2021年6月26日(土)にフランスで開催された「ツール・ド・フランス」第1ステージで起きた「大転倒」事故。
この事故の原因は、観客によるサイクリストの選手達への妨害から発生したもので、多くの人が負傷し、大量の自転車が破損する大事件となりました。
犯人は観客の女で、事件の瞬間が映像に捉えれていました。その正体とは。
もくじ
ツールドフランスで大事故、原因は観客の女
この事件がおきたのは、2021年6月26日(土)にフランスで開催された「ツール・ド・フランス」のブレストからランデルノーまでの第1ステージ。
道路脇でプラカードを手にした観客が、レース上を走行していた選手に接触し、選手である「トニー・マルティン」が落車。
この転落に後続の選手も次々と巻き込まれて落車し、瞬く間に大事故へとつながり、1人がリタイア、少なくとも8人が負傷したとされています。
また、自転車事態への被害も多く発生しており、その際の映像が残されています。
事故の瞬間と惨劇の映像がヤバイ、、
大クラッシュの原因をつくった女が逮捕された。AFPによると女はフランス人だったそうな
ツールの大クラッシュ、原因つくった観客逮捕 https://t.co/5hHkh5npp8 @afpbbcom
— Disaster (@rossochiaro) June 30, 2021
French police launch investigation into Tour de France crashhttps://t.co/3UN2D6EH0O
— News Moto (@NewsMotoke) June 27, 2021
A fan caused a massive crash on Stage 1 of the Tour de France and it was so terrifying https://t.co/9UbfdHrudM pic.twitter.com/xFEueprWqa
— For The Win (@ForTheWin) June 26, 2021
看板のメッセージ「Allez Opi-Omi!」とは?
事故の原因となった看板(プラカード)に書かれたメッセージは「Allez Opi-Omi!」
これは、おじいちゃん、おばあちゃんへの挨拶言葉とされていることから、祖父母を励ますためのメッセージであったようです。
恐らく新型コロナが広がる中、なかなか会えない状況でのメッセージだと思われますが、この事件で多くの人が被害を受けており、迷惑以外の何物でもない行為。
ある程度の速度が出ている自転車で、次々と人や自転車がのっかってくる状況、これは死者が出なかったのが奇跡ともいえるもので、厳罰を望む声が多く上がっており、祖父母へ自分の犯罪を見せつける結果となってしまいました。
大転倒引き起こし逃走の女性観客逮捕!名前や顔画像は?
事件を起こした後に、現場から逃走して行方をくらましていた女性観客。
警察が捜査していましたが、事件発生から2日後の6月30日(水)に警察が身柄を拘束したことが明らかになりました。
当初、掲げられていたプラカードには、フランス語とドイツ語が混ざって書かれていたことから、ドイツ出身の人物と見られていたようですが、逮捕されたのはフランス人女(30)であったことが判明。
※現時点では名前は不明
また、今回の事故では最高1年の懲役、1万5000ユーロ(約200万円ほど)の罰金を科される可能性があると報じられていますが、自転車の破損や人的被害など、その他にも損害賠償を求められる可能性があり、その金額はかなりの金額となる可能性が高いです。
※追記
大会側が訴えを取り下げる意向を検討していることを表明
Spectator causes massive crash at Tour de France, top GC riders down | Video https://t.co/pProcFgPgT pic.twitter.com/3q1DO5ktMn
— The Cycle Collective (@cyclecollective) June 26, 2021
How not to watch a bike race!
A crazy fan causes chaos on stage 1 of the Tour de France. pic.twitter.com/nydkPZWvXm
— GlobalCyclingNetwork (@gcntweet) June 26, 2021
波乱の大会?事故続出!
今回のツール・ド・フランスでは、大転倒がおきた第1ステージ以降の、第2・第3ステージでもクラッシュが相次ぎ、各チームから怒りの声が上がっていたようです。
そのため、6月29日に開かれた第4ステージ開始時には、選手らが抗議として、事前に示し合わせた地点で一斉にストップして抗議するといった場面もみられており、運営側への管理体制に抗議の声も大きくなっています。
惨劇引き起こした犯人逮捕にネットの声は
ヨーロッパでの自転車競技へのリスペクトは、日本の比ではないそうです。トップ選手たちは、年俸1億円超えも普通ですし、そんな選手に怪我を負わせてしまった犯人は、社会的にも経済的にも相当厳しい罰を受けるのではないでしょうか?
選手への応援を書いたボードだったならまだしも(それでもファンとしてはあるまじき行為だけど)、完全にテレビに写りたいだけの行動だもんなあ。あれだけの大クラッシュで怪我した人たちや、壊れた自転車の賠償も考えると、逃走していたことからして情状酌量の余地もないしとんでもない金額になりそうね。
たった一人の自己中心的な行動が、アスリートのこれまでの努力を台無しにしてしまいました。大きな怪我をされた方がいなければいいのですが…。しかも、選手への応援メッセージですらなかったなんて。目立ちたいだけって、ありえないですね。警備とか、もう少しなんとかできないんでしょうか。
運営側に問題あるという意見もあるが、200キロ以上にも及ぶコースで厳重な管理なんか出来るハズない。応援するファンのモラルに掛かっており、それが良い雰囲気を醸し出しているのが、自転車レース。だから、これは許せない。しかも犯行後逃げやがった。見せしめや再発防止の意味も込めた対応に期待します。
日本では、こんな近くに観客がいるなんて運営の責任だと思われますが、海外だと観客の自己責任。ラリーなんかも車からすごい近い所まで観客がいます。事故に巻き込まれる危険もあるが、迫力がある走りを間近で観れる。どっちを取るのもお好きなように。そういう考えです。と言うわけで、この事故はこの観客の責任となるでしょうが…。祖父母だけでなく、世界中が注目する事になりましたね。どんな形で責任を取る事になるのか。
そもそもレースに目もくれず犯行後逃走してる時点で、コアなツールファンなわけはなく、それがこんなフランス北西部の片田舎にいる時点で、近隣在住のフランス人(ルーツはドイツかも知らないが)…当局は最初からその線で捜査してたと思うよ?勿論留学生や旅行者の可能性もあったが…しかし、なんで逃げてしまったかね…その場で救護に加わる姿勢でも見せていれば主催者の考え方も多少変わっただろうが、残念ながら捕まるまで自ら出頭しなかった時点で、さらに重い代償を支払うことになるだろう。選手から安全管理に対する抗議が相次いでる時点で、甘い対応をするわけには行かない。