サーバーに不正にアクセスし、元勤務先の「ソフトバンク」の機密情報を得て流出させたとして、警視庁公安部が1月25日(金)に、不正競争防止法違反の疑いで、元社員の荒木豊 容疑者(48)を逮捕される事件が起きていました!
不正入手した情報を渡したのは、ロシアの在日職員であるとしており、スパイ活動のほう助とみられています。
今回、大手通信会社であるソフトバンクで起きた大量の機密情報流出事件について調べてみました。
もくじ
ソフトバンクの機密情報がロシアスパイに流出!
逮捕された荒木豊 容疑者(48)は2019年2月18日に、不正な利益を得る目的で、当時勤務していたソフトバンクの会社サーバーに接続し、同社の営業秘密を含むデータ2点を記憶媒体に複製した疑いがもたれています。
調べに対し、容疑を認めており動機についてこう供述しています。
ソフトバンクは事前(逮捕前)に状況を把握か?
荒木容疑者の元勤務先であるソフトバンクからの情報では、荒木容疑者は同社の通信設備の構築業務を担当しており、その業務の作業手順書を不正に持ち出した事実を把握後、2019年12月に懲戒解雇としています。
今回の機密情報流出事件について、ソフトバンクは2020年1月25日(金)に下記のようのコメントしています。
持ち出された文書は機密性が低く、お客様の個人情報や通信の秘密に関わる情報などは一切含まれていない。多大な心配と迷惑をおかけして深くおわび申し上げる
しかし、「社外秘指定の情報」とされているにもかかわらず、機密性は低いといった回答には怪しさしか感じられません。
本当は重要機密が大量に流出していて、それを隠している可能性が高そうですね。。
※流出した情報は、ソフトバンクの通信技術に関する情報とされています。
逮捕された元ソフトバンク社員の荒木豊の情報・画像は?
名前:荒木 豊(あらき ゆたか)
年齢:48歳
職業:無職(元ソフトバンク社員、2019年12月に懲戒解雇)
住所:千葉県浦安市
現在、写真などの情報は公表されていないようです。
元の役職は統括部長?
SoftBank(ソフトバンク株式会社が2017年3月31日に人事についての書面を発行しています。
そこに、荒木豊容疑者の名前が「統括本部長」として記載がかかれています。
※同姓同名の可能性もあります。
副本部長・統括部長などの選任(2017年4月1日付)
テクノロジーユニットモバイル技術統括 モバイルIT推進本部 無線プロセス統括部 統括部長
荒木 豊(あらき・ゆたか)
技術統括 西日本技術本部 中四国技術統括部 統括部長
荒木容疑者が情報を渡していたロシアスパイの正体は?
荒木容疑者が情報を渡していた人物とされているのは2名おり、在日ロシア通商代表部の幹部職員であったとされています。
※通商代表部は貿易関連業務を担うロシア大使館の一組織。
荒木容疑者は2019年2月以前にも、この幹部職員や別の元代表部職員らと飲食店などで会合を重ねていたようです。
代表部職員はすでに2017年にはロシアへ帰国しており、元代表部職員が数年前に荒木容疑者を情報提供者として、現在の幹部職員に引き継いだとされています。
警視庁は荒木容疑者の逮捕の1月25日と同時に警察庁を通じて、通商代表部の幹部職員と別の元代表部職員の2人について、警視庁に出頭するようロシア大使館に要請しています。
しかし、幹部職員は外交官の身分を持つため、今後、外交官特権で帰国・逃亡する可能性がもたれちます。
※外交官は、外交関係に関するウィーン条約で、業務遂行や安全確保のため受け入れ国での不逮捕特権の保障がある。
ロシア通商代表部はどこにある?
品川駅からほど近い場所に、ロシア通商代表部はあるようです。
ロシア通商代表部
〒108-0074 東京都港区高輪4丁目6
ロシア大使館が反ロ的と批判
在日ロシア大使館は、1月25日、「反ロシア的な思惑」に基づいているとして「遺憾の意」を示しています。
さらに大使館は、フェイスブックで「2国間協力や困難な問題の解決のために肯定的な雰囲気を醸成するとした両国の合意に反する」と批判をしています。
今回、荒木容疑者がソフトバンクの情報を漏洩させたのは確実なようですが、それに対して遺憾とはどういった意図の発言なのか謎な発言ですね。。
今回のスパイ活動にスパイ防止法要望の声
良くもまぁ自国の機密情報を盗み出し、提供しようとするなぁ。お金の為なんかなぁ。こいつ自分の事しか考えてないじゃん。
日本もスパイを取り締まる法律が必要ですね。民間人もだけど怪しげな議員もいるし国益を守るために必要だと思います。
スパイ防止法必要でしょ。反対する人の意味がわからない。
これだから日本にもスパイ防止法が必要だと思う。野党や、朝日・毎日・NHKなどの左派系マスコミは、反日だから適当な理由を付けて反対するだろうけど。
野党の強硬な反対が過去にあったせいか、いまだスパイ防止法がない我が国。いい加減まともな国にならないと手遅れになります。もうかなり手遅れ感はありますが、まだ改善の余地はあると思う。憲法改正なんかより、もっとやることがあると思う。
とんでもない非国民、ソフトバンクの体制不備は更に大問題。国会はスパイ防止法を早期に立法すべきです。中露韓に良いようにされすぎです。
最後に
今回の機密情報流出事件、さらに詳細がわかるにつれて大きな問題となりそうですね。
犯罪を犯しても逮捕されることのない、「外交官の不逮捕特権」はかなり問題があります。。
こうした犯罪に利用される特権に対抗した条例などを用意してない裏には何かあるのでしょうか。



