2022年6月9日(水)昼過ぎ、和歌山県和歌山市内にある集合住宅に住む、女子高校生の鶴崎心桜さん(16)が血を吐き、心肺停止の状態で見つかり死亡が確認された事件。
事件発覚後、母親が4歳の女児を連れて関西国際空港の連絡橋から無理心中を図り飛び降り自殺し、父親は和歌山港近くの路上で薬を飲んでの服毒自殺を図っていました。
さらにこの事件で、母親とその再婚相手の父親が鶴崎心桜さんに虐待をしていたことが明らかになり、逮捕されました。
もくじ
鶴崎心桜さん虐待・殺害の男が逮捕!母親の再婚相手
2021年6月9日(水)午後2時20分ごろ、和歌山県和歌山市加納にあるアパート(集合住宅)住人である、母親からの119番通報「娘が意識も呼吸もなく、血のようなものを吐いている」からこの事件は明るみに。
死亡したのは鶴崎心桜さん(16)で、心肺停止で見つかりましたが、全身にはあざがあり肋骨も折れていて、死因は外傷性ショック死でした。
鶴崎さんに虐待を加え、病院治療も受けさせず死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いで鶴崎さんの母の再婚相手の男、木下匠 容疑者(40)が逮捕されました。
木下匠の犯行がヤバイ!母親と共謀して虐待殺人
鶴崎さんは母親と前夫の間の子どもで、事件の3年前となる2018年10月頃から木下容疑者と母親、2人の間の子どもの次女と同居していたおり、この頃から木下容疑者と鶴崎さんの母親が虐待していたとされています。
暴行は殴る蹴るなどに加えて、木の棒などを使うなど執拗な行為が繰り返されており、骨折など最後は血を吐いて死亡するほどの凄惨なものでした。。
なお、母親は通報したあとに救急車には同乗せず、そのまま4歳の次女を連れて関西空港の連絡橋から飛び降り、道ずれに死亡しています。
父親は救急車に同乗するも姿を消し、同日の午後11時近くに、和歌山市湊にある和歌山港近くの路上で座り込んでいるのを発見されています。(カフェイン系の錠剤を多量に摂取で自殺を図っていた)
和歌山市加納、鶴崎心桜さんの殺害の集合住宅とはどこ?
鶴崎心桜さんは、自宅で血を吐いて倒れていたところを発見されており、その現場となった集合住宅は下記の場所であったようです。
メゾン・ソレイユ
和歌山県和歌山市加納63
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虐待・暴行で殺害された鶴崎心桜さんの情報について
死亡した鶴崎心桜さんについて明らかになっているのは下記の情報。
名前:鶴崎 心桜(つるさき こころ)
年齢:16歳
性別:女性
職業:高校生
住所:和歌山県和歌山市加納
家族:母親、母の再婚相手の男、母と再婚相手の娘
死因:全身打撲による外傷性ショック
4歳次女を道連れ無理心中の虐待母親は誰?
鶴崎心桜さん虐待に関わっていたとされる母親については、なぜか名前などが秘匿されたままになっています。
虐待・暴行に加えて、4歳次女もまでも道連れにした人物の素顔は。
・死亡の母親
名前:不明
年齢:37歳
性別:女
職業:不明
住所:和歌山県和歌山市加納
死因:全身を強く打ったことによる複数の外傷
服装:黒い半袖のワンピース
・死亡の女児(次女)
名前:不明
年齢:4歳
性別:女の子
死因:溺死
服装:白い半袖Tシャツと黒の長ズボン
木下匠 容疑者の顔画像や経歴、余罪や前科は?
木下容疑者に関しては逮捕までに半年以上が経過していますが、薬の大量摂取によって体調の回復を待っていた可能性が高いと考えられます。
ただ、これまでに顔画像などは公開がされておらず、苗字も違うことから再婚とはあるものの、内縁の夫だったのではないか?と考えられています。
名前:木下 匠
年齢:40歳
性別:男
職業:派遣社員
住所:和歌山県和歌山県有田市
負傷:カフェインの錠剤を大量に摂取(命に別状なし)
罪状:保護責任者遺棄致死(3年以上20年以下の懲役)
逮捕容疑は上記のものであるものの、実際の犯行内容は殺人と言ってもよいもので、余罪などは複数あると考えられ、また前科などの情報は確認できていませんが何かしら問題を起こしていた人物の可能性は高いです。
再婚相手による子供の殺人事件、ネットの声は
この事件、世間を揺るがした和歌山の大事件と関係のある人物の悲劇でしたよね。知れば知るほど複雑な気持ちになり本当に心が痛みます。
この事件、長いこと虐待が続いており、あざなども見えていたなら学校側も気づいてたよね?それを見て見ぬふりして最悪の結果に。。児童相談所など対応しやすい場所には疑いのみで1年間子供を取り上げることもあるけど、相手が強行な場合は放置することがほとんど。存在する意味はあるのだろうか?
束縛的で狂暴的な男性と一緒に暮らしていると死ぬ以外逃げられないとおもってしまうんだろうなあと思います。でも、子どもがいるのだったら強くなって欲しい。子どものために、生きるために身一つで男から逃げ切る方法を考えてほしかった。そして日本はそういうシェルターをもっと作るべきだし、役所など助けを求めてきた方にその存在を知らせるべきだ。
この手の事件を見るといつも思うのが「家庭内暴力から逃げられるシェルターが必要」ということ。妻や子供(場合によっては夫も?)が、暴力を振るわれたときに、問答無用で逃げ込める場所を社会的に用意しないと、同じような悲劇は間違いなく繰り返される。少子高齢化で国が先細っていく日本にとっては、若い親子は文字通り「国の宝」だよ。家庭内という密室で暴力を振るう異常者をなくすよりも、まずは弱者を救う仕組みを作らないと。
毎日のようにこんな事件が起きている。被害者を保護するシェルターも必要だが、それ以上に必要なのはしっかりとした加害者対応と更生施設ではないか?被害者がシェルターに保護され、その後見ず知らずの土地で自立出来たとしても加害者が野放しされているという恐怖は付きまとうだろう。もっと現場で対応する方々の声を聞きこれ以上理不尽な事で大切な命をなくすことのない様、上の方々に重い腰を上げていただき改善願いたい。
虐待事件が面々と続いている。虐待被害者を守るべき母親がいつもいつも非力過ぎる。似たような虐待事件に触れる度、義務教育9年間の意義を問う。9年間の教育課程で大事なことは数学でも国語でもないだろう。人間らしく生きていくためには、自分の尊厳を守ること、守るための術が必要なこと。それらを徹底して教え込むことが、本当の意味での義務教育だ。物事の優先順位をつける判断力も、経験によるところが大きいが、しっかりした繰り返しの教えが功を奏すると思う。自分の尊厳も、我が子の尊厳も守れず、この世を去った母親には術が無かった。
