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ロマンスカー虚偽予約9千回 志木市の無職男48歳は誰?名前や顔画像など正体特定調査

小田急電鉄の特急ロマンスカーの予約とキャンセルを、9000回以上にわたって繰り返し続けたとして、埼玉県志木市に住む無職の男(48)が書類送検されました。

悪戯電話など似たような事件は幾度かおきていますが、執念深い犯行を起こした人物の正体とその動機は。

ロマンスカー虚偽予約を9313回!無職男が書類送検

この事件は、小田急電鉄の特急ロマンスカーの座席予約とキャンセル9313回にわたって何度も繰り返していた男が、2022年7月13日に警視庁によって偽計業務妨害容疑で東京地検へ書類送検されたもの。

書類送検された男は、埼玉県志木市に住む無職の男(48)で、悪質な嫌がらせとみて起訴を求める意見「厳重処分」を付けたことが明らかになっています。

男は2021年3月~11月に、小田急電鉄の予約サイトでロマンスカーの座席を予約しキャンセルするといった行為を繰り返し行って、同社の業務を妨害した疑いがもたれています。

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虚偽予約9000回以上 志木市の48歳無職男の犯行手口

男が予約した席の大半(約9割)は、大型の窓から風景を楽しめる人気の展望席だったで、乗客から「予約が埋まっていた席に誰も乗っていない」との指摘が複数あったことから、小田急電捏が警視庁に相談しており、警視庁は非常に悪質な業務妨害として、起訴を求める意見を付けたとしています。

その手口は、自分のスマートフォンから専用の予約サイトから座席の予約をした後、発車15分前までに乗車券を購入せずにいると自動的にキャンセルとなる仕組みを利用したもので、そうした犯行を何度も執拗に繰り返していたとされています。

また、予約は本人名義で一度に複数座席(最大で一度に8席も予約)を予約するなどしていたようです。

 

犯行動機は嫌がらせ目的?供述がヤバイ

書類送検された男は調べに対して容疑を認めており、犯行動機については次のように述べています。

「(展望席に乗った際に)酒を飲んで騒いでいた客を乗務員(車掌)が注意せず、その態度に腹が立って嫌がらせをしようと思った」

書類送検時に無職となっていますが、今回の件で無職になったのか当時から無職であったのかは不明ですが、9313回という回数は1日でも34回以上しないとそれだけの回数は行えません。

また、人気席の場合は時期などタイミングによるものの、すぐに売り切れるほどのものもあったようですが、そうした機会が奪われていました。

 

ロマンスカーの展望席の料金について

ロマンスカーの展望席は、一般席と同じ特急料金で乗車できるようで、新宿から箱根湯本へ移動する場合は「特急料金 1,110円」+「運賃 1,220円」となります。

特急料金だけで計算しても1000万円以上になり、実際の被害損失額(機会損失)はそれ以上になると考えられます。

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ロマンスカーキャンセル男(48)の名前や顔画像正体

書類送検された男について、現時点では名前や顔画像などが公開されておらず、判明しているのは次の情報。

男は乗車を楽しむ鉄道ファン「乗り鉄」だったようですが、次のように述べてもいます。

「職場のイライラやロマンスカーの乗務員の態度が気に入らず、嫌がらせをするために予約した」

名前:不明
年齢:48歳
性別:男
職業:無職
住所:埼玉県志木市
罪状:偽計業務妨害(3年以下の懲役又は50万円以下の罰金)

こうした事件での罰金などは、被害者側に支払われるもの(賠償金)とは違うものの罰金自体もかなり安いと感じている人は多いようです。

小田急電鉄が損害賠償を求めて、民事で訴訟を起こすかなどは不明ですが、無職男が多くの金銭を持っているとは考え難く、こうした事件での被害の損害は泣き寝入りとなることが多そうです。

 

ロマンスカー虚偽予約9千回の犯行にネットの声

うるさいと思えば車掌に言う、車掌が注意しなければ会社に言う、会社が何もしなければ、ネットでみんなに知らせる。みんながどう思うのか、どう反応するのかは分からないが、一般人が出来るのはそこまで。自分一人が報復行動をしても自分が損をするだけ。

予約時にカード決済で済みますが、引き落とし、後に払い戻しでは、手間も取るし、いろいろうれしくもないでしょう。カード担保でも、プリペイドの少額カードを使われれば、意味がありません。結局他の方法で信用を証明するしかなくなり、ネット予約の利便性は大きく低下します。ごちゃごちゃ考えるより、第一歩は不法者への制裁強化かもしれませんね。

こういう執拗な嫌がらせって、怒りレベルをよく持続できるなと感心する。人間、カーッとなる事はあるだろうがそれを頂点で継続するのって難しいよ。徐々に冷静になったり馬鹿らしくなったりで、自分にとって一銭にもならない業務妨害なんてそうそう続けられない。暇で時間ならいくらでもあるからとかの話じゃないと思うんだよな。

これは地味に悪質。あまりにも利用者が受ける不利益が大き過ぎる。展望車両などの一部座席は旅館の予約のように1週間前キャンセル30%、前日キャンセル50%などペナルティを設けた方がが良いと思う。また、あらかじめ利用者の性別、年齢の登録などもできれば転売も減るのでは。他にも、キャンセル返金はポイントのみ、キャンセル回数に応じてアカウント停止など対策はあると思う。こう言う事が起こらぬよう、色々対策を取ってほしい。

偽計業務妨害で立件なのでしょう。当然民事でも請求するとして、しかし「無職」とのこと、取りようがないかもしれませんね。いわゆる「無敵」の可能性もあります。デジタル化、ネットのサービスは利便性も高いのですが、こういう行為に極めて脆弱、一般人も迷惑し社会的損失も大きいでしょう。「無敵」で不法な行いをする者をネットから締め出せればよいのでしょうが、難しいもの。どうするのかが課題です。

最近は規律、モラルを守らない人が多数いますよ。車掌さんも注意したって苦情になったら自分が困るから注意しないんです。だって会社が従業員を守ってくれないから。学校の先生だって生徒を強く注意したら親が苦情言ったりするから同じでしょう?今の世の中、おかしくなってますよ。このような現状を作ったのは政治家なのだから政治家がしっかり法律改正したりして人が働きやすくするために不都合なことは変えていかないといけないですね。

もう同じ人から5回くらいキャンセル続いたら悪質なご利用という判断で、二度と予約取れなくなる様にしたらいいのにと思いました。もしくはコメントでいろんな方が仰る様に、予約と同時に購入で良いと思いますね…。例えば支払い方法をクレジットカード以外にも後払いなどにする場合は(カード使わない、持ってない人も居ると思うので)、たまにチケットの会社にもありますが「期日までにお支払いが無ければ今後購入が難しくなります」みたいな注意換気もするとか。気軽に予約が出来すぎるのがダメだと思うので、きっちりした方が良いと思います。