2018年6月、東海道新幹線で乗客の男女3人をナタで殺傷したとして、殺人罪などに問われた小島一朗被告(23)の裁判員裁判の判決が2019年12月18日に出ました。
判決は小島被告が求めていた通りの「無期懲役」…
その結果に、法廷で小島被告が法廷で諸手を挙げて「万歳三唱」を行いました。
無期懲役を狙っての無差別殺人事件、希望通りの結果となってしまった背景になにがあったのか、調べてみました。
東海道新幹線3人殺傷事件概要
事件は2018年6月9日21時45分すぎに神奈川県の新横浜駅から小田原駅間を走る東海道新幹線「のぞみ265号」(東京発新大阪行き)の12号車で発生。
小島が(当時22歳)が同じ新幹線に同乗していた女性2人を鉈で切りつけ、止めに入った兵庫県尼崎市の会社員梅田耕太郎さん(当時28歳)をナタとナイフで切りつけて殺害しました。
12月18日、その事件の裁判員裁判が、横浜地裁で行われていましたが求刑通りの無期懲役の判決を言い渡されました。
※判決結果に嬉しさを抑えきれないようで口元に笑みを浮かべていたとされています。
被告の希望通りの判決が出てしまったことは非常に残念です。。
裁判で行った小島一郎の異常行動と発言
「見事に殺しきりました」
「有期刑になって出所すれば、また必ず人を殺す」
などと反省のかけらもない内容の発言を繰り返していた小島被告。
「(刑務所に入るのが)子供の頃からの夢だった」
「無期懲役になって刑務所に一生入りたかった」
「3人殺せば死刑になるので、2人までにしておこうと思った」
といった内容の供述を審理中に行っており、無期懲役の判決が言い渡されると無期懲役を自ら希望していた小島被告は、法廷で「万歳、万歳」と大声を出しながら両手をあげました。
死刑ではなく要望通りの無期懲役となった理由
今回の裁判員裁判で検察側は「計画的な無差別殺人。反省の態度もみじんもない。死刑もあり得る事案」と主張していましたが、その一方で「公正な求刑の観点から死刑は妥当とは言い切れない」と無期懲役を求めていました。
そして、弁護側は「被告が無期懲役を望んでいる特殊さに流され、公平さがないがしろにされてはいけない。過剰に重い刑罰にするのは適切ではない」と訴えていました。
無期懲役を狙っての計画殺人が肯定されてしまった瞬間に、同様の事件発生が懸念されます。
こうした事件が再び起こらないように、法律の改正が必要な事件といえるでしょうか。
無期懲役の判決結果に怒りの声
⬜️ 新幹線殺傷事件 無期懲役の判決https://t.co/jbZsXZEa4l
裁判長から控訴できると説明を受けた際、被告は「控訴しません。万歳三唱します。バンザーイバンザーイバンザーイ」と法廷内で万歳三唱したそうです。死刑は怖いが、刑務所で暮らしたい、被告のその願いが叶った判決となったわけですね。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) December 18, 2019
プロの裁判官の意見が死刑になってないから、この場合は、無期懲役なんだって。
多数決ではないらしい。
だったら、裁判員制度意味あるの?#グッディ pic.twitter.com/agCDc6SpD2— どじえもん (@slowEmpress) December 18, 2019
例の新幹線殺人犯に「最高裁で死刑にすべき」というツイート見たけど、検察の求刑通りの無期懲役で被告も控訴しない言うているのにどうやって最高裁いくの……
— dragoner@4日目西て02a (@dragoner_JP) December 18, 2019
職場で食い入るように見た、新幹線殺傷事件の小島の判決。
無期懲役と言う夢が叶ったらしく、法廷内で万歳三唱しやがった。
こいつ、頭おかしいんとちゃうの?
キチガイすぎる。こんな奴のせいで、女性を命がけで守り命を奪われた梅田さんを思うとほんまにこの世に神なんかおらんやろと思う。 pic.twitter.com/0C7wSZmWOk— Hyang* (@moohyang93) December 18, 2019
新幹線 無差別殺傷事件の小島被告に無期懲役の判決。
全く反省してない、出所したらまた人を殺す、死刑を怖れているなどと発言しているこんな奴は死刑だよ。日本の司法は殺害した人数で量刑が変わるのはおかしい。
この事件は目撃者も多数いて現行犯逮捕されて冤罪の可能性が全くないのだから。— 丸の内金融OLちゃん (@Boiled_Eggegg) December 18, 2019
小島被告の希望通りの判決だな。最初から死刑にならない様に計算された計画殺人。出てくれば同じく事を繰り返すと言っている犯罪者がそのうち出てくることを考えると法の限界を感じる。是非、判例にとらわれない現実的な法改正が行われる事を期待する。そして小島被告が極悪犯罪者の集まる刑務所に送られ、恐怖の生活を過ごしてくれれば良いと思う。
被告が望む通りの判決、被害者家族でなくても、多くの人がこの判決納得出来ないと思います。けどこれが今の日本の法令。今後法律改正が必要でしょう。
罪のない人殺しておいて、バンザイ三唱とかありえない。死刑が妥当だよ。でないと模倣犯が出てくると思う。
最後に
現在の法律の限界や、裁判員裁判の意味のなさなどを嘆いている意見も多く出ているようです。
狙って犯罪を犯す模倣犯がこれから出てくる可能性を高める判決に、これからしっかりとした法整備を至急行うことが望まれます。