9月27日の午後2時過ぎ、静岡県富士宮市にある「富士脳障害研究所付属病院」で70代の男が刃物で2人を刺すといった事件がおきました。
刺した男も自らに刃物を刺して3人が心肺停止状態となっていましたが、3人とも死亡が確認されたとしています。
病院でおきた恐怖の事件、、何がおきていたのか?
もくじ
富士宮市の病院で男が女性2人を刃物で刺して殺害
この事件は2023年9月27日(水)の午後2時47分ごろにあった通報から発覚。
現場となったのは静岡県富士宮市杉田にある「富士脳障害研究所附属病院」で、病院の中で70代の男が女性2人を刃物のようなもので刺し、その後自らも刺して自殺を図ったとされるもの。
刺されたの2人と自らを刺したという男をあわせ、3人が心肺停止の状態でしたがその後に3人の死亡が確認されています。
事件がおきた病院は、脳卒中の医療を中心とした脳神経外科の専門病院であり、病院内でおきた殺人事件の犯行動機は何だったのか。
参照:病院で男が入院患者2人を刺す 男も自らを刺し3人死亡=静岡・富士宮市
犯人は病院の入院患者の男?犯行動機と被害者について
この事件で、犯行に及んだ人物は入院患者の男(73)とした情報が出ています。
また、被害にあった人物については入院患者の女性2人とした情報が出ていますが、速報段階では入院患者の家族2人や男女とした情報も出ておりまだ情報が錯綜しているようです。
犯行動機についてはまだ判明しておらず、使用された刃物の刃渡りや入手経路なども不明ということで、事件の原因などが捜査されています。
※追加情報
最新情報では被害に合ったのは別々の部屋に入院していた患者の女性2人で、容疑者の男とは家族であったとされています。
妻の女性(72)と娘(40歳)とされています。
富士脳障害研究所付属病院、殺人事件の現場について
今回の事件がおきたのは静岡県富士宮市にある病院で、脳卒中の医療を中心とした脳神経外科の専門病院で、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血)の急性期治療を中心に医療を展開しており、24時間態勢で救急診療も行っている病院。
開設 :1980年3月
病床数:160床(一般80床、療養35床、回復期リハビリテーション45床)
評判の良い病院であったとされていますが、口コミの評価はまちまち。
妻と娘殺害し自殺、斉藤謙一の犯行動機
※新情報
今回の事件を起こした人物や殺害された妻子についての情報が判明しました。
当初入院患者がとした情報が出ていましたが、最新の情報では見舞いに来た際に犯行に及んだとされています。
また、脳障害の病院ということで精神的なものが原因では?とした声も出ていたようですが、先行きを悲観しての無理心中だった可能性が浮上しています。
-容疑者の男-
名前:斉藤 謙一(さいとう けんいち)
年齢:73歳
性別:男
職業:不明
住所:静岡県富士市
凶器:刃物
罪状:不明
殺害されたのは斉藤容疑者の妻と娘で、長女の斉藤聖子さん(40)と妻の斉藤ちづ子さん(72)であったことが明らかになりました。
聖子さんは20年ほど前に病気で倒れて闘病中であったようで、斉藤謙一容疑者と妻のちづ子さんは毎日のように見舞いに行っていたようです。
また、妻であるちづ子さんも半年ほど前に入院をしていたようで、そのころから斉藤容疑者の様子が暗くなったという近隣住民の声が出ていました。
事件当日、斉藤容疑者は午後2時5分ごろに病院を見舞いの名目で訪れていたことが判明しています。
妻と娘ともに意思の疎通ができる状態ではなかったとされていますが、2日に1回は面会に訪れていたとしていて、覚悟を決めていたのではないかとされています。
富士脳障害研究所付属病院の惨劇にネットの声
ミスリードもあるみたいですが、この病院は脳神経外科なので主に脳萎縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病などの脳神経領域の病院なので、所謂「精神科」とは違うところに注意する必要がありますね。
詳細がわかりませんが、高次脳機能障害や認知症などの脳神経領域の障害や疾患によって感情の制御が難しく、易怒性や衝動性といった症状が出ることがあります。刃物の入手経路はしっかりと調べて再発防止ができるように周知してほしいです。
自分の先が短いし、薬の影響もあって攻撃になってしまったのかな。違うコメントにも書いた事ありますが、病気って人も変えてしまうから。本人も辛いけど、人が変わったようになって周りの家族はもっと辛いし大変なんだよね。私の母もそうでした。穏やかな母だったのに人が変わって、本当に鬼のようになりました。病院にも周りの患者さんにも迷惑をかけて、早く亡くなってって思ってしまった事もあります。亡くなった後の母の顔は、いつもの優しい母の顔に戻っていました。病気って本当に恐ろしいです。
病院はその性質上、不特定多数の人が出入り可能だからとても危ない空間でもあるんですよね。最新の病院だと、割と小さな病院だと知り合いの入院患者がいてその人に扉を開けるパスワードを教えてもらわないと扉が開かなかったり、初診と再来は受付を別にして初診患者や診察券を持たない人は中に簡単に入れないようにしている病院もありますが、全ての医療機関がなかなかここまでセキュリティを高めるのは厳しいでしょうから、病院の安全対策は今も模索中です。