1月19日（水）の午後、北海道札幌市豊平区にある小学校で、改築工事中だった建物の屋根が崩れ落ちる事故が発生。
この事故で現場にいた男性作業員１人が下敷きになり、まもなく死亡が確認されました。
工事現場での死亡事故、、何が原因だったのか？
もくじ
札幌市、東山小学校で工事中の天井が崩落、作業員男性死亡
この事故がおきたのは2022年1月19日（水）午後１時半ごろ、北海道札幌市豊平区平岸4条11丁目にある東山小学校からの通報から判明。
通報を受けた消防が現場に駆け付けると、土木作業員の男性、宮本文義さん（70）が落ちた屋根の下敷きになっており、現場に駆け付けた医師によってその場で死亡が確認されました。
この日は3学期が始まっていましたが、午前授業で当時児童はおらず、またほかの教職員や作業員なども、巻き込まれての怪我人は出ていません。
工事現場の崩落事故で死亡、原因は何？
当時、東山小学校では校舎の改築工事を行っていましたが、積もっていた雪の重みで屋根が崩れ落ちた可能性もある、とみて捜査が進められています。
目撃者の声
なお、当時の改築工事は2021年10月ごろからグラウンド部分に新校舎の新築工事を開始しており、1階部分を着手中に仮の屋根を設置していたところ、崩落したとされています。
このため、仮の屋根の強度的に積もった雪の重さに耐えれなかったと考えられます。
札幌市立東山小学校の現場はどこ？
事故がおきた現場は下記の場所にある学校とされています。
札幌市立東山小学校：北海道札幌市豊平区平岸4条11丁目6-1
事故で死亡した宮本文義さんについて
事故で亡くなられた宮本さんについて判明しているのは次の情報。
名前：宮本 文義
年齢：70歳
性別：男性
職業：土木作業員
住所：北海道札幌市東区
死因：不明（建材に下敷きになったことによる圧死か）
70歳を超えての高齢でも現場で現役として働いておられたようです、ご冥福をお祈りします。
崩落事故にネットでは様々な声
間違いなく労災だろうな、事故調査を行って、元請けは事故の原因を解明し、発注者に報告する義務がある。北海道で雪の重みで改築中の天井が落ちる事を予測範疇外には出来ないよ。死亡事故であれば指名停止ですね。
雪国以外だとあまり意識することはないかも知れないが、屋根には積雪や荷重の基準があり、それを超えると当然のように崩落の危険がある。これが仮に沖縄での出来事なら想定外だろうけど、北海道なら想定内で雪降ろしをしなかったことによる過失でしかないんじゃないかな。
これは改修する校舎の屋根ではなくて防寒養生囲いの仮設の屋根。湿った雪の重さの恐ろしさを認識していなかったのだろう。雪の厚さは大したことなくとも、湿った雪なら相当の重さになる。私も昨年油断してカスケード車庫なのに春先に鉄板を曲げてしまった。本作業を全部中断してもすぐに雪下ろしをすべきだったと思う。
隙間から見える足場支保工がワンスパンしか見えないのは不思議？？雪国でない関西圏でももう少し支保工入れるが雪は勘定外？？最近現場で大きい事故多いのは、職人が少ない素人同然のなんちゃって職人が多いのと、施工管理技士をアウトソーシングして利益優先にしすぎて管理者も素人同然が多い。地域の土地柄に適した人材を地域企業が育てて職人が出来るが、仕事を覚える時間と経験年数を嫌う傾向の昨今が招く事故！！
雪が降ること自体が珍しい地域ならまだ不慣れとかあるかもだが、札幌ならばこの時期の積雪による強度は当然計算されているはずだし、工事をする上できちんとした規定、決まりがあるはず。つまり雪の重みで崩落したのであれば、規定通りの強度を当初からもっていなかったか、あるいは除雪等の必要な作業を怠った以外ありえない。つまり人災で労災です。
足場関係者ですが、画像を見る限り、これはHパネルと言ってパネル下の補強によって積雪何センチ以上で除雪と決まっております。この雪を見る限り除雪範囲内だしここ数日雪が降ってないので除雪を怠ってたのと、パネル下の足場ですが、足場自体も施工が悪いとおもいます。パネルのサイズが分かりませんが、一枚1tちかくあります。規定はありますが多少の事で崩落することはないです。足場、地盤、施工方法等取ってもゼネコン、足場業者共に責任ありですね。ここのリース会社から図面は出てるはずなので、施工通りしてれば問題はないはず。鳶業者として、パネルの崩落とかは120%ありえません。下に何十人何業種の人がいて、降雪時にも影響ないよう作業出来るようにしてますので。
