11月19日の夕方、福島県福島市南矢野目の市道で、軽乗用車が歩道に突っ込んで歩行者をはねたあと、車3台に衝突する事故が発生しました。
この事故で歩行者の女性が死亡しています。
週末の夕方に起きた大惨事、、なぜこのような状況になったのか?
※追加情報
もくじ
福島市南矢野目で車が歩道に突っ込み6人死傷
この事故がおきたのは、2022年11月19日(土)の午後4時47分ごろとされており、近くを通りかかった人からの通報から発覚。
この事故で、運転手も含む6人が救急搬送されており、そのうち歩行者の40代女性が意識不明の重体でしたが、死亡が確認されました。
97歳の運転手と、衝突された車に乗っていた20代女性、70代女性、80代女性、100歳女性は意識はあるとされていますが、詳しい怪我の程度は判明していません。
参照:97歳運転の車が歩道に突っ込み歩行者はねる、車3台にも衝突 40代女性死亡、5人けが 福島
運転手は97歳?車暴走で歩道へ事故原因は
6人が死傷するといった大事故となっていますが、原因についてはまだ捜査中となって明らかになっていません。
ただ、目撃者などの証言では軽乗用車が歩道に突っ込んで歩行者をはねたあとに、そのまま車3台に衝突したとされています。
車の運転をしていた人物が97歳とかなりの高齢であり、そのような年齢でも問題なく車の運転ができたのか?といった疑問は残ります。
この事故で死亡したのは、福島市八島田に住む調理員の女性、川村ひとみさん(42)で、頭を打つなどしており約2時間後に病院で死亡が確認されています。
また、軽乗用車を運転していた福島市北沢又に住む無職の男、波汐國芳(なみしお くによし)容疑者(97)が過失運転致死の疑いで逮捕されました。
南矢野目の事故現場画像、車大破の様子
署や消防によると、男性の車は女性をはねた後、車道を走っていた車3台に衝突。うち2台に乗っていた20~100歳代の女性計4人も病院に搬送されたそうです。
軽乗用車は歩道に乗り上げた状態で、現場にはフロントガラスの破片が散らばっていたほか、周囲の街路樹もなぎ倒されていました。 pic.twitter.com/lbGKPKpWw1
— 朝日新聞福島総局 (@asahi_fukushima) November 19, 2022
19日午後4時50分ごろ、福島市南矢野目の市道で、男性(97)が運転する軽乗用車が、歩道を歩いていた40代の女性1人をはねました。女性は全身を強く打ち、意識不明の重体。男性も頭部にけがをしました。
福島北署によると、「車が歩道を暴走していた」との目撃談もある。 pic.twitter.com/jD85qMbHZc
— 朝日新聞福島総局 (@asahi_fukushima) November 19, 2022
福島市南矢野目、事故現場はイオン福島店前
この事故がおきた現場は、イオン 福島店前にある交差点付近であったようです。
波汐國芳の顔画像経歴、地元では一部有名な歌人
波汐容疑者は過失運転致死の容疑で逮捕されており、その後に新たな情報が明らかになってきました。

-暴走車の運転手-
名前:波汐 國芳(なみしお くによし)
年齢:97歳
性別:男
職業:無職
住所:福島県福島市北沢又
負傷:不明(比較的軽度と思われる)
罪状:過失運転致死(7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金)
刑事訴訟法では「著しく健康を害するときや生命を保てない恐れがあるとき」や「70歳以上」の場合に、刑の執行を停止できるとの規定があるようで、仮に逮捕されたとしても刑が執行されるかは微妙なところ、、
※過去、池袋事故の飯塚幸三被告(90)も大きな争点に
波汐容疑者の自宅は現場から車で5分程度の距離にある住宅街にあり、古い二階建ての家屋ですが玄関周りや庭は掃除が行き届いていて、近隣住民はここらでは立派な先生として知られていますといった声が出ていました。
すその正体とは、地元紙『福島民友』の歌壇で選者も務めていたた有名な歌人であったようで、普段からよくお弟子さん(70過ぎの高齢の方)が車や自転車に乗って自宅を訪ねていたとしています。
