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事故

山田正勝さんと日下部直人さん死亡、高山市のグライダー墜落事故でパイロット誰か判明でその原因とは

山田正勝

10月26日の昼過ぎ、岐阜県高山市の山中にモーターグライダーが墜落し、搭乗者とみられる2人、山田正勝さん(81)と日下部直人さん(61)が心肺停止の状態で発見されました。

大べテランのパイロットとされていた人物、墜落死に至った原因は何だったのか。

高山市の山中にグライダー墜落、2人が死亡

この事故は、2022年10月26日(金)の午後3時45分ごろ、岐阜県高山市内にある飛行場「飛騨エアパーク」を離陸したモーターグライダーが、山の中に墜落しているのが発見されたことから明らかになります。

機体に乗っていたのは、パイロットの山田正勝さん(80)と、一緒に乗っていた日下部直人さん(61)の2人で、10月27日の午前10時ごろ、岐阜県警のヘリから隊員が現場に降り立って遺体を回収しています。

2人が墜落死するといった事故、、なぜこのような事故がおきてしまったのか。

参照:「大ベテランの方で信じられない」とパイロットの知人 グライダー事故で搭乗2人の遺体を収容

モーターグライダー墜落事故の原因は何か、当時の経緯

グライダーを所有している飛騨エアパーク(飛行場)によると、グライダーは乗鞍や立山の上空を経由して、午後1時45分ごろには富山空港に着陸するといった訓練飛行中だったとしています。

今回パイロットとして操縦をしていた人物(山田正勝さん)を知る人は次のように述べています。

「操縦されていた方は大ベテランの方で、事故が起こったこととか信じられない。人柄もすごく良くて常に笑顔。だれにでも笑顔で優しい方。遊覧飛行として後ろに10回以上乗っている」

最後にパイロットの山田さんと搭乗したのは3年ほど前で、「前が機長席で後ろが副機長席。後ろでも前でも操縦できる。免許があればですけど」と説明をしていることから、どちらかが急な体調不良であっても操縦を代わることはできたようです。

当時、訓練飛行とのことなので2人とも免許を持っていた可能性は高いですが、日下部さんが運転免許を持っていたかは明らかになっていません。

運輸安全委員会は、航空事故調査官2人を高山市に派遣し、事故の原因を調べるとしています。

山田さん日下部さん死亡の墜落現場はどこか

2人の遺体が発見された現場は、岐阜県高山市の山中とされていますが、詳しい場所については確認中です。

亡くなった山田正勝さんと日下部直人さんについて

亡くなられた2人について明らかになっているのは次の情報です。

-グライダーパイロット-
名前:山田 正勝(やまだ まさかつ)
年齢:80歳
性別:男性
職業:不明
住所:不明
死因:不明(墜落時の衝撃や怪我か)
※パイロットとして大ベテランとされています。

名前:日下部 直人(ひさかべ なおと)
年齢:61歳
性別:男性
職業:不明
住所:不明
死因:不明(墜落時の衝撃や怪我か)

車に関して高齢者の運転に疑問を持つ方が増えてきているようですが、飛行機などその他の乗り物についての適齢は数が少ない分明らかになっていません。

事故原因が高齢によるものではないと考えても、緊急時など判断力などはどうしても落ちてきてしまうため、こうした事故から悲しい最期を減らすために規制などが作られていくと考えられます。

グライダー墜落死にネットでは様々な意見

統計方法にもよると思うが、自動車が「一生涯運転して50%」、飛行機(固定翼動力機)が「生涯操縦で0.02%」、滑空機(グライダー(モーター含む))はさらに1/7~1/8程度の事故率と言われているらしい。まあ、ピュアグライダーだと「壊れるモノがない」から当然そうなる。ただし航空機事故の場合、「事故」=「死」の可能性は大きいけど。ご高齢とはいえ、航空身体検査(視力・視野・眼圧・色覚・聴力・平衡感覚・血液・心電図等)をパスする健康管理、航空法規・工学・航法・気象・無線等の学習も必要なので、「引退後のヒマと金で夢を」のような、簡単なことではない。たしかに咄嗟の判断能力、反射・運動神経の衰えは否めないでしょうが。一方で、何度試験落ちても金払い続ければ取得できるような自動車免許持ちは、半数以上が咄嗟の操作(それも二次元の)を行えないと思いますが。至る所をすぐ傍で走行している。恐怖でしかない。

まだ原因がハッキリしない中で「高齢が〜」と言うのは少し早計ではある。しかし一般人的な考えとして、80代が空飛ぶ乗り物を操縦しているとは普通は思わない。この事故はあらゆる意味でインパクトを与えるものだと思う。機体のトラブル、天候不良、体調不良等も視野に入れた上で原因が究明されることを願う。どうか安らかに。

航空機免許は、技能証明と航空身体検査のセットで効力を有する仕組みで、このうち航空身体検査は指定医が行い毎年更新のはず。自動車運転免許とは違うから、単に年齢だけで線引きするのは不適切です。いずれにせよ、事故調による原因究明と対策をしっかりお願いしたいです。

80歳は地上でも免許返納を検討する時期、増してや空の上の免許は高齢者講習とかは無いのだろうから自己管理をしないとこういった事は十分起りうる。

皆、コメントしているように高齢者を馬鹿にするつもりはないが、何処かで線引きしていかないと免許制度自体が意味をなさない。今回犠牲になってしまった事もあるし、このグライダーが街中に墜落する事だって可能性としてはあった。そもそも、定年制というものは卒業してゆっくりして下さいねと、どんなにキャリアを積んだベテランでも老いには勝てないという線引き、車や飛行機のライセンスもそれに準じて65歳で線引き、厳しい更新制度で70歳位をリミットにした方がいい。可哀そうだが、事故を防ぐには仕方ない会社でも、再雇用でベテランの77歳職員いたが、運転どころか、新人でも出来る簡単な業務でもミスだらけで、会社にも損害を与えた、本人も相当悩んでいた。ある種本人に判断させるのは酷なのかもと、辞めてもらったが、免許も取り上げるべき時代かも。もちろん同情はする