ペットを飼うなら、どんな動物が良いかと聞かれてまず思い浮かぶのは、「犬」と「猫」ではないでしょうか?これは日本だけに限ったことではなく、実は世界においても、ペット=「犬」と「猫」と言われるくらいです。
過去から今現在までの長い時間の中で人間と共存してきた生き物であり、身近な存在であるということがわかりますね。まさにペット=家族の一員、といっても過言ではないくらいに親密な関係です。
そうした家族の一員であるからには誰しも充実した生活をさせたいと思いますよね?
そこで今回は、この家族の一員である「犬」のベットの作り方について調べてみました。
もくじ
そもそも犬にベッドは必要なの?
まず、疑問に思うこととして、犬にもベッドが必要なの?と思うかもしれませんが、このベッドというのは家の外にある犬小屋に入れるものではなく、室内用に置くベッドのことを指します。
これは、近年一戸建ての住宅よりもマンションタイプなどに居住をする人が増えているため、大きな専用の犬小屋を室内に設置するといったことができない点から必要とされるものです。
大切な愛犬も飼い主と一緒にいたいと思っていると思いますが、自分がゆっくりとリラックスして休める空間があるということは重要ですよね。
ちなみに、もともと犬は、土を堀り穴を作って暮らしていたとされていて、そのためか、犬は狭く暗い場所を好む傾向にあります。
犬を飼った事がある方ならば、お分かりになるかもしれませんが、犬は眠くなると暗い隅っこに移動して丸くなって眠っているのを見かけませんか?
犬も人間との暮らしに適応してきているといっても、まだ本来の野生の感覚が残っているため、本能的に眠るために必要な環境を作ろうとします。
そうした環境を家の中でも疑似的に作れるようにするために、必要になったのがペット用の「ベッド」です。
犬専用ベッドについて
ベッドと言ってももちろん人間が寝るようなベッドや、赤ちゃんが寝るようなゲージで囲まれたものではなくて、一般的にペット用のベッドとは寝転ぶことができる部分、つまり「マットレス」の部分を指しています。
イメージで簡単に伝えるとすれば、ソファーを連想してもらえるとわかりやすいと思います。
▼イメージ参考
犬用のベッドといっても実は色々な種類があります。
通常のマットレスだけのソファータイプのものから、機能性が良いものになれば、顎を載せてリラックスできるように四方が盛り上がっていて、角ばってる箱状のベッドもあって、こういった箱状のベッドのことを「カドラー」と呼びます。
ちなみにカドラーの意味は抱きかかえるという意味で、その名が示す通り、中に入った際にベッドに包まれて抱きかかえられたような状態で眠れることからこの名前が付きました。
犬用のベッドは、マットレスタイプとカドラータイプだけではなくあともう1種類あって、それは何かというと、ドーム型のベッド。
これは簡単にいうとかまくらを想像して頂くのがわかりやすいですね。
細かく言うともっと増えますが、基本的にはこれら3種類のベッドから選択をしていくことになります。
犬に合ったベッドを選択しよう
では、犬を飼った際にペットショップなどでどのようなベッドを購入すればよいのか?はっきりいうと犬のタイプや種類、好みによるといえます。
犬といっても、いろいろ犬種がいて、大きさやその習性の違いなど様々、これは人間にも言えることで、柔らかいベッドが好きな人もいれば、硬いベッドが好きな人もいますよね?ですので、犬のタイプにあわせたベッドを用意してあげるのが重要です。
そこで、それぞれのベッドのタイプについてあげていきたいと思います。
マットレスタイプのベッド
そもそも、このマットレスタイプのベッドを利用する場合は、単体で使用するよりもゲージ(檻)と併用して使う事が前提となっています。
これはなぜか?というと、本来犬は穴を掘って暮らしていたため、自分の周囲を何かに囲まれた環境を好みます。
そのため、マットレスのみであれば周りが囲まれていないため落ち着いて眠ることもできないため、檻と一緒に併用することで落ち着いた空間を作ってあげることが重要となります。
カドラータイプのベッド
カドラータイプは四方の壁に顎をのせる事もできるので、犬も落ち着いて眠る事ができます。
ただし、このタイプのベッドを購入する際の注意点としては、犬の大きさそのままのサイズで購入しないという事です。
どういう事かというと、犬は寝るときに丸まって眠るといった子が多いため、丸まって眠る体勢に合うようなカドラーを選んであげるとよいです。
ドームタイプのベッド
ドームタイプということもあり、上下左右をしっかりと覆われているため、 光を遮断する事もできており、犬が本来住んでいた穴の中を彷彿させる形になるので、もっとも落ち着きやすい形だと言われており、安心して眠れるようです。
ただし、注意する事があるとすれば、穴を想像してしまうことで、中に入ってから更に穴を掘ったり、破ったりする可能性があります。
犬用ベッドの価格相場は?
