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三幸製菓荒川工場火災で死亡6人名前誰か判明で画像・映像。家宅捜索!アルバイト従業員に避難訓練なし?火事受けて工場生産停止

2月11日(金)午後11時45分ごろ、新潟県村上市長政にある米菓製造大手「三幸製菓」荒川工場でおきた大規模火災。

火は約11時間半後の2月12日(土)の午前11時10分に鎮火しましたが、建物は全焼する事態に。

この火事で6人が死亡しており、遺体で発見された方の身元や、火事がおきた原因など当時の情報が明らかになってきました。

三幸製菓荒川工場で火事が発生!6人が死傷、、

この火災が判明したのは、2022年2月11日(金)午後11時45分頃で、新潟県村上市長政にある食品製造会社「三幸製菓」の荒川工場から火の手が上がったことが警備会社からの通報で判明。

通報を受けて現場には消防車と救急車合わせて22台以上が出動し消火にあたりましたが、火の勢いが強く鎮火までには約11時間以上が経過しており、工場は全焼。

荒川工場では敷地面積が約7万7800平方mで複数の建物があり、煎餅を焼く工程をはじめ、生地をこねたり乾燥させたりする製造ラインが24時間稼働しており、出火当時は30数人が作業をしていました。

現場でアルバイトとして働いていた方は高齢者の方も多かったようで、清掃員として働いていた女性4人と、従業員として働いていたとみられる男性2人が遺体で発見されています。

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死亡の6人の名前や身元について

死亡した6人のうち4人は、清掃担当のアルバイト従業員の女性で

渡辺芳子さん(71)、伊藤美代子さん(68)、近ハチヱさん(73)、斎藤慶子さん(70)で建物東側の出入り口付近に倒れていたのが発見されています。

その後に連絡がとれなくなっていた男性従業員2人とみられる遺体が、2月12日と14日に発見されていますが、こちらは焼損が激しく完全な身元の確認はとれていませんが、製造工程を担当する20代の男性従業員2人とされています。

 

荒川工場では過去にも8件の火災が発生!関連は?

三幸製菓荒川工場は1982年の操業開始以降、米菓を焼いたり乾燥させたりする過程で生じたかすが燃えるなど、軽微な火災が8件起きていることが明らかになっています。

これを受けて県警と2月15日(火)に業務上過失致死の疑いで三幸製菓本社(新潟市北区)と荒川工場を家宅捜索をしています。

当時、火災発生後に建物内が停電し、閉じた防火シャッター付近でアルバイト女性4人が逃げ遅れて死亡していた状況などを踏まえ、安全管理に問題がなかったか詳しく調べる方針です。

荒川工場では1988年7月~2019年11月、8件の火災が確認されている。部分焼が4件、ぼやが4件で、けが人はいなかったという。

2019年11月の火災は「E棟」で発生。煎餅の乾燥機と焼き窯の上部に堆積(たいせき)した菓子くずがガスバーナーの輻射熱(ふくしゃねつ)で炭化。発火点に達して焼けたことが原因だった。

同消防本部が20年9月に実施した定期立ち入り検査では、自動火災報知設備の感知不作動、誘導灯の作動不良などの不備が見つかった。これを受けて工場側は、補修や取り換えなどをしたとする改修報告書を提出した。

過去の8件は今回火災が起きた「F棟」とは別の建物で発生し、ほとんどが煎餅の生産工程で生地を乾燥させる機械に堆積(たいせき)した菓子くずから発火したとみられる。一方、同消防本部によると、今回の火災を巡っては一部の従業員が「炭化した菓子のかすから出火した」と証言しているという。

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三幸製菓荒川工場火災の映像・画像がヤバイ

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6人が死亡の大惨事、、ネットの声は

応援購入なんてバナーが出てましたけど今はそんな気になれない。消防設備が不満足だったのだろう。過去から相当数の火災を起こしてとうとう死亡事故…雇用場所の少ない地域の貴重な働く場所で求人しても即集まる。だから福利や設備に無頓着だったのではとか考えた。三幸製菓のお菓子は安くて美味しい。だけど現場への投資が少ないから出来た廉価だったのかと思うと本社の人間はちゃんと仕切り直しをしなければならないと思う。

亡くなられた方には心からお悔やみ申し上げます。しかしながら、70歳前後の方が夜勤同然の時間帯に勤務せざるを得ない状況に、また、過去に消防監査にて改善を受けて是正したにも関わらず最悪な事態となった事、今回の事故については三幸製菓社特有の問題だけではないと思います。コスト競争力がなければ商品は売れない、かといって安全性をも無視できない、賃金問題も解決しなければいけない、そして企業として存続しなければいけない、非常に深い根底があるように思います。

スプリンクラーの設置義務が無かったとはいえ、これだけの広さで、火を取り扱っているわけだから付けなきゃダメなんじゃないかな。消防訓練を年に2回やってても、パートさん達は参加してないわけで、これで果たして訓練って言えるのかな?やるんだったら、パートさん達を含む、関係者すべてでやらなきゃせっかく訓練しても意味が無くなるよ。会社側も防火管理者さんも火を扱う工場という認識をしっかり持ってないから、ずさんなやり方になるんじゃない。消防も査察・指導はいいけど、改善報告書が出たから終わりじゃなくて、現地視察位はして欲しいよね。本当に改善されたかどうかを確認しなきゃダメだと思う。

記事からだけの推測でしかないが、これまで何度も火災未遂があり、とうとう大きな事故に繋がったことは間違いないだろう。安全のために必要な対策を講じなかった企業の責任は免れない。利益が少ないから安全が後回しになったのではというコメントがあるが、そうなのか?自分の身内が今回の事故で亡くなったと考えても同じことが言えるのかな。立場の弱い従業員から、人事を全て握っている上層部に意見するのは難しいだろう。安全対策は企業の義務だと企業が認識し、またそれを守らせるのが行政の義務ではないか。正社員でもないパート社員、夜中の作業に立ち会う若い社員。弱い人達に皺寄せが行っていると思う。

そもそも消防に強く言われないと不備を直さないってのがおかしい。警察が見ていないから信号無視するのと一緒。刑法も道路交通法も消防法も指摘されなくても遵守するべき。消防がもっと指導していれば良かったとかそういう問題じゃない。あと訓練がどうとか消防設備がどうとか言ってる人達は自分が働いてる建物のどこに何年製の消火器が置いてあるかわかるのでしょうか?消防訓練はちゃんと参加していますか?訓練の実施義務がなくても自主的にやっていますか??自分の周りでは火事が起きないと思っていませんか?消防や企業の事をあーだこーだ言うのも良いですけど個人の意識も大事ですよ。

防火シャッターの近くには避難の為の扉が有るはずなんですけれどもね…煙に巻かれて分からなかったのかな?もう少しで逃げられたのに残念です。平面面積の広い建物は避難にも消火にも問題がありますね。特に工場の様に様々な機械やパイプ・電線等があると避難方向が分からなくなってしまうでしょう。工場等は縦横に地下ピット等を作って避難経路にしても良いかもしれません。煙は上に行きますから。日常防犯の事を考えるとたくさんの出入り口は作れないでしょうが、中からは容易に開けられて外からは扉を壊せば入れる非常口をところどころに設置しても良いかもしれません。設計段階での避難距離と稼働状態にした時の避難距離には大きな違いが有るでしょうから今後検討が必要ですね。

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