11月19日(火)の午前8時15分頃に和歌山市内にあるビル最上部から鉄パイプが落下し、工事現場脇の道路を歩いていた26歳の男性頭に直撃する事故がありました。
男性は病院に運ばれたが、死亡したとの情報が入っています。
起こってしまった痛ましい事故ですが、この事故は起こるべくして起きたのでは?といった意見が出ています。
今回は、この事故の真相と情報について調べてみました。
もくじ
和歌山市内、鉄パイプ落下事故の概要
事故が起きたのは和歌山市内にある工事中の高層ビル(12階建て)で、朝も早い8時15分のことです。
ビルは地元商社の本社が入っているビルで、その最上部では9月上旬から商社の看板補修工事が行われており、事故当時は工事が終了し、足場の解体作業中でした。
ビルの最上部である12階から足場を組んでいた鉄パイプの撤去中に鉄パイプが落下し、下を通行していた通行人の銀行員板垣智之さん(26)の頭に当たりました。
※意識不明の重体で搬送先の病院に運ばれましたが死亡が確認されています。
ビルの最上部から道路までは40メートル以上の距離があり、そこから落ちた鉄パイプは長さ約1.5メートル、太さ約4.5センチで、約5キロの重さであったとされています。
また、同月となる11月15日の午前中にも同様に鉄パイプが落下する事故があったとされていますが、その際には幸いけが人はいなかったそうです。
現在、この事故に関しては、業者の安全管理体制に問題がなかったか、和歌山西警察署が業務上過失致死容疑も視野に捜査するとされています。
事故を受けて死亡した被害者、板垣智之さんについて
名前:板垣 智之(いたがき ともゆき)
年齢:26歳
住所:大阪市中央区谷町
職業:銀行員
板垣さんは事故を受けてすぐに病院に搬送されましたが、約4時間半後に死亡しました。
大阪の方だということですが、銀行員という仕事柄、和歌山までは仕事で来ていたのかもしれませんね。
事故を目撃した人の証言
▼事故を目撃した男性(23)
▼ガソリンスタンドの男性従業員
目の前で事故を目撃をした方達は、非常にショッキングな出来事だったと思います。。
すぐ後ろを歩いていた方もいたようですが、こちらの方にケガなどの影響があったかは不明ですが、情報が出ていないところをみると事故にあったのは板垣さんだけであった可能性が高そうです。
事故現場はどこ?
事故現場は、南海電鉄和歌山市駅近くのオフィス街でにある地元の商社が入る雑居ビルとされています。
▼和歌山市十三番丁30
鉄パイプ落下事故は起こるべくして起きた?
今回の鉄パイプ落下事故に関しては、少し不可解な情報がありました。
そのため、注意をしていてたまたま起こってしまった事故ではなく、必然的に起こったのでは?とされています。
鉄パイプ落下事故はどうして起こったのか?
・朝顔の不設置が原因?
朝顔とは、建設中や解体中の建物から万が一物が落ちても、地上まで落下しないよう途中に設置する防護ネットのことです。
※ネットではなく板状のものもあり。
ビルやマンションの解体工事のように、大規模な建物を解体する場合に設置される事が一般的であり、アサガオの花のように上向きに開いている様子からこの名がついたそうです。
この朝顔の設置については労働安全衛生法について義務づけられているようです。
※同様の意味で防網として記載があります。
・安全確認を怠ったことによる事故か?
このビルの解体をしていた業者は11月15日にも同様の鉄パイプ落下事故を起こしているため、それから4日しか経過していない状態での事故発生は、あきらかに安全確認や前回の事故を受けて気を付けることを怠っていたと思われます。
人が近くを通る場所で、高所からの物の落下は人の命に係わる重大な事項です。
作業員などに気のゆるみがあったのではないでしょうか。
工事を担当していた施工会社は?
今回の工事はビルに入っている商社が和歌山市内の業者に発注したとされています。
しかし、現時点ではまだその業者名などは公開されていませんが、業務上過失致死などが問われる状態になれば公開がされると思いますので、その際に情報更新をしていきたいと思います。
※ネット上では一部名称が出ており、以前に同様の死亡事故を起こした会社では?とされていますが、詳細はまだ不明です。
事故を受けてネットの反応は?
鉄パイプ落下の死亡事故がショッキングすぎて。よく幸い通行人はおらず…で終わるパターンあるけど、本当にそれで終わらせてはいけない。こんなことで大事な人を亡くしたら…と思ったら。辛くて辛くて生きていけない。ご冥福をお祈りいたします。
— きしめん (@drabikke8) November 19, 2019
鉄パイプ落下事故現場の酒直という会社のHP。別にこの会社が悪いわけではないだろうけど、よりによってこういう場所で事故か。 pic.twitter.com/whkc5KPDwX
— coppelle (@coppelle) November 19, 2019
出発する直前に上から足場の鉄パイプが落ちて
通勤中のサラリーマンに直撃しました。
少し動いているので命はあるかと
怖いです。
ほんの数メートル先でした。 pic.twitter.com/LFGO6IcDCt
— kiriko (@umiyamasuki1) November 18, 2019
自分も鉄パイプ落ちてきたとこ見たことあるけど、落とした人が全然焦ってなくて逆に怖かった。しかもそこ夕方で人少なくなってたとはゆえ観光地だったし…。
— かおだち (@qe8YeOiQcdk01n2) November 19, 2019
鉄パイプ落ちた事故現場、会社の近く……しかも現場は通勤してる道の間近で、落ちたときはその周辺を自転車で通勤してる時間…。何があるかわからんから気をつけやなあかんね…
— みたに ゆづき (@teufel_girl) November 19, 2019
鉄パイプ落下死亡事故、その看板の会社が悪いわけじゃなくて、作業員のミスなわけだけど、イメージが悪いなぁ…。
しかも先週もパイプを落としてたって。まさか被害者もこんなところで死ぬなんて思ってなかったでしょうね。悲劇すぎるわ。— 辰美@推しロス (@tatsumi_bird) November 19, 2019
鉄パイプ落下させて
歩行中の方が亡くなってしまった事件
専門家によると落下時の衝撃は6トンになるとのこと
作業員は誤って落としたと供述しているようだけど
あまりにも酷い— あお (@_dissection_) November 19, 2019
最後に
朝の8時という、通勤の人が多い時間帯に起こった痛ましい事故。
しかし、それは事故ではなく安全確認を怠ったことによる過失で引き起こされた可能性が高いと思われます。
少しの注意と、手間で人の命が守れたかもしれないだけに悔やまれます。。
せめて真相が早く究明されて、教訓として活かされることを望みます。


