2020年11月19日(木)の夕方に香川県坂出市沖で発生した海上タクシー沈没事故で、船の操船をしていた船長が逮捕されたことで注目を集めています。
船長の逮捕となるまでに何があったのか、沈没事故の真相は。。

もくじ
坂出市沖で海上タクシー沈没で乗員62人が危機に
この事故があったのは、2020年11月19日(木)の午後4時40分ごろのこと。
当時、香川県坂出市の沖合を運航中の海上タクシー「Shrimp of Art」の船底に穴が空く事故が発生し、その船長から118番通報による緊急救助要請が発せられ、近隣の漁船などが救助にかけつけ、幸い乗員全員が無事に生還となったこの事故。
船の操船をしていた船長、多田陽介容疑者(45)が、事故の翌日20日(金)の午後5時頃に業務上過失往来危険の疑いで逮捕されました。
当初、漂流物衝突による不慮の事故であったとされていましたが、船長の逮捕となった背景には何があったのか。
海上タクシー操船の船長逮捕の理由は?
事故から一夜明けた11月20日、高松海上保安部がクルーズ船の船長立ち会いのもと実況見分が行われました。
午後2時前に現場から南東に約2キロ離れた場所で沈んでいる船を確認し、また事故現場付近の岩には何かがあたったような跡が発見されており、岩には船と同じ色の塗料が付着していることが新たに判明しました。
このことから、沈没事故の原因が漂流物の衝突による船体破損が原因ではなく、浅瀬で岩礁がある海域を航行したことが事故の原因として、「業務上過失往来危険」の疑いでの逮捕となったようです。
高松海上保安部による逮捕容疑の詳細
高松海上タクシー沈没事故の現場はどこ?
事故があったのは、与島と岩黒島の間の海上でおきたようです。
沈没事故の船長、多田陽介とはどんな人物?
船長の多田陽介 氏に関して顔画像などの情報は公開されていませんが、Facebookにて高松市在住の同姓同名の方のアカウントが確認されています。
※写真も掲載されていますが本人かどうかなどの確認はとれていないため検索情報のみ
名前:多田 陽介(ただ ようすけ)
年齢:45歳
性別:男性
職業:船員
住所:高松市高松町
▼罪状:業務上過失往来危険
こちらの罪状は過失により、汽車、電車若しくは艦船の往来の危険を生じさせ、又は汽車若しくは電車を転覆させ、若しくは破壊し、若しくは艦船を転覆させ、沈没させ、若しくは破壊した者は、30万円以下の罰金に処するといった項目があります。
また、その業務に従事する者が前項の罪を犯したときは、3年以下の禁錮又は50万円以下の罰金に処するといった文面もあり、今回は後者が選択されるものと思われますが、状況的に執行猶予などがつく可能性は高いのではないでしょうか。
船長の逮捕にネットの反応は
今回の沈没事故に関して、ネットの声は同情的なものが多いようで、池袋事件の件との比較の声も出ています。
海上の事故は表面上は目視の事故防止なども難しいものであり、最後までしっかりと命を守るために対応をした船長の行動には対して情状酌量の余地は十分にあり得るのではないかと思われます。
プリウスミサイル池袋は逮捕されないのに…
救命胴衣を着てたとはいえ、海に飛び込むのはさぞかし怖かったと思う。子供達が全員助かって本当に良かった。
船長の操船ミスがあったかもしれないが、浸水後の的確な指示もあったと想像します。
ある意味事故のようにも思えますが元来免許を持って何かしらを運転する人には、これくらいの対応が必要なのだと思います。
本来は自動車も同じくらい厳しくてもいいと思えますが、どこぞの上級国民は死亡まで出したのに逮捕すらされませんでした。不思議な世の中です。
救助にあたった漁師さんが言ってた。「ガイドさんを上げようとしたら、私は大人だから子供を先にと言い、
子供を上げようとしたら、自分よりあの子を上げてと言っていた」と。感動した。みんな助かって良かった。
「逮捕」になってしまうのか…。。たしかに小学生達にとっては衝撃的な事件かもしれないけど、
意図的でもないし事故後の指示もきちんとしてたから逮捕は…って思うのは甘いのかな。
世の中もっと逮捕するべきだろって事件がたくさんあると思うけど。
児童達が命の危機にあったにもかかわらず、ありがとうございましたと言ってくれて涙が出そうになりましたと話していましたね。
実際は自身のミスでしたか。尚更、心が痛むと思います。
ミスは誰でも起こしますが、これからがあるとすれば、みんなの命を守る船長として慎重になって下さい。
船長にはもうなれなかったとしても、この経験を忘れず、大切なことを忘れずに生きて欲しいです。
