業:教師
※こちらは最新情報が分かり次第、情報を更新していきます。
担任や学校、教育委員会の対応に怒りの声
栃木の小学校教諭叩かれてるけど、はっきり言ってある程度効果はあったと思う。いじめた子たちは今、社会的制裁を受けている。別の対応だったとしても効果が無ければ親が怒鳴り込んでくる。本当にどんな対応しても教師が一方的に叩かれる。そして恨まれることもたくさんある。それが教師という仕事。
— AE (@smnsy) December 15, 2019
栃木の小学校の先生がいじめを受けてた生徒の書いた文を掲示したってあるけど栃木ってほんと悪いとこばっか目立つな
いじめとは関係ないけど中学3年の頃の担任が自分が全員高校受からせたってしたくて半分以上の生徒をその地域で1番学力の低い高校に行かせて苦情受けて辞めさせられてたの思い出したわ— イマジン (@imazin120829) December 15, 2019
栃木の小学校でいじめ関係の話題でまた教師に問題あったらしいですね…高校の先生が「小学校とか中学校の教師は特にそうなんだけど大学出てそのまま先生になってるから世間知らずなんだよね、将来がどうとか言って進路聞いてくるけどそいつらが一番社会を知らない」って言っててなんかあーってなった
— 水底の猫 (@minasoko_neko) December 15, 2019
栃木の小学校のやつみて思い出したけど、学校の先生たちって自分の話を綺麗にしたいがために生徒の個人情報ばらすような輩しかいないから今更って感じ
— ササクレ (@zkvPZysvkijqQpS) December 15, 2019
栃木の小学校のアレ、教師が「気持ちがわからない」ことよりも「事実を把握できない」ことが深刻なのでは…
— つっつ (@tsumi_trass) December 15, 2019
社会人経験が無いバカがそのまま何も社会を学ぶことなく歳だけ取った結果だよ。
こういうバカがいるからモンペも強くなる。真面目にやってる人に被害が行く。
この先生の考えは分からないが、恐ろしいことに本気でこういうやり方が正解だと思ってやってる先生ってわりといる…
中学の時、いじめを公表してやった正義のヒーローだぞ!みたいな先生いたな。
いじめについての記事を読んで感想を書かせ、教室に掲示する。それで完了の授業だったんでしょうね。
担任にはいじめの相談を受けてると感じられなかったのかな?この子の絶望を思うと悲しすぎる。
今は、小学校時代の同級生から離れて楽しく中学に通えてるといいな…
おばかさんな対応ですね。辛さがわかるならば、赤ペンで添削をしているどころの話ではありません。
その児童の辛さが本当にわかるならば、個別に呼んでもっと深く話を聞くのが筋では?
全く、その辛さがわかっていない人間に、「乗り越えよう」などと言われても、少なくとも私には響きません。
セカンドレイプのような対応に驚きました。いるんだ、この教師のような人間。
最後に
今回の暴露事件ですが、担任、校長、教育委員会、いずれも対応のまずさなど何が悪かったのかをきちんと理解していないように思えます。
いじめ問題は子供から大人まで多くの現場で発生していながらいっこうになくなることがありません。
そもそも教育から問題があるのであれば、大人になっても続くのは当たり前ですね。
こうした問題を根本から変えることができるのか、これからの最大の課題だと思います。


