10月22日に「まんだらけグランドカオス」が壁などにスプレーで落書きされた事件で、まんだらけが防犯カメラの映像をYouTubeやTikTokなどのSNSに公開し、懸賞金30万円の公表をしました。
悪質な落書きを行う人物は、どのような場所でも沸いてくるため問題視されていますが、そうした犯罪者の逮捕につなげるために一石を投じた対応、映像に映る逃走中の容疑者らの正体は。。
もくじ
まんだらけグランドカオスで落書き被害
この事件がおきていたのは2022年10月22日(土)の午前4時半ころとされています。
現場となったのは、大阪府大阪市浪速区日本橋4丁目にある「まんだらけグランドカオス」で、複数の人物が壁などにスプレーを吹きかけて落書きをしていました。
その当時の様子が防犯カメラに残されており、壁にはへたくそな落書きが残されていました。
店側は、その日のうちに大阪府警浪速署に建造物損壊罪の被害届を提出しています。
参照:まんだらけ「落書き犯」動画公開に強い信念「被害を受ける側を顧みない風潮に断固として抗っていく」
まんだらけ、モザイクなし映像公開で懸賞金
まんだらけが11月8日に動画公開の狙いについて次のように説明しています。
また、犯人特定・逮捕に情報提供者には懸賞金30万円を出すことを公表しています。
まんだらけでは過去にも品物を盗んだとして、防犯カメラに映った人間の顔写真(モザイク付き)を公開するなどして物議をかもしていましたが、悪質な犯人逮捕に一番効果的とされる対応であることも確かで、多くの人は公表に対して肯定的な意見が出ています。
まんだらけグランドカオスの現場について
現場となったのは下記の場所にある建物とされています。
まんだらけ グランドカオス:大阪府大阪市浪速区日本橋4丁目12−5
犯人は3~4人の男か、名前や身元について
落書きを行っていた人物は3~4人の男とされており、またまんだらけ周辺の駐車場や店舗にも同様の落書きがされていて、同一人物の仕業であるかは不明ですが、ヘタクソな落書きが景観を壊し、治安を悪化させる一因となっているのは間違いないようです。
公開されている防犯カメラの映像は、画質が荒くしっかりと把握できるものではないものの、現場付近にも多くの防犯カメラがあるため、警察が本気で動けば逮捕までは秒読みと考えられます。
ただ、こうした事件で警察が本気で動くことはなかなかなく、これまで泣き寝入りとなっていた事件は非常に多くあります。
この背景からもまんだらけが本気で乗り出した理由として次のように述べていたようです。
「若い人たちの公共の場や他人の財産に関与する芸術活動にはある程度の理解は有しておりますが、お互いの了解もなく、不快な作品を勝手に披露することには馴染めません。『誰にもわからなければ好き勝手していい』『顔が見えなければ何を発信してもいいや』という被害を受ける側の事をあまり顧みない風潮には断固として抗っていきたいと思っています。世の被害者たちにも黙っていないで一定の声を上げることが大事だと分かってもらいたかったので、弊社ではこういう行為に対して以前から同じ対応をとらせて頂いております」
早朝の落書き犯人に対してネットの声は
被害者の立場になったら、明らかに被害を受けている場面が写っているなら公開して犯人を捜したいというのは普通の考えではないのか。私刑するわけではなく、その後は警察に任せることになるのだから。捕まらなかったら同じようなことを繰り返し、被害者が増えるかもしれない。自分が次に被害者となる可能性を考えたら、たとえ軽犯罪であっても捕まえて裁かれるべきだと思う。
犯行現場を画像や動画を流すことで事件を公にし、逮捕しやすくすることが公共の利益にならないはずがない。被害者にその権利が当然に与えられていないとしたら問題でしょう。映像を見た人が別人を犯人扱いするようなことがあったとして、それは映像を流した人の問題ではなく、勝手に犯人扱いをした人間の問題でしょう。
映像などの問題で犯人の情報をモザイクなしで流すのは(犯行が確実であれば)全然問題ないと思う。こうした事件などで弁護士などが犯人に協力して情報を隠したりするけど、そうした弁護士の名前は公表した方がよいと思う。弁護士として問題がない行為というのであれば公表しても問題ないだろうし。
枝葉の話になりますが、プライバシーの侵害でまんだらけを訴えるかも、という趣旨の意見がありますが、中々現実的ではないでしょう。相手が訴えてきたら間違いなくまんだらけ側も訴えますし(修繕費等の請求)、裁判所としてもプライバシー侵害が認められるとしても事案のバランスとして修繕費等より大きい金額を損害額として認めることは考えにくいです(むしろ公開した理由や映像から本人の特定できるかという点から言ってかなり低額になることもあり得ます。)。いずれにしても書いた本人は名乗り出てきちんと謝って、まんだらけ側と話して一定の形で償うというのが一番傷が浅いと思います。余計なことしないで筋を通すに限ります。
現在の法律は犯罪者の人権を擁護しすぎていので、動画公開については共感できるものがあります。本来、公開されて困る様なら犯罪を犯さなければ良いだけの事なので、この取り組みで犯罪が少しでもなくなるなら、寧ろその方が良い事だと思います。出来れば多くの事業者が追随する事で、犯罪を抑止する為の障害となっている一部の法律が改正される事を期待しています。
警察が本気なら、近隣の防犯カメラ映像をリレーして、特定したりある程度絞り込むことは出来るでしょ。それをしないのは重罪犯ではないため。「面倒くさい」という判断が先に立つから。警察も限られた人員・予算の中 大変だとは思うが、公平公正で安全な社会の維持のためには警察行政への市民の理解が必要なのだから、被害者の訴えを置き去りにするようなことは極力避け、軽犯罪罪とは言え、真摯に容疑者検挙までいってほしい。
不思議なことに、犯行動画は顔にモザイクがかかったり、車だとナンバープレートにモザイクがかかったりします。犯人が連行される時も手錠にモザイクがかかったりします。犯人(容疑者)の名前も本名が公表されず、偽名が表記される事があります。本当に不思議ですね。これが人権ってもんなんですかね。犯人の人権よりも被害者の被害救済の方が大切な気がするんですが、なぜか日本では加害者の更正に重きが置かれてますね。再犯率を見る限り、そういう事をやらかした加害者は更正することはありません。日本の司法は被害者救済にもっと重点を移すべきです。
事故や盗難もそうだが全部モザイクなしで動画出した方が良い。もしプライバシーの侵害等で訴えられたとしてもその程度の訴え程度で済むなら私は公開する。それで犯人見つかって相手に裁判を掛けられるなら泣き寝入りするより全然良いし安いもんだろう。何も出来ずに修理費など出す羽目になって怒りをぶつける所もなく泣き寝入りで後悔するくらいなら絶対にやった方が良い。何もしなかったらその後の一生心残りになるのは間違いない。日本は犯罪者の天国。被害者には全く優しくない。自分で少しでも動いていかないとやられる一方だよ。