2019年9月、茨城県境町の住宅で、夫妻が殺害され、子ども2人が重軽傷を負った一家殺傷事件で、茨城県警が2021年5月7日に、夫妻に対する殺人容疑で埼玉県三郷市に住む無職の男(26)を逮捕したことが明らかになりました。
事件から1年半以上が経過も記憶に残る衝撃的な事件、犯人はどのような人物だったのか。
もくじ
茨城、小林さん一家4人殺傷事件の犯人逮捕!
2019年9月23日(月)の深夜、茨城県境町の民家で住人の一家が襲われ、夫婦が殺害され、子供2人が重軽傷を負った事件で、2021年5月7日(金)に茨城県警が殺人容疑で埼玉県三郷市に住む無職の男、岡庭由征 容疑者(26)を逮捕しました。
その残虐な犯行で、犯人の行方が長く捜査されていましたが、証拠などが集まり、容疑が固まったため逮捕となったようです。
小林さん一家4人殺傷、岡庭由征による事件概要
この事件がおきたのは、2019年9月23日(月)の午前0時半ごろのこと。
岡庭容疑者は、茨城県境町にある住宅に侵入し、就寝中だった小林光則さん(48)と妻の小林美和さん(50)の2人を包丁のようなもので切りつけ殺害。
その後、夫婦の寝室から廊下を挟んだ子ども部屋で、当時中学1年の長男(14)と当時小学6年の次女(13)に対しても凶行に走り、長男は刃物で切られて重傷、次女は両手に催涙スプレーのようなものをかけられ軽傷を負っています。
※当時1階で寝ていた当時大学3年の長女(22)に怪我はなし。
岡庭容疑者の犯行から10分後、午前0時40分ごろに妻の美和さんから「助けて、痛い」と110番通報があり、約10分後に警察官が駆けつけたところ、夫婦は2階の寝室で血を流した状態で発見されています。
2人の上半身には複数の深い傷があり、手には刃物を防ごうとした際につく傷もあり、無念の中で息絶えました。
当時の状況としては、室内は特に物色された形跡はなく、凶器は見つかっていませんでしたが、鍵が壊されたり、窓が割られたりしていなかった一方で、住宅の1階の複数の窓は無施錠だったとされています。
岡庭由征 容疑者の顔画像や情報、経歴、前科は
逮捕後に移送される際の犯人の顔が公開されましたが、にやけているような表情をしており、反省の色は一切見えません。
名前:岡庭 由征
年齢:26歳
性別:男
職業:無職
住所:埼玉県三郷市
▼罪状:殺人
死刑または無期もしくは5年以上の有期懲役
また、岡庭容疑者に関しては、2020年11月に危険な薬品を所持しているとして埼玉県警が家宅捜索し、硫黄約44kgを保管していたとして2020年12月9日に消防法違反の罪などで起訴されています。(用法によっては火薬、爆弾などの材料にも)
※この際の家宅捜査は別の殺人予備の疑いで捜査がされていたとされています。
茨城県警は2021年2月に、岡庭容疑者が警察手帳を偽造したとして、公記号偽造容疑で逮捕しています。
明らかになっているものでも、これだけのものがあることから、その他にも多くの余罪があると思われます。
下記は真偽などの詳細を確認中ですが、情報として以下のようなものが出ているようです。
・猫などの小動物を殺害
・16歳の時に連続通り魔事件を起こし殺人未遂
∟精神鑑定で広汎性発達障害のため、保護観察処分
・名前を改名?
・岡庭一族は地元の名士?某代議士の甥
事件現場と、殺害された小林さん夫婦について
事件の現場となったのは、周りを林に囲まれた中にある一軒家。
茨城県猿島郡境町若林
殺害された小林さん夫婦について
小林 光則さん(48)
小林 美和さん(50)
2人には切り傷などが複数あり、岡庭容疑者が強い殺意をもって執拗に犯行に及んだことがわかります。
凶悪事件の犯人逮捕にネットの声は
小林光則この事件謎が多くて怖かった。またそれによりご家族に中傷もあったと聞きます。無事に逮捕されてよかった。
執念の逮捕ですね。何故殺人を犯したのか知りたい。被害者の子供たちも安堵したのでは。
やっと!これからわかるけれど、犯行理由は何だったのか。目の前で親を殺された子供たちがこれから幸せになれますように。
そろそろ全ての電柱に防犯カメラ設置したほうがよくない?それだけで未解決事件はなくなり街頭犯罪も未然に防げて犯罪のない安心安全な世の中に変わるんだからさ
正直、迷宮入りしてしまうかと思っていました。捜査員の皆さま、お疲れさまです。他の殺人容疑ということは強盗の常習犯だったのでしょうか…犯人が捕まっても亡くなられたご夫婦は帰ってきませんが、残されたご家族の心の傷が少しでも早く癒えること、そして安心して暮らせるようになることをお祈りしています。
まだ確定ではないが、この男の犯行である事が立件されれば動機の解明も待たれる。まだ推測でしかないが、物取りで入って襲ったのなら強盗殺人となるので、2名もの命を奪っていれば死刑へのハードルはかなり低くなる。ただ何にしても命を奪われた方々が戻ってくるわけではないのが悔しいところだ。