1月31日の夜、航空自衛隊小松基地から飛び立ったF15戦闘機が離陸直後に墜落し、男性パイロット2人の行方が不明となっている事故。
懸命な捜索が続く中、現場周辺の海域で男性の遺体が見つかったことが明らかになりました。
この男性が行方不明となっているパイロットである可能性があるとされており、自衛隊が確認を進めてます。
もくじ
F15のパイロット2人の遺体発見!悲しみの対面
航空自衛隊は小松基地に所属するF15戦闘機が墜落した事故で、乗っていた自衛官の遺体を発見したことを明らかにしました。
2022年1月31日(月)の午後5時半ごろ、石川県の小松基地に所属するF15戦闘機が離陸直後に海に墜落した事故。
戦闘機には、田中公司1等空佐(52)と植田竜生1等空尉(33)の2人が搭乗しており、自衛隊をはじめとした捜索で、周辺海域から機体や救命装備品の一部が発見されていましたが、2月11日と13日にそれぞれ男性の遺体が発見されました。
その後に、当時F15に乗っていた自衛官パイロットの田中さんと植田さんと確認されました。
死亡した田中公司さんの情報について
事故で行方不明となり、その後に遺体で発見された田中さんについて判明しているのは以下の情報
下記は「月刊北國アクタス」の取材時の田中1佐の写真(2021年12月:航空自衛隊小松基地にて)
名前:田中 公司
年齢:52歳
性別:男性
職業:自衛官(1等空佐)
所属:航空自衛隊小松基地(飛行教導群、通称アグレッサー部隊に所属)
死因:不明
※総飛行:約2800時間
福岡県筑前町出身で、空自のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」隊長も務めた経験もあり。2021年6月18日付で群司令として小松基地に赴任し、全国の基地を飛び回っていたとされています。
死亡した植田竜生さんの情報について
事故で行方不明となり、その後に遺体で発見された植田さんについて判明しているのは以下の情報
名前:植田 竜生
年齢:33歳
性別:男性
職業:自衛官(1等空尉)
所属:航空自衛隊小松基地(飛行教導群、通称アグレッサー部隊に所属)
死因:不明
※総飛行:約1900時間
2020年9月から小松基地で勤務していたとされています。
航空自衛隊小松基地とF15の墜落現場はどこ?
自衛隊の基地があるのは下記の地域で、事故がおきたのは基地から西北西に約5kmほどの海上。
航空自衛隊 小松基地:石川県小松市向本折町戊267
※飛行教導群とは
戦闘機部隊の操縦技術の指導が任務でアグレッサー(侵略者)の異名があり、パイロットは高い技量を持つとされており、敵役をするために通常の空自機と異なる塗装をしているのが特徴。不明になった機体は特徴的な虎柄のデザイン。
精鋭パイロット2人、遺体での発見にネットの声
発見されたお二人に日本国民としてお悔やみ申し上げます。御家族の悲しみを考えると心が大変痛みます。命かけて日々訓練に励んでいる陸海空の自衛隊の皆さんには感謝申し上げます!日本国内の愛国心のない政財界と中国共産党独裁国家に忖度する国会議員らには強い憤りを禁じえないです!自衛隊の皆さんのためにも憲法9条は必ずや改正すべきであります!
一流のパイロットが二人も搭乗しエマージェンシーが発報できない状態は、余程の突発事態が瞬間的に起きたか、意識喪失が既にあったかと予想されます。爆発的事象か与圧システムの不具合か原因調査と再発防止を切に願いたいと思います。
事故調査が早く進み原因解明が公表できるまで、ご遺族の心労ただならぬ状態だと思います。まずはお悔やみと、関係者皆さんにとって最良の解明になりますようお祈りします。万が一の可能性もうっかり口に出来そうにないわ、気の毒すぎて。
事故機の離陸動画で、アフターバーナーを切った後、後ろに火の玉が光ってる。短時間で、段々、大きくなっているけど、これが原因では?機体の位置的には、アレスティングフックあたりだけど、F-15の燃料投機の位置はこの辺か?予備タンクの後方も怪しい。
自衛隊の方々の、絶対探し出してやるぞ!という執念を感じました。事故時の衝撃や海中での傷み、さらにはもちろん魚や鳥たちがいます。そして捜索範囲は水面から海底までです。本当に難しかったと思いますが、その強い思いが発見に繋がったのでしょう。ご遺族からしても急に目の前から消えてしまうことと、ほんの一部でも御本人が戻ってくるのでは、ご自身の心の落ち着け方というか今後の人生すらも変えてしまう大きな違いがあるように思いました。本当に見つかって良かったです。奇跡だと思います。関係者の方々ありがとうございました。大変お疲れさまでした。
残念ではあるがご遺体がお二方とも見つかってよかった。これでご遺族のもとへ帰すことができる。垂直尾翼やバーナー部といった機体後部、エアブレーキや燃料配管といった機体中部、パイロットの搭乗する機体前部とほぼ機体の全部が見つかったと考えてよいだろう。これで事故の原因究明がかなり進むと思う。F-15の改修による運用延長が、パイロットの安全と引き換えになっていないかしっかり調べてほしい。

