12月20日(日)、広島市が新型コロナウイルスに感染した60代の患者が医師の判断で一度、自宅に戻された後、そのまま自宅で死亡していたことを公表。
現在、この対応について大きく注目されています。
新型コロナの感染が拡大している中、これからどのように対応をするべきか。
もくじ
県立広島病院で入院待機中に陽性患者が死亡
この事態が公表されたのは、12月20日のことですが、実際に死亡が確認されていたのは公表の5日前の15日のこと。
陽性判明のきっかけとして、男性は12月10日(木)に別の感染者の濃厚接触者としてPCR検査を受けたことがわかっています。
その後、12月12日(土)の深夜に陽性と判明。
広島市が12月13日に連絡した時点で既に、発熱や血痰の症状が出ていました。
また、心筋梗塞や糖尿病の既往歴(持病)があり、入院が必要かを確かめてもらうため、14日に県立広島病院で診察を受けましたが、自力で歩けることなどから、医師の判断で一時的に自宅に戻されました。
翌日、15日に入院をするために調整をしていましたが、同日深夜に自宅で死亡し、15日朝に家族が発見しました。
県立広島病院からの説明と当時の経緯
県健康福祉局の木下栄作局長が、今回の件について「結果を重く受け止めている」と伝えていますい。
また、即日の入院を見送った病院の判断については「適切かどうかを答えるのは難しい」と述べ。
男性が亡くなった14日はエックス線やコンピューター断層撮影(CT)などの画像診断をしていなかったが「医師が総合的に判断し、翌日の入院後に行う予定だった」と説明しています。
入院を翌日からとした判断については「あくまで患者の状態で判断したと考える」とし、感染者向けの病床がひっ迫していることの影響を否定し、「必要な人が速やかに入院できる体制はとっている」と強調しています。
死亡が15日で、公表が20日と遅れた理由については、市の阪谷幸春・保健医療担当局長が「遺族への経緯説明などをしていた」としています。
※遺族からは早期の公表を求められていたようです。
今回の件に関し、親族や医師、同状況下にある人のコメント
亡くなった男性の親族らは、診察の在り方について下記のように求めています。
別の病院の医師
会社員女性
陽性判明した知人男性(30代)に診察の順番が回ってこず、保健所から指示がないことを憤ったコメントをしています。
広島市内では自宅療養・入院待機の患者がおよそ500人と急増しており、広島市は一日一度の健康観察の電話を徹底しているとされていますが、実際にはすでに手が回っていない可能性が考えられます。
入院待機中に死亡の男性について
今回死亡した男性については、名前や顔画像などの情報は伏せられているようです。
名前:不明
年齢:60代
性別:男性
職業:不明
住所:広島市
持病:心筋梗塞・糖尿病
医療現場の限界に、個人での対策訴える越え
恐らく広島は既に医療崩壊していて、仮にCTなどで入院の必要性ありと診断出来ても受入れ病院が無いので、
診察した病院側がていよく断って家に帰したってことなのでしょう。
医療崩壊するってことは全国でこういう事態が頻発するということです。
すでに医療崩壊が始まっているのに、未だに持病を数個抱えた義父は
大人数での忘年会をしようとしています。本当に勝手な人間で困っているけれど、
もし義父が感染した場合は自業自得なので病院側も治療拒否してほしい。
広島市は既に医療崩壊している。入院か療養施設入所か自宅療養か、
選別するためのトリアージ待ちが先々週末で600人以上だそうだ。
こういう事態が増えても不思議ではない。
災害医療に近い状況なので、一方的に不満をぶつけてもどうしようもない。
不満をぶつけたくなる気持ちそのものは理解できるが、その一方で、医療者側が置かれている立場への理解と尊重も同時に必要。
後者が欠けたら、周囲からクレイマー扱いされ、結局それは二次被害として患者側に帰ってくるだけ。
亡くなられた方は気の毒だし、遺族がやるせないのはわかるけれど、
疲弊した医療従事者をこれ以上追い詰めないでほしい。
こうならないために、しっかり自衛して、感染しないようにしなくては!
これ以上、医療従事者の負担を大きくしたくない!
持病があったのなら、しっかり感染対策しなきゃ。感染しても、入院して治療すれば治るだろうと、甘くみてる人多すぎ。
未だにただの風邪とか言ってる人いるし。医療現場の逼迫した状況を目の当たりにしたら、
とても医療従事者を責める気にはなれないはずですよ。
訴訟とか言ってる人いるけど、間違ってもそんなバカな事しないでくださいね。