11月5日(木)の朝、新潟県佐渡市で小学生を乗せたスクールバスが道路わきの斜面に横転・転落する事故が発生しました。
小学生ら10人が怪我を負った事故はなぜ起きたのか?
もくじ
佐渡市で小学校のスクールバスが横転事故
この事故がおきたのは、2020年11月5日(木)の午前8時前のこと。
佐渡市安養寺にある路上を走っていた、小学校のスクールバスが道路脇の斜面に落ちて横転し、バスに乗っていた児童9人と運転手の男性(70代)の合わせて10人が病院に運ばれました。
幸い、いずれも打撲や擦り傷などの軽いけがで、命に別状はないとされています。
スクールバスの転落事故はなぜ起きてしまったのか?
スクールバス転落事故の原因は何?場所はどこ?
今回の事故について、スクールバスを運転していた男性は、下記のように答えているようです。
事故現場は山間の道であったようで、飛び出してきた動物を避けてしまった際にバランスを崩したのが、事故の原因と思われます。
事故の場所は下記の辺りであったようです。
新潟県佐渡市安養寺
小動物が飛び出してきた際の対処方法は?
小動物など野生動物の飛び出し事故は年間、約1万8千件ほどが発生しているようです。
その被害はタヌキや鳥類、猫など多岐に渡るようですが、そうした動物との衝突を防ぐために急ハンドルや急ブレーキで対応をしがちです。
しかし、急ハンドルや急ブレーキは、車が横転したり、後続車に追突されたりする危険があるため、自車や他車の安全を確保するため、可哀想ですが、避けられないと思ったら無理な操作はせず轢いてしまうしかないとされています。
※シカや熊などの大きな動物であれば、衝突することで車や乗員に大きなダメージがあるため、衝突は避ける。
また、車を運転する際「危険を防止するためやむを得ない場合」を除いて、急ブレーキは道路交通法24条で禁止されているため、小動物を避けるために急ブレーキなどをして事故を起こすと違反としてとられる場合もあるとされています。
なお、野生動物との衝突事故の場合は、単独事故(自損事故)扱いとなることが多いようです。
突然の飛び出しでびっくりしてしまうかもしれませんが、山間部など動物が飛び出してくる可能性がある場所では心構えをしておくのがよさそうです。
事故で怪我をした小学生と運転手は誰?
今回の事故で怪我をしたのは、「佐渡市立金井小学校」の児童9名と運転手の男性(70代)
児童達はいずれも打撲や擦り傷などの軽いケガで、命に別状はなくその点は一安心です。
※児童の名前などは非公開
また、運転手にもケガはないとされており、この運転手の男性は2013年からスクールバスの運行を市が委託していました。
※転落したスクールバス
スクールバスの事故にネットの声は
これ本当に小動物が出て来たのなら 轢くのが正解だけど実際ほとんどの人が回避行動をしちゃうと思うんですよ。
逆に轢くのが習慣化したら道路を突然横断し出す老人も跳ね飛ばしそうで怖い。
田舎で暮らしていると、「小動物はそのまま轢け」と教わりますが、私もとっさの時はそれを思い出すより先に反射的に避けようとしてしまいました。
ただ小学生の命を預かる運転手になったら、普段からイメージトレーニングをしておくのも仕事ってなるのかもしれませんね。
避けようともするけど、まずブレーキ踏んじゃうな。
後ろの車気にして踏むけど…突っ込まないでくれよっ!って思いながら…。そんなこともあるから車間距離とって欲しい。
何か飛び出してくると反射的に避けちゃうんだよなぁ。
先日夜中に帰宅途中に、犬か猫の死骸が道路にあったのをブレーキではなくとっさにハンドルで避けていた。
他に車もいなかったし路側帯側に余裕があって避けても大丈夫だと判断してではあったけど、一歩間違えば道によっては同じような事故になっていたかも。
子供達が軽傷で何よりでした。安全運転を心掛けてはいても、飛び出しは防ぐ術が無いのが実情。
運転手さんの優しさから咄嗟にハンドルを切ったのは理解できるがここは急ブレーキでハンドル保持が正解でしたね。
切った先に、崖じゃなく信号待ちの児童の列があったかもしれない。皆さんの回復を祈ります。
事情も分からないのに運転手を擁護する意見ばかりで非常に気持ち悪い。
私もキャンプで田舎に行く機会が多く小動物の飛び出しに遭遇することも稀ではないが急ハンドルを切ることなど全くない。
そういうことを想定して運転しているからだ。
ましてやスクールバスは子供を乗せてるのだからいつ何時も不測の事態に備えて安全運転に留意するのは基本中の基本。
要するに常日頃から急ハンドルや急ブレーキなど必要としない運転を心がけるべきなのだ。
私の地元でも乱暴な運転をするスクールバスが問題になっているのでこの機会にドライバーのスキルを各地で検証すべきだと思う。