9月4日未明、兵庫県神戸市中央区にある神戸港沖で、ボートが堤防に衝突する事故が発生しました。
この事故で当時船に乗っていた5人が死傷しており、、大事故となった原因は何だったのか？
もくじ
神戸港沖合の防波堤にボート衝突、5人死傷する事故
これは2022年9月4日（日）午前3時頃に起きており、現場となったのは兵庫県神戸市中央区の神戸港沖「神戸新港第一防波堤」でおきた事故。
当時、事故現場の近くを航行していた船から消防に通報があり、救助に向かって船に乗っていた5人全員を病院に搬送しましたが、70代男性が死亡、60代男性が心肺停止で意識不明の重体もその後に死亡、ほかの20代男性２人と70代男性は骨盤骨折や腕の骨を折るなどの大怪我を負っています。
参照：“かなりのスピード”で衝突か…パイロットボートが防波堤に衝突 71歳男性が死亡 60代男性が意識不明の重体 50代～70代3人がケガ 兵庫・神戸市
5人死傷事故の原因は速度超過？パイロットボートとは
この事故を起こした船は、大型船などに乗り込んで入港の案内をする「水先案内人」を送り届けるパイロットボート（全長約15ｍ、総重量18ｔ）とされており、当時は業務の途中だったとみられています。
事故で死亡した2人の男性は、船長の山中和孝さん（52）と山下勇人さん（71）であったことが確認されています。
事故の原因はかなりのスピードで船が堤防にぶつかったとみられており、５人は衝突の衝撃で船内の壁にぶつかるなどして負傷したとされています。
また、現場となった場所は普段からの航路上で、当時は海も穏やかであり、操縦ミスなどがあった可能性も考えられています。
神戸新港第一防波堤の現場はどこ？
神戸新港第一防波堤
山中和孝さん山下勇人さん、重傷の男性3人の名前は誰
ボートが堤防に衝突する事故で死傷した5人について判明しているのは次の情報です。
-死亡-
名前：山中 和孝
年齢：52歳
性別：男性
職業：船長
住所：兵庫県神戸市
死因：不明（全身の強打によるものか）
-死亡-
名前：山下 勇人
年齢：52歳
性別：男性
職業：不明
住所：兵庫県神戸市
死因：不明（全身の強打によるものか）
他、５０代男性２人と７０代男性が骨盤骨折や腕の骨を折るなどの大けがを負って重傷です。
ボート衝突でおきた5人死傷事故にネットの反応は
高齢者っていうけど、知り合いのパイロットは何十年もの外国航路のキャプテンを終えてからパイロットの話を頂いて就任されました。航路、水深、船舶関係の外国語に精通しているなどの経験者、熟練者と言うのが正しいでしょう。まぁ、その立場の方がボートを自ら操船されないとは思いますが。
夜間のこととはいえレーダーもGPSプロッターも装備しているし、パイロット船がこのような事故を起こすとは・・・船体の損傷を見るに、かなりの船速で衝突したのでしょう。亡くなられた方にはご冥福をお祈りします。怪我をされた方には一日も早い回復を願っております。
機械的な問題な気がします。レジャーボートと違い整備はしっかりされてると思いますが、エンジンスロットルかクラッチのワイヤーが経年劣化した事故のように思う。エンジンの整備点検ではスロットルとクラッチの動作確認はしますが分解まではしないのでは？と思いました。
水先案内人と書いてますが、正しくは水先人です。パイロットポートは小型船舶免許で乗れるので、小型船舶免許(望ましくは1級)があれば操縦できます。事故の原因はこれから明らかになると思いますが、昨夜はそんなに視程悪くないようですし彼らはその港の専門家ですから、体調不良になったのでは、と推測します。24時間365日、要請があれば出て行くのがパイロットですから、大変な仕事ですよ。特に強制水先区になってるところは絶対必要ですから。なお、パイロットになるには大幅に規制緩和されて若い人も水先人になる機会が増えてます。
船員ですが、基本的に岸壁からパイロットステーション（パイロットの上下船地点）同じ航路になりますので、居眠り等の意識のない状態からもしくは機関故障のいずれかであると思います。ただ機関故障の場合、機関の故障なので基本的にスピードは落ちますし、機関と舵は別物ですので死亡者が出るまでの事故にはなりにくいと思います。どちらにせよ、同じ船員としてご冥福をお祈りします。
