温泉旅館「びわこ緑水亭」の男性料理長が長年にわたってパワハラを行っていたとして、料理長と旅館の運営会社に対して、慰謝料など約2700万円の損害賠償を求めた訴訟の、第1回口頭弁論が11月9日に行われ注目を集めています。
今では社会問題とまでなっている「パワハラ」、この旅館ではどのようなことが行われていたのか。


もくじ
びわこ緑水亭の料理長がパワハラ?
このパワハラが訴訟問題として表ざたになったのは、2020年8月31日のこと。
温泉旅館「びわこ緑水亭」の男性料理長から長期間パワハラを受けたとして、従業員の20~40代の男性4人が、旅館の運営会社「緑水亭」と料理長に対して、慰謝料など計約3000万円の損害賠償を求める訴えを京都地裁に起こしたもの。
※金額に誤差あり。
この訴訟の第1回口頭弁論が2020年11月9日に、京都地裁(裁判官:光吉恵子)で開廷されました。
原告らは従業員の20~40代の男性4人、被告は旅館の運営会社「緑水亭」と料理長。
※被告=犯罪者といったものではなく、何かしら訴えられた場合に訴えた方が原告、訴えられた方が被告となる。
パワハラ料理長の行いとされている行動は何?
今回のパワハラ訴訟で訴えられている料理長、原告側の主張としては、2002年ごろから調理場の従業員らに殴る蹴るの暴行が加えられ、原告の1人は包丁の峰で強く殴られ一時意識不明になったほか、2020年6月には牛刀で腕に怪我をさせられたとしています。
また、原告らが食材を落とすなどの何かしらのミスをした際に「罰金」として1回当たり500円を徴収し、今までに少なくとも計約180万円を支払わせたとしています。
パワハラを受けた期間は4年~17年半と長期に渡り、あほ、ばか」などの暴言も日常的にあったとされています。
原告は「パワハラのない職場で働き続けることができるように提訴した」とコメントしています。
これに対して、被告側は請求の棄却を求めています。
びわこ緑水亭とはどこにある?
名前に「びわこ」と入っている通り、びわこ緑水亭は琵琶湖のほとりにある温泉旅館です。
旅館とはなっていますが、外観は多くの人がイメージする「旅館」とは違いホテルのようになっているようです。
びわこ緑水亭
〒520-0101 滋賀県大津市雄琴6-1-9
また、楽天トラベルなどでの口コミ評価も高いようです。
びわこ緑水亭のパワハラ料理長に判決、従業員に損害賠償
大津市雄琴の温泉旅館「びわこ緑水亭」の男性料理長から長年執拗なパワハラを受けたとして、元従業員4人が慰謝料など計約2700万円の損害賠償を旅館側に求めた訴訟判決。
京都地裁(光吉恵子裁判官)が2022年10月19日(水)に一部の行為をパワハラと認め、旅館と料理長に計約86万円の支払いを命じました。
光吉裁判官は次のようにと料理長のパワハラを認定し、旅館の使用者責任を認めました。
料理長が従業員の一人を「さる」というあだ名で呼び続けたことも「受忍できる範囲を超えた行為」としたが、時効で請求権がないとしています。
びわこ緑水亭は取材に「判決の内容は真摯(しんし)に受け止め、今後適切に対応していく」とコメントしています。
びわこ緑水亭、料理長の名前は誰?「稲生 皓之」氏?
楽天トラベルにて料理長として名前が出ているのは、「稲生 皓之」氏ですが、こちらが訴訟を受けた人物であるかは確認ができていません。
名前:稲生 皓之
職業:料理長
年齢など詳しい情報については記載がないため不明です。
今回の訴状の内容が事実であった場合、暴行・傷害、恐喝・強要といった刑法にも抵触する可能性があり、運営自体にも大きな影響が出る可能性が考えられます。
パワハラ訴訟にネットの声は?
何をやらかしたかわからんが、罰金という文言での金品搾取は労基法にも刑法にも憲法にも違反しているのでアウト!
1年続いたなら、技量不足なら退職させているのが普通なのでパワハラ以上のことがあったのだろう。
この板長は若い頃に同じようにされて来たんだろうな。
しかし、それがいまどき通用すると思ってるのが恥ずかしいし、それを軌道修正できない経営者も時代遅れ。
自分がされたから、自分が上に立った時に同じことを下の人間にするっていうのが上に立つ器ではないね。
自分がされたから、尚更自分が上に立った時にはしないのが上に立った人間でしょ。
1回のミスで500円月に1万円って相当ミスを連発してると思うのだけど、
それなら罰金に効果ないことに気がついて何か他の対策をとるべきなのが上司の役割じゃないでしょうか。
罰金の行方はどこ行ったの?せしめていた人も、損害賠償しないと。
使用責任で旅館も悪いが、本当に苦しむのはそれをして利益を得ていた人でしょ。
罰金ではなくミスをしない事による賞与にした方がいい様な気もする。
ミスをしないで仕事をし続ける事が当たり前だと思うなよと感じる職種もあると思う。
当たり前の事を当たり前にし続ける事は意外と難しい。