やはり、この部分は気になる方も多いと思います。
価格帯でいうと、マットレス < カドラー < ドーム型 というように、右へいく順に価格が高くなる傾向にあります。
それぞれの相場としては、2,000円~5,000円といったものが相場ですが、なかには1万円以上というような高級ベッドも存在します。
これらの価格の違いとしては、素材がオーガニックで作られていたり、装飾や大きさ、などなど価格はいくらでも高いものはあるのが現状ですね。
購入する場所に関しても、ペットショップはもとより、楽天やアマゾンなどのネットショッピングでも気軽に購入することができるようになっているので、利便性はかなり上がっていますね。
ただ、ネットショッピングの場合は、実際に見て購入ができないため、大きさや硬さなど好みに合わせた微調整が必要になってきますので注意が必要です。
犬用ベッドは自分で作れる
犬用のベッドの種類と特徴についていくつか伝えましたが一番どの形で犬にとって落ち着くかといった点と、飼い主にとっても使いやすいものであるか?といった総合点でいうと「カドラータイプ」が一番です。
犬にとって顎がおきやすいといった形で壁もある事で、リラックスできる環境が整っており、価格にしてもそれほど高価なものではないためです。
ドーム型は確かに犬にとっても一番落ち着く環境であることは確かなのですが、どうしても穴の中にマーキングをしたり穴を掘って破ったりと汚れや破損が起こってしまうため、買い替えをすることも頻繁になるため、負担が増えるのがネックです。
ただ、どのタイプにも言えることではありますが、犬もどんどん成長していきますので、それに伴ってサイズの大きなものを購入していく必要はあります。
これど、成長に合わせて購入していると費用が嵩むのも現実。
そこで、毎回買い換えるというのも勿体ないということで犬用のベッドを自作で作る、DIYが流行っています。
これであれば、素材から費用を抑えることもでき、また形や大きさなども自由に選べますので、愛犬に合ったものを作成できるからです。
今回、自作ベッドの作り方も紹介していこうと思いますが、こちらは犬にも飼い主にも最適なカドラータイプの作り方を紹介していこうと思います。
犬用ベッドの作り方:実践編
▼その1.
クッションもしくは座布団を5枚ほど用意します。
※100円均一にいくと、四方形のクッションが売っています。
※愛犬の大きさによっては5枚では足りないので足りない分はプラスして購入します。
▼その2.
カドラーの底面になる1枚を中心に、側面になる四方に4枚を配置します。
▼その3.
側面の4枚を半分に折ります。
▼その4.
半分に折った状態で、縫い合わせます。糸と針を使って自身で縫うのも良いですし、ミシンがある方はミシンを使うとより早く丈夫なものができます。
※この半分に折った部分は側面部となるため、側面に厚みができるので、犬が顎をのせても耐えれる作りになります。
▼その5.
底面になるクッションと四方の側面を縫い合わせていきます。
▼その6.
四方の側面同士を縫い合わせていき壁を作ります。
▼その7.
カドラーの完成。
といったよう、費用をかける事なく、また犬のサイズにあったベッドを自作で作る事も全く難しくありませんので是非お試しください。
※大型犬の場合は上記の方法だと結構大変になるので下記の方法などよいかもしれません。
最後に
いかがでしたでしょうか?
大切な家族の一員である愛犬のために、少しでも過ごしやすい環境を作ってあげたいですね。