-略歴-
1925年(大正14)生まれで、1947年に短歌結社「潮音」に入社し、2007年に第34回日本歌人クラブ賞を受賞。
2009年に福島県文化功労賞受賞、2017年には福島原発事故などについてまとめた歌集「警鐘」で第32回詩歌文学館賞を受賞。
※歌人活動のかたわら東北電力にも勤務
3~4年前に妻を亡くしてからはずっと一人暮らしであったようで、娘と息子は東京に住んでいてたまに帰ってくるくらい。
ヘルパーさんが週に何度か家に来て、身の回りの世話をしていたとされており、リハビリ専門の方も出入りしていたようです。
参照:福島6人死傷暴走事故 97歳運転手は「著名な独居歌人」だった 近隣住民が見ていた「ヤバい車庫入れ」
亡くなられた川村ひとみさんと負傷者について
-死亡女性-
名前:川村ひとみ
年齢:42歳
性別:女性
職業:調理員
住所:福島県福島市八島田
死因:不明(車衝突時の負傷が原因か)
※衝突された車に乗っていた20代女性、70代女性、80代女性、100歳女性は意識はあり。
参照:97歳運転手の男を逮捕 車が歩道に突っ込み歩行者はねる、車3台にも衝突 6人死傷 福島
超高齢者運転の死亡事故にネットの意見
18歳にならないと免許が取れないのに、どうして能力が著しく低くなる97歳が免許を保持したままでいいのか。免許とは、その能力があることの証明書のはず。上限年齢決めて、それ以降も運転したければ実技も学科も再試験受けるべきだわ。
そろそろ高齢者の免許は没収するべきだと思う。足がないとするなら、小さい車いすみたいな車があると思うのでそれに乗ってもらうのはどうだろう?少なくとも速度が出ないので今回のような大きな事故は減ると思う。
自動車は、免許を18歳まで取得できない年齢があるんだから、これから、超高齢化社会になっていくんだから、反対意見も多いと思うが、免許を返納しなければいけない年齢を法律で作ってもいいと思う。この97歳の方は、世間から叩かれると思うし、この方に子供たちがいたなら、何で運転させたんだって絶対言われるし、同居してたなら、全国ニュースには、名前は、報道さらなくても、近所やその地域くらいには、わかってしまうので、世間の目を気にして最悪引っ越したりしなければならない。こうならないためにも、免許返納の年齢制限は、必要になってくると思う。
事故で死んでしまった40代女性が気の毒でならない。人生まだまだこれからだったはずなのに、無念だと思う。何歳まで運転してもいいかは難しいところだけど、97歳はさすがにダメだと思う。周りの人は止めなかったのだろうか?70歳を過ぎるとどうしても咄嗟の判断力の低下や身体の衰えがみられやすい。個人差はあるものの、75歳ごろには免許証返納した方がいいように思う。まだまだ乗れると思うかもしれないが、事故を起こしてからでは遅いので、少し早めに判断する方がいいように思う。車がないと生活がと思うかもしれないが、なかったらなかったで意外に生活は可能かと思う。田舎の方でも乗合タクシーなどが広がってきている。便利ではないが全く手段がないわけではないので。
政府はもう本腰を入れないといけないのではないでしょうか。免許取得年齢が決まっている以上、免許返納検討年齢を決めて、その上で再び取得試験と同じように技能と筆記試験をした方がいいと思います。人は慣れると気が緩む生き物ですが、こういう規則があれば心理的に気が引き締まった運転をするようになります。未来ある人の命を奪うような運転を減らすことに繋がるのではないでしょうか。
映像を見ると車両の左脇に前部が大破した被疑車両が停止していますので、信号待ちで停止している車両の後方に停止しようとしてブレーキを踏むところ、アクセルを踏み間違えた可能性があります。高齢者の踏み間違い事故が重大事故に繋がってしまうのは、反射的に踏み間違えたことに気付けないままブレーキを踏んでいると思い込んでしまい、パニックになって更に踏み込んでしまうことも原因の一つだと思います。また、高齢者特有の「がに股」も右足がアクセルに近い場所に位置してしまう原因と思います。高齢者の免許返納は難しい課題ですが、家族だけではなく警察署に一緒に行って相談することも有効です。