大晦日から開催が予定されている、全国高校サッカー選手権に初出場する奈良県の山辺高校のサッカー部員が、寮内で飲酒していたことが明らかになり、注目を集めています。
高校生による飲酒といった不祥事、今後の対応はどうなるのか?
もくじ
奈良県立の高校サッカー部、2年生10人が飲酒
この事態が明らかになったのは、2020年12月8日(火)のこと。
奈良県教育委員会が、県立山辺高校サッカー部部員の2年生10人が寮で飲酒していたことを明らかにしました。
飲酒をしたのは2020年8月と9月で、サッカー部の寮内で飲酒をしたとされています。
県の教育委員会は飲酒に至った経緯を調査しているものの、大会には出場させる方向で検討しているとしています。
飲酒は2年生のみ?名前の公表は?常習的に飲酒か。
学校近くにあるサッカー部の寮には、1年生から3年生までの全部員約40人が生活していたとされています。
現在判明しているのは、当時室内にいた2年生の10人とされていますが、これは少なくともといった情報で、他にも飲酒をしていた人物がいた可能性もあります。
飲酒は8月と9月とされていますが、その事実が発覚した時期については公開されておらず、発覚時期によってはそれ以降も飲酒をしていた可能性は高そうです。
飲酒の部員については名前などの未成年であるといったこともあるためか、名前の公表はされていません。
※大会に出場の代表メンバーも含まれているとされていますが特定はされていません。
山辺高校サッカー部の寮はどこ?「並松寮」
今回の飲酒があったサッカー部の寮は「並松寮」であるようです。
ここは平成28年度末に廃校となった奈良市立並松小学校の跡地を寮として転用した建物。
教育委員会、責任転嫁?激甘処分の理由は?
今回の事態を受けて、奈良県の教育委員長の吉田育弘 氏は以下のように述べています。
山辺高校はサッカー部と寮の管理運営を民間団体の「ボスコヴィラサッカーアカデミー」に委託しており、大晦日から始まる全国高校サッカー選手権への初出場も決めたばかりでした。
サッカー部は奈良市の民間企業が運営するクラブチームに所属し、クラブの寮で生活しており、寮には指導者が一緒に住んで生活指導に当たっていたようです。
全国大会出場という学校をあげての支援をしている対象なので、甘い処分が出ている可能性が考えられますが、他の部員が飲酒などの行為をしていないのであれば、その部員のみでの出場を認めるといった方向で進めていくのであれば、理解は得られそうです。
飲酒した部員については退部、ことによっては退学までも視野に入れた厳しい対応がされる可能性があります。
サッカー部の飲酒にネットの声は?
「飲酒という違法行為をしようが実力があれば全国大会に出す」と教育長が認めるのはダメでしょう。本当に教育長でしょうか。
1〜2人ならまだしも10人が飲酒となると、流石に看過するのは難しいね。
なのに教育長さんは指導しているから、辞退は無いときたもんだ。ダメだね。
管理監督が出来てないなら寮は廃止するべき。そもそも県立高校が通学範囲外から生徒を集める必要性は無い。
飲酒と無関係な生徒だけでの大会参加は認められても仕方ないが全くのノーペナで済ますのは無責任に過ぎるわ。
ここまで表に出たらダメだと思う。他の高校に示しがつかないし、
今後あったらそれでも出場できると言う判断になると思う。なので今回は辞退で。
出場辞退はやむを得ないが、出場の条件を付けるとしたら、当該生徒は全員退部処分。
高校の部活はあくまでも教育の一環であることから、ルール違反した生徒にはそれ相応の処分が必要でしょう。
真面目にやってきた部員がすごく可哀想。出場辞退になるのかな、個人的には該当者のみの出場停止になればいいと思う。
社会に出て連帯責任なんてほとんど聞かない。学生だけが連帯責任は可哀想。
まぁ寮内の出来事なんで、指導者側の監督責任も問われるでしょうけど。