12月30日の午後7時頃、大阪府枚方市にある「ひらかたパーク」でアトラクションが高さ50m付近で停する事故が発生しました。
この事故で20代の男女2人が寒空の中約4時間ほど取り残される事態となり、救助されるも低体温症が心配されています。
遊園地で起きた事故の原因は何だったのか?
もくじ
ひらかたパークでアトラクション停止事故
この事故がおきたのは、2022年12月30日(金)の午後7時頃とされています。
現場となったのは、大阪府枚方市にある遊園地施設の「ひらかたパーク」で、絶叫マシーンの「ジャイアントドロップメテオ」というアトラクションが、高さ50mほどの高所で急に停止しました。
この事故によって20代の男女2人が高所で取り残されてしまい、消防などが救助に駆け付けるもはしご車の梯子が届かない高さのために救助が難航していました。
事故から約4時間後に男女は救助されましたが、当時の気温は午後10時時点で3.2度ほどだったとされていて、低体温症が危惧されており病院で治療を受けています。
参照:垂直落下アトラクションの50mの高さに男女2人取り残される…4時間後の深夜にようやく救助
消防への通報は事故から2時間経過後?事故原因
事故が起きたメテオは塔に備え付けられた座席(4人乗り)が3か所あり、約50mの高さから急降下するアトラクション。
本来であれば頂上付近でいったんブレーキがかかる仕組みですが、事故がおきた午後7時頃にブレーキの解除ができなくなったとされています。
うち2か所は職員が地上で操作して解除できたため地上まで降ろしましたが、1か所の解除がなぜかできなかったようです。
従業員が消防へ119番したのは停止から2時間近くたった午後8時55分頃だったようで、この間に自力解除を試みていたようですが、寒空の下で長時間の放置状態は命の危機でした。
なお、現場に出動したはしご車は地上42mまでしか届かなかったため、午後11時頃に消防隊員が頂上付近まで直接上がって手動でブレーキを解除し座席を降下させ2人を救助しています。
ひらかたパークではこのアトラクションが過去にも頂上付近で停止したようですが、地上での操作で解除できたことから救助に時間がかかったとされています。
事故原因に関して岡本敏治園長は次のように述べています。
※トラブルを受けメンテナンスなどで12月31日は臨時休園
ジャイアントドロップ メテオ、救助の映像
ひらパーの
救助方法
ロックのネジを手動で緩めて
急降下させて
途中からゆっくり降ろしたみたい pic.twitter.com/HBoReQ144I— ぁなかにゅふぁ(Cats) (@ana_another) December 30, 2022
ひらパーのニュース怖すぎる。
この高さで止まって3時間超えはやばい。 pic.twitter.com/dDSz9RKkVW— めんや (@Menya_mmm) December 30, 2022
救助された女性がTwitterでコメント
ひらかたパークの取り残され事件の本人です
止まってる際は怖いとか怒りとか何もなくただ寒いが強く、何度か意識飛んでました。 pic.twitter.com/bkuSQgAI6t— ありみん ✩ (@kuraminn24) December 30, 2022
みなさんの反応が想像していたよりも多く、携帯の電子残量と身体の痛みが強いためまた明日にでも続きを返事していきます!
とりあえず今は電気毛布で身体を温めて感覚を取り戻したいと思います…!
ご心配させてしまい申し訳ございません。 pic.twitter.com/VAhWQpCWt3— ありみん ✩ (@kuraminn24) December 30, 2022
ひらかたパークについてのニュースで間違った報道がありましたので訂正させてください。
乗り物ごと落下ではなく、メテオの通常運行のような形で急降下させ普段通りのブレーキがかかり、助けて頂きました。
危ないとか怪我はないのか等はメテオに乗った方なら分かると思いますが、安全に降りています— ありみん ✩ (@kuraminn24) December 30, 2022
遊園地のアトラクション事故でネットの声
結果4時間で救出されたが、精神状態も体力的にもここで想像するよりもかなりきついだろう。トイレや空腹もキツいが、とにかく故障するはずが無いと思って乗車したアトラクションで異常が起きている。次にもしかしたら体を支えている安全バーが故障し落下するのではないか、とか救助も時間が掛かり極寒の中、明日までこのままになってしまうのではないか、とか・・。
救出されて良かった。だけど、通報が遅く、責任追及は免れない。気温も下がる時期。施設で対応出来ないと判断した時点で通報するべき。遊具の安全管理が問われるとは思うけど、トイレや体調等の観点からももっと早く対応するべきだった。
無事でよかった。でも何で通報するのに2時間もかかったんだろう。この寒空の中あんな高いところに4時間も置いておかれたら命にかかわるし。せめて二人でお互い励まし合えただろうからまだよかったけど、これで1人だったら耐えられなさそう。私だったら無理。トイレの問題だってあっただろうし。こういうアトラクションで高いところに取り残されるケースって、真っ先に考えてることだと思うのだけど。届く高さのはしご車だってどこに何台あるのか把握しておかないと駄目だと思うんだけど。アトラクションが故障したこと以上に、通報遅れとか危機管理ができてないことが問題だと思う。
このようなアトラクション機器を設置するにあたり、今回のように機器が止まってしまうような事態は十分に想定でき、その際の対応策も準備されている筈。どのようなアトラクション機器であっても、先ずは安全が第一でありそれが損なわれていれば運転などできる筈が無い。なぜ、事態発生後3時間以上も解決できなかったのか。不幸中の幸いではあったが観客の方が無事でほんとに良かった。だが、これはひらかたパークという会社の運営と安全の観点が問われる事案。一歩間違えば大変な事になっていた。年末年始は稼ぎ時だが、全てのアトラクションが不測の事態が発生した際の対応策と機器の安全性を十二分に確認できるまでは営業を停止にすべき。これは訴訟問題になりかねない重要なインシデント。
寒さとの戦いもあると思う。今日は大阪は真冬としては寒くないもののかなり寒いと思う。機械の停止だけであればまだいいのだが、もし部品の脱落などがないかなど慎重を期してほしい。二人が無事の年を越せるように安全を祈りたいと思う。枚方消防と警察に命運がかかっているといっても過言ではない。梅田の駅ホームから応援したいと思う。
これ地味に大変な案件ですね。何とか地上まで乗り物を下ろすのが一番安全ですが、それが出来ないとなると、少なからずリスクがありますからね。他の方が言ってますが、ヘリなどで現状の位置で救出するとなると、どうやって安全バーを解除するのか、また解除出来たとして万が一そのタイミングで落下が始まったらどうするのか等、あらゆる可能性を検討しなければなりませんからね。