宅配便の配達記録を悪用し、面識のない女性客に電話を繰り返したとして、佐川急便の社員だった男、都木徹信 容疑者(38)がストーカー規制法違反容疑で逮捕されました。
顧客情報を悪用しての卑劣な犯行の数々に、驚きと怒りの声が集まっています。
もくじ
佐川急便の社員がストーカー行為で逮捕
これは宅配大手の運送会社である「佐川急便」社員の男が、面識のない女性に対して「会いたいからデートしよう」などと繰り返し電話をかけるストーカー行為をしたとして逮捕された事件。
ストーカー規制法違反容疑で逮捕されたのは、東京都北区赤羽台に住む佐川急便社員の男、都木徹信 容疑者(38)
都木容疑者は、2022年9月5日~9月11日の間に面識のない30代女性の携帯電話に8回にわたって非通知で電話をかけており次のようなストーカー行為を行っていました。
参照:“ストーカー行為”で佐川急便・社員逮捕 「俺のこと分かる?」顧客名簿で無差別電話かけ…
都木徹信の悪質手口、配達記録から女性に無差別電話
都木容疑者は、佐川急便の顧客名簿(配達記録)を見て、無差別に女性へ非通知での電話をかけていたとされています。
また、その手口も自分の管轄外エリアに住む女性の携帯電話番号を選択してかけており、不在着信を含め40回ほど電話をかけたとされています。
都木容疑者の自宅からは大量の顧客情報を印刷した紙が押収されていることから、複数の顧客女性に電話をかけたとみられていて多くの余罪があると考えられています。
5年以上前から余罪多すぎで把握不能?動機がヤバイ
逮捕された容疑者容疑を認めていますが「電話をかけた回数は多すぎて覚えていない」と、把握しきれないほどに電話をしていたようです。
また、犯行を行っていたのは数年前(5年ほ度前か)から行っていたとしており、動機については次のように述べています。
数えきれないほど無差別に電話をするくらいの労力があるのなら、別の方法で知り合うことはいくらでもできたと考えられますが、なぜこの方法をとったのかが謎です。
都木徹信の顔画像や経歴、自宅や勤務先はどこ?
逮捕された都木容疑者に関して判明しているのは次の情報です。
名前:都木 徹信(たかぎ てつのぶ)
年齢:38歳
性別:男
職業:配達員
勤務:佐川急便(東京都港区の営業所)
住所:東京都北区赤羽台3丁目
罪状:ストーカー規制法違反(1年以下の懲役、または100万円以下の罰金)
勤務先などの詳しい情報は明かされておらず、また流出したとされる情報の数々についても公開はされていませんが本人にきちんと伝わっているのかなども含めて非公開となっています。
また、これだけのことをしていればおそらく佐川急便を懲戒免職になると考えられますが、逮捕容疑の内容だけではすぐに出てきてしまう可能性も高く、また執行猶予や意味不明な不起訴になることも考えられると、情報が漏れた先の人たちは住所なども把握されていることから恐怖。
佐川急便の配達員による犯行にネットの声
以前、ネット通販で「配達は佐川以外で」と指定する人が結構いることを聞いたことがあります。昔の佐川はトラックの運転が乱暴だ、指定日に届かない、対応が雑などクレームが多かったことが原因でしょうが。それを改善して優良な宅配業者を目指して会社も職員も頑張っているのに、こういった事件は「佐川はやっぱりだめだ」と築いてきた信頼を失墜させてしまう。単にこの男性の犯罪で済むのではなく、企業イメージを悪化させてしまう愚行。
どれだけ確率の悪い事をしてるのか。自分の電話番号を知っているはずのない、見ず知らずの人間から電話がかかってきて、会おうと言われて会う人が一体どれくらい居ると思ったのか。そんな事を執拗にすれば、いずれは誰がやっているのかバレるだけなのがわからないのが、本当に不思議な思考。どこをどう期待したら、自分の思い通りになると思ったのか。もう頭が薄すぎて、呆れ果てますね。
被害者は相当な恐怖を感じたと思う。低レベルの社員が起こした事件とはいえ、社員教育が徹底されていなかった佐川急便の責任は問われないのだろうか。顧客情報をシステム上で印刷不可にするなど、対策は講じられそうなのだが。
佐川は公式サイトに詫び文を出していないようだが、これは、顧客の安全を確保するためにも、早々に謝罪のプレスリリースを出すべき案件ではないだろうか。だめな社員が起こした事件とはいえ、今後この会社を利用する気にはなれない人は多いと思う。
加害者が、被害者の電話だけではなく、自宅住所もわかっているとなると被害者は相当怖い思いをしたことでしょう。 宅配業者は、時間帯指定の情報から配達先の方が何時頃帰宅するとか知っている可能性もあるから、 待ち伏せの可能性も含めて怖いですね。