10月16日の夕方、長野県大鹿村にある大西山で登山道から男性、田島徹さん(61)が滑落する事故がおきました。
翌日の朝になって発見されましたがすでに死亡しており、男性はNHKの番組制作会社「NHKエデュケーショナル」の社員であり撮影後の下山中の事故でした。
大西山で下山中に男性が転落死亡
これは2022年10月16日(日)の午後4時すぎ、長野県大鹿村の大西山、北東の標高1150m付近の登山道で、当時下山中だった男性が滑落したと通報があったことから判明。
滑落したのは東京都世田谷区の会社員男性、田島徹(61)で、50mほど下に転落したとされていますが、仲間からの呼びかけに応答がなく、17日の朝から警察の山岳高原パトロール隊や消防署員など20人が男性の捜索にあたりました。
田島さんは17日の午前7時26分に発見されましたが、すでに死亡していました。
参照:NHK番組の撮影を終えて下山中に100m滑落 制作責任者の男性(61)死亡 9人で大西山に入山 NHKエデュケーショナル「業務上の事故で重く受け止めている」
死亡男性はNHKの番組制作会社の社員
死亡した田島さんはNHKの番組制作会社「NHKエデュケーショナル」の社員で、当時2023年1月にNHK・BSで放送予定の「巨樹を紹介する番組」の制作責任者として、スタッフ9人と大西山に入山しており、撮影が完了して下山中に転落したとされています。
50~100mほど転落したとされていて安否が気遣われていましたが、最悪の結末に。。
撮影班の中にはカメラマンや研究者の他、山岳ガイドもいたということですが防ぎきれなかった事故。
NHKエデュケーショナルは「業務中の事故により社員が亡くなったことを重く受け止めている。当時の状況を確認し、適切に対応して参ります」とコメントを出しています。
長野県大鹿村の大西山の現場映像や画像は
事故がおきたのは下記の場所にある登山道でした。
大西山:長野県下伊那郡豊丘村神稲
死亡した田島徹さんの情報について
名前:田島 徹
年齢:61歳
性別:男性
職業:会社員(エグゼクティブプロデューサー)
会社:NHKエデュケーショナル
住所:東京都世田谷区
死因:不明
NHK関連での転落事故にネットの声は
長野県のある山子屋に泊まった時、NHKの番組制作スタッフの方々も長期連泊されていて、とても印象的な姿だったのを覚えています。皆さん仲良くチームワークバッチリ。夏でも夜中は嵐のような天候だったのに、貴重な映像を撮るために、夜が明ける前に山子屋を出て撮影に向かわれた姿を見て、NHKの素晴らしい映像はこの人達の努力の結晶だと知りました。中でも予算の限られた映像班は過酷な撮影の連続だとお察しします。私がお見かけした方かどうかわかりませんが、今回山でお亡くなりになられた方も素晴らしい映像に貢献され、山に行くことが出来ない人にも多大な影響を与えられたと思います。
普通に山登りするだけでも危ないのに、重い撮影機材を持って撮影しながらの登山はかなり危ないし撮影スタッフにはかなり大きな負担になるだろうと山登りの番組を見る度にいつも心配に思う。こういう事故が二度と起きないように、山登り時の休憩時間や安全優先の撮影方法などガイドラインを設けスタッフの安全を最優先にすべきだ。
亡くなられた方には、ご冥福を祈ります。確かにNHKの山岳ドキュメンタリーは剣岳の放送を見た時にすごいと思った、ただ仕事としてはリスクが有り過ぎると思う。当然好きでは無い人は行かないと思うが、これも労災扱いになるのだろうか。衛生管理者としては、再発防止の安全対策はどうなるのか、気になる所です。
NHKは色々批判されているけど、こういう自然系の番組は民放には作れないクオリティで良質なだけに、今回の事故は残念。自然を相手にする以上、こういうリスクを持って製作している事は忘れない様にしたい。
NHKBSの自然系番組は、制作側の努力が感じられる良質な番組が多いので、これからも事故には気をつけて番組制作に励んでもらいたいと思います。