12月1日(日)の午後2時半ごろ、関越自動車道で車が逆走して正面衝突を起こした事故で新たな事実が判明しました。
群馬県警の調べによると、事故車両に似た車が逆走する前から異常な行動をとっていたことが新たに分かっています。
今回の事故について、新たにわかった新情報などを調査していきたいと思います。



もくじ
事故直前からすでに異常行動が!?
関越自動車道を逆走して事故を起こす直前から「異常行動」がおきていたようです。
事故のおよそ15分ほど前に、1台の車が渋川伊香保ICでETCのバーを跳ね上げて高速道路に進入したことがわかっています。
車は赤城高原SAの駐車場でUターンした後、入り口から高速に戻り、4kmほど逆走したところで衝突事故を起こしたとみられています。
渋川伊香保ICから赤城高原SAへの経路
※群馬県渋川市赤城町長井小川田の関越道下り線、赤城インターチェンジ(IC)―昭和IC間で、追い越し車線を逆走
サービスエリアの中にあるガソリンスタンドの店員によると、事故が起きる数分前には、入り口から逆走して、クラクションを鳴らされている車がいたといいます。
人の世話になりたくないと免許返納を断っていた
津久井さんは、8年前に心臓の手術中に脳梗塞を起こしたことで右足に麻痺が残っていたとされています。
そのため、近所に住む人は津久井さんに対して免許の返納を勧めていたものの、「人の世話になりたくない」といって断られていたということがわかっています。
地元の自治会長の話
津久井さんの妹の話
人の世話になりたくないといったことはわかりますが、それで迷惑をかけてさらにはこうした事故で被害まで出してしまうのは、違うような気がします。
住んでいる場所から、生活のために車が必要といったことも理解はできますが、こうした部分は難しい問題ですね。。
事故を起こした津久井豊さんの情報
現在、顔写真などは出ていませんが、下記の情報がわかっています。
名前:津久井 豊(つくい ゆたか)
年齢:80歳
住所:群馬県渋川市赤城町宮田
▼特記事項
8年前の脳梗塞で右足に麻痺
2019年8月に今の車に買い替える
以前の車で自損事故を起こしていた
※事故で体を強く打ったことにより心肺停止により死亡
自損事故を起こして今の車に乗り換えたということですが、その事故自体も3か月ほど前のことだったようです。
逆走事故被害にあわれた夫婦の情報
沼田市の男性会社役員(74)のとその妻(74)の2名。
男性が両足首の骨を折るなどの重傷、同乗していたその妻が軽いけがで、いづれも命に別状はないとのことです。
事故にあった妻のコメント
高齢者による高速道路逆走事故を受けて
群馬県渋川市赤木町宮田逆走して気付かないなんて頭がしっかりしていたとは思えない
間違えは誰にだって起こり得ることだけどね
ふっとした時にただ高齢になると突発的に起きたトラブルへの対応能力(運動能力)やとっさの判断能力(危機回避能力)が衰えるのかなぁ
逆走している事に気付かないのもそうだし気付いてもどうする事が最善かが判断できない
人の世話になるどころか、大変な迷惑をかけて亡くなったんですね。
麻痺があったのは気の毒ではあるけど、意地張った結果がこれなら、怪我した人達しか同情できない。
怪我をした方々もご高齢。怪我治るにも時間かかるだろうし、それこそ障害も出るかもしれない。
この人達の人生めちゃくちゃにして、事故起こした本人はお亡くなりに。ご遺族は、どう償うんでしょうか。
法律云々以前に、いい加減モラルの問題に思います。免許返納の制度を知りながら、意地張った挙句、高速道路逆走。
本人は勿論ですが、もう、ご家族のモラルの問題でしょう…。
正直、被害者が亡くならないで本当に良かった。やはり75歳過ぎたら免許の更新時に健康診断的な事もした方が良いと思います。
年齢制限を決めるのも致し方ない。逆走事故が後を絶たない。
人の世話にもなってるし人に大迷惑をかけた。
他人事では無いと心の中では思いながらも返納に踏み切れない高齢者は多い。
高齢者の事故は昔からあったが、ここまでの重大な事故が続き、多くの方が犠牲になっている。
本人にしてみれば免許返納は確かに困ることではあるが、家族だったり周りの人間の一声も大切。
更には行政の免許返納に向けてのバックアップも必要ではなかろうか。それでも減らないのであれば法改正もやむを得ないと感じる。
最後に
今回の逆走事故ですが、どうして高速にのってしまったのかなど、そのあたりの事情はまだ謎とされているようです。
ただ、高齢者の自動車運転に関しては、年齢制限の見直しや、またそれに伴う介護などの問題など新たに考えていくことになりそうですね。



