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八王子署迷い猫川に放し老猫ノイ死亡。100人捜索パフォーマンス対応警官名前誰か特定は?飼い主の懸念

2022年1月末、JR八王子駅南口付近で迷い猫が発見され、その後に警察に預けられました。

その後、警察がその「拾いネコ」を勝手に河原に放したことで大きな騒動になっていた事件で、冬の寒空の下に放逐された猫が死亡していたことが明らかになりました。

1年以下の懲役または100万円以下の罰金ともなる、「動物遺棄」の犯行を行った警察の行動の理由(いいわけ)とは?

八王子署が迷い猫を動物遺棄で無断で川に放逐

この事件は2022年1月31日(月)の夕方、JR八王子駅の南口付近で首輪のついた猫が発見されたことから始まります。

迷い猫を見つけた女性が近くの白バイ警官にその旨を伝え、猫は八王子署から来たパトカーに乗せられ預けられることとなりました。

「八王子署で2、3日預かる」

その後、迷い猫の安否を心配した女性が、八王子市にある動物保護グループ「はちねこ」に同日夜に連絡し、その翌日の昼前にスタッフが警察へ確認の連絡を入れると次のように驚きの回答が返ってきています。

「その猫なら10時頃、署の裏の河川敷に放した」

首輪のあるネコをなぜ?と問うと次のような返答を悪びれることなくしたとされています。

「あの猫は捨てられたんです。飼い主が出てくるか分からないから放しました」

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2月16日、迷い猫ノイが無残な姿で発見される

その後、動物保護グループのスタッフが警察と一緒に河原を捜索するも発見できず、捜索チラシを作成し、SNSやHPで情報提供を呼びかけたところ、2月2日になって飼い主からの連絡がありました。

迷いネコはノイちゃんという20歳のメスで、奥さんがゴミ出しする際に一緒に外に出た後に気づいたらいなくなっていたとされています。

チラシやSNSを見た市民ら延べ1000人ほどが捜索に加わるなどして、2月4日は破損した首輪や毛の一部が見つかったようですが、ノイちゃん自体は発見されず、その後も捜索が続いていましたが、2月16日に最悪の結果で発見されています。

ノイちゃんの死骸は河川敷を捜索していた署員が発見しており、市内の男性宅に残されていた首輪や毛を基に警視庁が調べたところ、ノイちゃんであると特定がされましたが、これは一軒ではわからないほど変わり果てた姿であったことを示します。

 

八王子署、動物遺棄の犯行を全力否定

今回の事件、警察がネコを放した行為が、そもそも動物遺棄にあたる可能性があるとしています。

令和2年の動物愛護法改正でこうした罰則は強化されており、動物遺棄は1年以下の懲役または100万円以下の罰金になり、実際に警察が「動物遺棄・虐待は犯罪」とPR活動をしていますが、「遺棄ではなく放しただけ」といったひどい言い訳をしています。

これが通るのであれば同様の犯行はすべてその言い訳で通り、例えば廃棄物(粗大ごみ)などの投棄問題であれば、捨てたのではなく置いただけと主張すれば一切何の問題もないと警察が認めていることになります。

もともと身内に甘い警察であるため、こうした隠蔽などは常日頃から大小行われているとされていて、実際に公になった事件も多々ありますがそれは氷山の一角とされています。

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老猫ノイちゃん捜索パフォーマンスで警察100人動員

 

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八王子署事件を隠蔽?飼い主が被害届提出予定

今回の動物遺棄事件、警察の対応には不備などもあったようで、所定の手続きを踏んでいなかったことも明らかに。

過去、拾ったイヌやネコは警察に拾得物として届け出るのが原則でしたが、現在は各都道府県の動物愛護センターや保健所に届けるようになっており、警察が預かる際は『一時預り書』を作成し、センターや保健所と連携をとるようになっていたようです。

しかし今回、預り書は作られず連携もとられておらず、警察官による独断による犯行とされています。

今回の事件を受けて、飼い主は「警察から被害を受けた」として、被害届を当の八王子署に提出する予定としています。

 

迷い猫い遺棄の八王子署の対応にネットでは怒りの声

失われた命は帰ってきませんが、警察にはこれを機会には対応を変えてほしいです。警察で預かれないのであれば、管轄内の保護猫NGOに依頼するとか、愛護センターに連絡するとか方法ぐらいあるでしょう。首輪がついてるのに再度捨てるって何!もっと詳しく調査して経緯を明らかにして、指示した人と実際に猫を捨てた警察官は責任を問われるべきです。

20歳の高齢の猫を河川敷に「放す」とは、警察官である前に人としての良心はないのか。外された首輪だけが見つかったという事は、虐待目的で連れ去られた可能性だってある。もし心ある方が保護するなら、飼い主の手掛かりになる首輪をわざわざ外して猫さんだけ連れては行かない。猫さんが何とか無事に、早く見つかりますように。飼い主さんの心情を思うといたたまれない気持ちになる。

捨て猫と勘違いして正規の手続きをせず裏の川原に放したのは会計課職員と八王子警察署の公式サイトに載っていました。誤解している方が多いようですが、会計課は警察官ではなく事務職員。見つかった遺体がノイちゃんかはまだ不明だそうですが、警視庁はこの職員の仕事ぶりを徹底的に調べて処分の有無もきちんと公表して欲しいです。今後気を付けるなんてコメントでは不充分です。一度保護されたのに川原に放された猫ちゃんの不安や恐怖を思うと涙が出ます。

電話での問い合わせに対し【あの猫は捨てられたんです。だから放しました】はあまりにも酷い対応。きちんと飼い主さんもいて捨てられたか確認もとれていないのに面倒くさいのか、きちんと手続きもせずに自己判断で首輪付きの高齢猫を捨てる。言わなきゃわからないと思って普段からそのような対応をしているのかもしれないですね。警察も信用できないです。