1月10日、新成人を祝うための成人式が全国各地で行われましたが、今年も様々な問題が発生しています。
その中で、神奈川県小田原市で行われた成人式で、前代未聞の問題行動がおきていました。
もくじ
小田原市成人式のスピーチが幸福の科学にジャックされる
この問題がおきたのは、2021年1月10日(日)のこと。
神奈川県、小田原市の成人式は、「小田原市民会館及びミナカ小田原」で開催をされる予定でしたが、昨今の新型コロナウイルスの感染者増加のため、オンラインによる開催を決定。
そうした中、式典は小田原市民会館で、無観客ライブ配信方式で、開始。
運営委員会の開会宣言に始まり、守屋輝彦 市長、奥山孝二郎 市議会議長による祝辞などのあいさつ、県の選出議員、国会議員や県知事らの祝電紹介が続き、新成人による「成人の抱負」を行う際にその問題は発生したようです。
その問題とは、スピーチを行う予定だった4名のうち最初のスピーチを行った男性が、突然宗教演説を始めたもの。
成人式の抱負を宗教演説に入れ替えスピーチ
当初は普通の挨拶から始まったスピーチでしたが、極度の緊張からか最初は、どもったり、噛んで言い直すことが多かったのものの、頑張ってスピーチを進めていましたが、コロナウイルスの話題から次第に宗教色の話へと進むにつれて口調も饒舌に。
その内容は「幸福の科学」に関するもので、不安をあおってからの救済(本題)という典型的な流れに沿っての演説。
式の最中にはとくに止められることもなかったようですが、問題では?といった通報があったことから動画を削除した経緯があったようです。
なお、のちの教団側からのコメントをまとめると、
「事前に決められていた約束を破り伝えたことは素晴らしい」的なことを実質述べています。
成人式ジャック(演説)の動画も流出
問題行動を指摘された市側が、後日に修正をした動画をアップしなおしたとされていますが、しばらくの間そのまま公開がされていたため、その部分の動画情報は流出しているようです。
↓下記は抜粋されたものでスピーチは全6分ほどだったようです。
1月10日、神奈川県小田原市にて成人式がオンライン
開催される
↓
選出された新成人による壇上スピーチで、新興宗教「幸福の科学」信者の男性がリハーサルと異なる内容を読み上げる
↓
"幸福の科学の素晴らしさ"を6分間にわたり披露し放送事故状態に
↓
市長ブチギレ 録画動画をすべて削除しお蔵入りに pic.twitter.com/yMkkJ06RlE— 滝沢ガレソ (@takigare3) January 14, 2021
▼全体の動画
本編から該当箇所はすでに削除されているようですが、スピーチをした人物がモザイクでの動画が出ており、またその進行上すべてを消すことができなかったと思われます。
なお、より詳細な内容についてはコチラで紹介がされているようです。
成人式ジャック、幸福の科学信者の新成人は誰?大学は?
今回の問題行動を起こした人物、成人式に参加しているということで、「小田原市」の人物であると思われますが、その中で大学に通っているといった発言がありました。
ただ、通っているのは「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ」という、宗教法人幸福の科学による私塾であり、学校としては無認可校となります。
ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)長生キャンパス
千葉県長生郡長生村一松丙
有名な九十九里浜の近くの海岸からも近い場所に広大な敷地を持っており、専用の寮などもあるようです。
ネットでも幸福の科学のゲリラスピーチ問題視
成人式を布教活動に利用したと見るべきです。教団があらかじめ入れ知恵して
スピーチの内容変更を示し合わせていたのかもしれない。この教団は信用ならないと感じる。
対応する側はどうしようもない迷惑行為。信仰の自由はあるにしても
新成人として場を弁えないと。それにリハーサルはまじめにやったということは確信犯だ。
信仰の自由と公共の場での発言は違う。多くの新成人は幸福の科学などに
興味などない。それを無理やり聞かされる方が問題があると思う。
信仰の自由は否定しないが、公共の場で、一方的にスピーチするのはよくないと思う。
自由を主張するなら、幸福の科学が主催して、自分達の企画でやるべき。
内容を予定と変えてスピーチしたのだから、本人だって、わかっていただろうに。。
信仰する、しないよりも前に恐怖しかない。若者は様々な遊び、娯楽、体力、時間、仲間などから
余暇の使い方を選択できる範囲があるのにも関わらず宗教に没頭する奴は異常だと思う。
宣伝にはならず、ますます新興宗教に嫌悪感。
公共の行事で約束に従って行われる内容について、事前の原稿と
差し替えた内容をゲリラスピーチする。信仰の自由以前の問題でルール違反。
市の行事にタダ乗りした布教活動ともみなされる行為で言語道断。